彩雲とは、以下の意味がある。
ここでは2について説明する。
艦上偵察機 彩雲 (C6N1)
第二次世界大戦中に高速偵察の必要性を感じ、日本海軍が中島飛行機・日本飛行機に作らせた艦上偵察機。
開発記号がC6N。アメリカ軍のコードネームは「MYRT」である。
正式採用された1944年には戦局悪化から艦上偵察機ではなく陸上偵察機として使われる事となったが、日本海軍機中最高速度かつ航続距離も単発艦上機としては最も優れていたので偵察・索敵に活躍した。
彩雲の性能を世に知らしめた有名電文として「我に追いつく敵機無し」(我に追いつくグラマン無しという説もあり)という言葉の通り、戦後アメリカでテストされた実用日本軍機の中では694.5km/hと最高速度を記録している。
生産数は398機で、終戦まで残存したのが173機である。
現存する機は1機のみで、現在はアメリカの国立航空宇宙博物館の別施設に保存してあるとされる。
派生型
- 夜間戦闘機 彩雲 ⋯ 少数がB29迎撃用としてに斜めに五式30mm固定機銃を装備した夜間戦闘機型に改修された
- 試製 彩雲改(開発コードC6T) ⋯ 高高度性能の向上の為に日立製排気タービンを装着した試作機。初飛行の1カ月後に終戦となり開発中止となった。正式採用されていれば彩雲一二型の名前が付けられる予定であった。
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関連項目
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