概要
遊戯王における「忍者」は非常に雑多なカテゴリで、シリーズカードのように明確に繋がりを持つカードから特にシナジーのないカードも存在する。
アニメにて
名前に忍者と入ったモンスターのカテゴリー。原作・アニメ「遊☆戯☆王」では速攻の黒い忍者がDDDというカードではなくダイスを使ったゲームで活躍している。また、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の80話において、アニメオリジナルキャラのマグナムというデュエリストが「忍者コマンダー」を中心としたオリジナル忍者デッキを使用した。一応アニメ版「遊☆戯☆王」に速攻の黒い忍者以外の忍者関連カードを使用するキャラが一名いたが、御伽以上の空気と化している。
アニメ「遊☆戯☆王ゼアル」の16話において、闇川というデュエリストが「機甲忍者」というシリーズを使用している。
アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」では、忍者関連カードの使い手がランサーズのメンバーとして登場。
OCGにて
第1期から登場する古株のテーマである、しかしカテゴリーとして認められたのは最初に現れた青い忍者から4年後の、風魔手裏剣が登場してから。
これ以降新規の「忍者」モンスターが登場しなかったのは第2期と第6期のみであり、「忍者」として、環境にまで上り詰めることはなかったものの、かなり長期間に渡って水面下で、定期的に強化を受け続けるカテゴリであった。また、TCG先行カードでいち早く登場していることも少なからずともあった。
闘い方はかなりトリッキー。攻守は全体的に低く下級に1900打点は居らず、戦士族ゆえか上級にも高い攻撃力は望めない。しかし他種族に変化する罠など、忍者らしく変則的な効果が多い。
過去には「忍者マスター HANZO」「成金忍者」の効果により素早く星4を揃えて、星4エクシーズを召喚。また「忍法 超変化の術」で相手を除去しつつ「エヴォルカイザー・ラギア」や他の優秀なドラゴンの召喚につなげるデッキがときおり大会で活躍しており、忘れた頃に地雷カードとして猛威を振るう「ダーク・シムルグ」との組み合わせも侮れなかった。
第11期において「忍者」がついに、一つのデッキとして形を成し、大会で結果を出し始めるようになり、テーマの動きが「裏側守備表示にする効果」を利用して簡易的なロックを行い、フリーチェーン融合召喚や除去札を利用したコントロールテーマとなった。
また、「スプライト・エルフ」を利用して、毎ターン「忍法」のコスト確保できるのも強力である。「若い忍者」を利用することで更に裏側守備を増やすことが出来る。
また、このタイプの「忍者」は「月の書」との相性も抜群。
カード説明
第1期
青い(ブルー)忍者/Armed Ninja
効果モンスター/星1/地属性/戦士族/攻 300/守 300
リバース:フィールド上に存在する魔法カード1枚を選択して破壊する。 選択したカードがセットされている場合、 そのカードをめくって確認し、魔法カードなら破壊する。 罠カードの場合は元に戻す。
リバース効果が発動するのは大抵は相手モンスターに攻撃された時であり、低い攻守では生存できない。使いきりのカードと考えてよい。
リバースなら魔法・罠が破壊できる「ワーム・アポカリプス」やモンスター破壊もできる「ライトロード・ハンター ライコウ」が存在する。しかし戦士で忍者である事は利点。
第3期
赤い(レッド)忍者/Crimson Ninja
効果モンスター/星1/地属性/戦士族/攻 300/守 300
リバース:フィールド上に存在する罠カード1枚を選択して破壊する。 選択したカードがセットされている場合、 そのカードをめくって確認し、罠カードなら破壊する。 魔法カードの場合は元に戻す。
青い忍者の罠破壊版。実に四年ぶりに登場したが、魔法・罠で除去して高攻撃力で攻撃する事が重要な当時の環境では低ステータスは使用されない。現環境でも青い忍者同様、すぐれた効果を持つ上位互換が存在する。
速攻の黒い(ブラック)忍者/Strike Ninja
効果モンスター/星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1200
自分の墓地の闇属性モンスター2体をゲームから除外する事で、 このターンのエンドフェイズまでこのカードをゲームから除外する事ができる。
この効果は相手ターンにも使用する事ができる。 この効果は1ターンに1度しか使用できない。
攻撃名は「お命、頂戴」、回避能力名は「隠れ身の術」、帰還能力名は「笑止」。
相手のカードを回避する能力を持つ、攻撃力もそこそこ。だが1700はもの足りない上に、墓地のモンスター二枚はコストとして結構、重い。原作・アニメにおいては、カードゲーム以外で登場した。
風魔手裏剣/Fuhma Shuriken
装備魔法
「忍者」という名のついたモンスターのみ装備可能。 装備モンスターは攻撃力が700ポイントアップする。
このカードがフィールド上から墓地に送られた時、 相手ライフに700ポイントダメージを与える。
忍者専用装備魔法。攻撃力上昇とバーン効果を持つ。最初に登場した忍者用カードだが、ここまで登場した忍者では攻撃力が低いため使いにくい。しかし「大逆転クイズ」を用いた地雷デッキでは、フィニッシャーとして重宝されることもある。
女忍者ヤエ/Lady Ninja Yae
効果モンスター/星3/風属性/戦士族/攻1100/守 200
手札から風属性モンスター1体を墓地に捨てる。 相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
モンスターを相手フィールド限定「ハリケーン」にする効果を持つ。
効果は面白いが攻撃力が頼りない。デッキのモンスターを風属性中心にしないと効果が使いにくい。
風属性の下級忍者はこれを除けば下記の「忍者義賊ゴエゴエ」「覆面忍者エビス」「機甲忍者エアー」。
忍法 変化の術/Ninjitsu Art of Transformation
永続罠
自分フィールド上に表側表示で存在する 「忍者」という名のついたモンスター1体を生け贄に捧げて発動する。
選択したカードのレベル+3以下の 獣族・鳥獣族・昆虫族のいずれかのモンスター1体を 手札またはデッキから自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
忍者デッキを作るための軸の一つ。忍者をリリースして高レベルの獣・鳥獣・昆虫を場に出す。
これによってなにを呼び出すかが重要になる。ただこれを入れると戦士統一にならず、高レベルのモンスターを入れると手札事故を起こしやすくなる。
第4期
●2004年5月27日発売”SOUL OF THE DUELIST”
忍者マスター SASUKE/Ninja Grandmaster Sasuke
効果モンスター/星4/光属性/戦士族/攻1800/守1000
このカードが表側守備表示のモンスターを攻撃した場合、 ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。
攻撃した表側守備表示のモンスターを破壊する効果を持つ。
この効果で様々な壁を破壊できる。下級としては攻撃力も高く属性・種族も恵まれているため、発売された当時は採用率が高かった。今の環境では効果が微妙で採用率は低い。
忍法 空蝉の術/Ninjitsu Art of Decoy
永続罠
自分フィールド上の「忍者」という名のついたモンスター1体を選択して発動する。
このカードがフィールド上に存在する限り、 選択したモンスターは戦闘によっては破壊されない。(ダメージ計算は適用する)
●2005年2月24日発売”THE LOST MILLENNIUM”
白い(ホワイト)忍者/White Ninja
効果モンスター/星4/光属性/戦士族/攻1500/守 800
リバース:フィールド上の守備表示モンスター1体を破壊する。
リバースで守備モンスターを破壊する。赤や青よりは攻撃力が高いが、全体的に見ればもの足りない。効果も、もっと使える除去がある。使うとすれば忍者である事を生かしたい。
第5期
●2007年2月15日発売”FORCE OF THE BREAKER”
忍者義賊ゴエゴエ/Goe Goe the Gallant Ninja
効果モンスター/星4/風属性/戦士族/攻1500/守1000
相手の手札が5枚以上の場合、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 相手の手札をランダムに2枚捨てる。
戦闘ダメージを与えた時に相手の手札が多いとき、ランダムに二枚捨てさせる。
この効果を確実に使用するには、相手の手札が多い状況を作らなければならない。しかし多く引かせれば本末転倒である。
第7期
カラクリ忍者 参参九/Karakuri Ninja mdl 339 "Sazank"
効果モンスター/星3/地属性/機械族/攻1200/守1200
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、 このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードがリバースした時、フィールド上に表側表示で存在するモンスター 1体を選択して墓地へ送る。
また、このカードがリバースしたターン、 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
カラクリ忍者 九壱九/Karakuri Ninja mdl 919 “Kuick”
効果モンスター/星4/地属性/機械族/攻1700/守1500
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、 このカードの表示形式を変更する。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、 自分の墓地に存在するレベル4以下の「カラクリ」と名のついた モンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚する。
カラクリ忍者 七七四九/Karakuri Ninja mdl 7749 “Nanashick”
効果モンスター/星5/地属性/機械族/攻2200/守1800
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、 このカードの表示形式を変更する。
このカードが召喚に成功した時、 自分フィールド上に表側守備表示で存在する「カラクリ」と名のついたモンスターの数だけ、 自分のデッキからカードをドローする事ができる。
上から、
2010年7月17日発売”STARSTRIKE BLAST”。2010年11月13日発売”STORM OF RAGNAROK”。2011年2月11日発売”EXTREME VICTORY”。
カラクリ特有のデメリットである攻撃強制・表示形式変更をもつ。下の二枚はカラクリに関する効果であり、さらに他の忍者と違い機械族。
詳しくはカラクリ(遊戯王)で。
●2011年7月16日発売”PHOTON SHOCKWAVE”
渋い(シルバー)忍者/Senior Silver Ninja
効果モンスター/星6/地属性/戦士族/攻2300/守2200
このカードがリバースした時、 自分の手札・墓地から「渋い忍者」以外の「忍者」と名のついた モンスターを任意の数だけ裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。
「渋い忍者」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
上級忍者。能力も場を忍者で埋め尽くすという強力なもの。
突如、登場した優れた効果のある忍者。「渋い」を「シルバー」と読ませる変わった呼び方だが、これは「いぶし銀」と「渋い」をかけているのだろう。
●2011年11月19日発売”ORDER OF CHAOS”
機甲忍者フレイム/Flame Armor Ninja
効果モンスター/星4/炎属性/戦士族/攻1700/守1000
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、 自分フィールド上の「忍者」と名のついた モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターのレベルを1つ上げる。
機甲忍者エアー/Air Armor Ninja
効果モンスター/星4/風属性/戦士族/攻1400/守1400
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、 自分フィールド上の「忍者」と名のついた モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターのレベルを1つ下げる。
機甲忍者アクア/Aqua Armor Ninja
効果モンスター/星4/水属性/戦士族/攻 800/守1600
相手モンスターの直接攻撃宣言時、 自分の墓地にこのカード以外の 「忍者」と名のついたモンスターが存在する場合、 墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
攻撃モンスター1体の攻撃を無効にする。
機甲忍者。劣化した「ネクロ・ガードナー」。忍者としては使える。
機甲忍者アース/Earth Amor Ninja
効果モンスター/星5/地属性/戦士族/攻1600/守1200
相手フィールド上にモンスターが存在し、 自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、 このカードは手札から特殊召喚できる。
機甲忍者。「サイバー・ドラゴン」のように特殊召喚が可能だが、攻守が下級であり戦闘に使えない。
忍者マスター HANZO/Ninja Grandmaster Hanzo
効果モンスター/星4/闇属性/戦士族/攻1800/守1000
このカードが召喚に成功した時、 デッキから「忍法」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが反転召喚・特殊召喚に成功した時、 デッキから「忍者マスター HANZO」以外の 「忍者」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
召喚方法により、「忍法」もしくは「忍者」をサーチする効果を持つ。
攻撃力も下級アタッカークラスであり、忍者デッキでは必須カード。
覆面忍者ヱビス/Masked Ninja Ebisu
効果モンスター/星4/風属性/戦士族/攻1200/守1800
1ターンに1度、自分フィールド上に「覆面忍者ヱビス」以外の 「忍者」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。
自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスターの数だけ、 相手の魔法・罠カードを持ち主の手札に戻す。
この効果を発動したターン、 自分フィールド上の「忍者義賊ゴエゴエ」は相手プレイヤーに直接攻撃できる。
忍者の数だけ魔法・罠を戻す効果と、「忍者義賊ゴエゴエ」に直接攻撃を与える効果を持つ。
これの効果でカードを手札に戻して、ゴエゴエでそれを捨てさせられる。魔法・罠より忍者が多いと効果が使えない点に注意。
成金(ゴールド)忍者/Upstart Golden Ninja
効果モンスター/星4/光属性/戦士族/攻 500/守1800
1ターンに1度、手札から罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキからレベル4以下の「忍者」と名のついた モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
罠をコストに下級忍者をサーチ出来る。星4エクシーズを狙いやすい。
機甲忍者ブレード・ハート/Blade Armor Ninja
エクシーズ・効果モンスター/ランク4/風属性/戦士族/攻2200/守1000
戦士族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、 自分フィールド上の「忍者」と名のついた モンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
攻撃名は「電磁抜刀 カスミ斬り」。エクシーズモンスター。素材を取り除く事で対象の忍者に二回攻撃を与える。
素材が戦士族に限定されている。「忍者」が他に居なくても本体が二回攻撃を行えられ、状況では十分にフィニッシャーの役割を担える。
(ブレード=刃)+(ハート=心)=忍。
No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー/Number 12: Crimson Shadow Armor Ninja
エクシーズ・効果モンスター/ランク5/地属性/戦士族/攻2400/守1700
レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。 このターン、自分フィールド上の「忍者」と名のついた モンスターは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
詳しくは「No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー」の記事へ。
機甲忍法ゴールド・コンバージョン
通常魔法
自分フィールド上に「忍法」と名のついたカードが存在する場合に発動できる。
自分フィールド上の「忍法」と名のついたカードを全て破壊する。
その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
「忍法」を全て破壊した後、カードを二枚ドローする。
破壊可能な「忍法」は今の所は永続罠だけであり、永続罠を破壊して二枚ドローの「マジック・プランター」がすでに存在する。こちらは上記のHANZOの効果でサーチできる利点でなんとか差別化できていたが、海外にて「Ninjitsu Art Notebook」という間接サーチカードが登場(2017年9月来日)し、さらに扱いやすくなった。
機甲忍法フリーズ・ロック/Armor Ninjitsu Art of Freezing
永続罠
自分フィールド上に「忍者」と名のついたモンスターが存在する場合、 セットされたこのカードを相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。
また、自分フィールド上にこのカードと 「忍者」と名のついたモンスターが存在する限り、 相手フィールド上の全てのモンスターは表示形式を変更できない。
忍法。忍者がいるときにバトルフェイズを終了させる、さらに場に残って相手の表示形式を固定させる。
機甲忍法ラスト・ミスト/Armor Ninjitsu Art of Rust Mist
永続罠
自分フィールド上に「忍者」と名のついたモンスターが存在し、 相手フィールド上にモンスターが特殊召喚された時、 その特殊召喚したモンスターの攻撃力を半分にする。
忍法。忍者がいるときに相手の特殊召喚されたモンスターの攻撃力が半分になる。
効果モンスターの効果には無力だが、戦闘では有利になる。
忍法 超変化の術/Ninjitsu Art of Super-Transformation
永続罠
自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスター1体と 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地へ送り、そのレベルの合計以下の ドラゴン族・恐竜族・海竜族モンスター1体を 自分のデッキから自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、 そのモンスターをゲームから除外する。
自分の忍者と相手のモンスターを墓地に送る事でデッキからモンスターを特殊召喚できる罠。獣族・鳥獣族・昆虫族を特殊召喚できる変化の術とは変わっている。
相手モンスターの除去に使える。しかしレベル合計が相手に依存しているため、高レベルが狙い辛く、エクシーズ・リンクモンスターを除去出来ないなど、問題もある。
「超融合」を意識したと思われる。
第8期
●2012年10月13日発売”EXTRA PACK 2012”
白竜の忍者/White Dragon Ninja
効果モンスター/星7/光属性/ドラゴン族/攻2700/守1200
このカードを特殊召喚する場合、 「忍法」と名のついたカードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、 自分フィールド上の魔法・罠カードはカードの効果では破壊されない。
ドラゴン族。忍法でしか特殊召喚できない縛り、自身の魔法・罠に破壊耐性を持たせる効果を持つ。女性。
唯一の最上級忍者。「忍法 超変化の術」と「忍法 分身の術」でしか特殊召喚出来ない、さらに分身はコストの忍者のレベルを上げなければ、これを選べない。忍者デッキより、どちらかというと「進撃の帝王」といった、永続魔法などを多用するタイプのアドバンス召喚デッキなどと相性がいいカード。
忍法 分身の術/Ninjitsu Art of Duplication
永続罠
自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
レベルの合計がリリースしたモンスターのレベル以下になるように デッキから「忍者」と名のついたモンスターを 任意の数だけ表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを全て破壊する。
忍者をコストに、忍者を特殊召喚する永続罠。コストにしたレベル以下の合計分まで、特殊召喚できる。
星8忍者をコストに忍者を大量展開出来る。ここで「宙の忍者-鳥帷」や「蟲の忍者-蜜」を含めて展開すると相手ターンの妨害になる。
●2013年5月18日発売”EXTRA PACK -SWORD OF KNIGHTS-”
青竜の忍者/Blue Dragon Ninja
効果モンスター/星5/水属性/海竜族/攻2100/守1200
1ターンに1度、手札から「忍者」と名のついたモンスター1体と 「忍法」と名のついたカード1枚を捨て、 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
海竜族。手札の忍者と忍法をコストに、相手モンスターを無力化する。
相手ターンでも可能とはいえ、コスト二枚は重たい。
赤竜の忍者/Red Dragon Ninja
効果モンスター/星6/炎属性/鳥獣族/攻2400/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、 自分の墓地の「忍者」または「忍法」と名のついたカード1枚をゲームから除外し、 相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを確認し、持ち主のデッキの一番上または一番下に戻す。
この効果の発動に対して相手は選択されたカードを発動できない。
「赤竜の忍者」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
鳥獣族。場に出た時に墓地の忍者か忍法をコストに相手セットカードをデッキに戻す。この効果に選択されたカードを発動できない。
わりと強力な効果だが、超変化の術で特殊召喚できない種族なのが欠点。
忍法 影縫いの術/Ninjitsu Art of Shadow Sealing
永続罠
自分フィールド上の「忍者」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
相手フィールド上のモンスター1体を選択してゲームから除外する。 そのモンスターがゲームから除外されている限り、 そのモンスターカードゾーンは使用できない。
このカードがフィールド上から離れた時、 この効果で除外したモンスターを同じ表示形式で元のモンスターカードゾーンに戻す。
忍者をコストに相手モンスターを除外し、モンスターゾーンを封印する効果。これが場を離れるとモンスターを戻す。
こちらは二枚消費しているのに、相手は一枚も損しない可能性がある。
しかし、新マスタールール移行後に、EXモンスターゾーンのモンスターに対して使った場合、フィールドに戻れなくなり、EXモンスターゾーンを封殺出来るという利点が出来た。
第9期
●2015年10月17日発売"ブレイカーズ・オブ・シャドウ"
黄昏の忍者-シンゲツ/Twilight Ninja Shingetsu
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1500/守 100
「黄昏の忍者-シンゲツ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の「忍者」モンスターを攻撃対象にできず、効果の対象にもできない。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「黄昏の忍者-シンゲツ」以外の「忍者」モンスター1体を手札に加える。
「忍者」に対象耐性を与え、攻撃から守る効果を持ち、破壊されると「忍者」のサーチになる。
ただし、条件の問題でこのカードをサーチ用として優先する意義は薄め。
黄昏の中忍-ニチリン/Twilight Ninja Nichirin, the Chunin
効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2300/守1000
このカードはルール上「忍者」カードとしても扱う。
(1):1ターンに1度、手札から「忍者」モンスター1体を捨て、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
●このターン、自分フィールドの「忍者」モンスター及び
「忍法」カードは戦闘・効果では破壊されない。
●自分フィールドの「忍者」モンスター1体を選び、
その攻撃力をターン終了時まで1000アップする。
「忍者」、「忍法」に耐性を与え、攻撃力の上昇効果を持つ。
使うのであれば、上級モンスターである上に打開能力に欠けるため、「忍法」を駆使したいところ。
黄昏の忍者将軍-ゲツガ/Twilight Ninja Getsuga, the Shogun
効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2000/守3000
このカードは「忍者」モンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
「黄昏の忍者将軍-ゲツガ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドに攻撃表示で存在する場合、
「黄昏の忍者将軍-ゲツガ」以外の自分の墓地の「忍者」モンスター2体を対象として発動できる。
このカードを守備表示にし、対象のモンスターを特殊召喚する。
アドバンス召喚のリリース緩和が入っており、比較的場には出やすく、墓地の「忍者」の蘇生で再展開する役割を持てるか。
黒竜の忍者/Black Dragon Ninja
効果モンスター
星7/闇属性/獣族/攻2800/守1600
このカードは「忍者」モンスターまたは「忍法」カードの効果でしか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「忍者」モンスター1体と「忍法」カード1枚を墓地へ送り、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。
このカードの効果で除外されているモンスターを可能な限り
元々の持ち主のフィールドに特殊召喚する。
最上級モンスターでありながら、特殊召喚手段が限定されて重いものの、出す手段そのものは多い。
フリーチェーンの除外が可能ではあるが、コストが重めな上にフィールドから離れた場合に帰還してしまう。なるべくエクシーズ素材として運用にしたいところ。
超重忍者サルト-B/Superheavy Samurai Ninja Sarutobi
シンクロ・効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2000/守2800
機械族チューナー+チューナー以外の「超重武者」モンスター1体以上
このカードはルール上「超重武者」カードとしても扱う。
(1):このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。
その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。
(2):1ターンに1度、自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、相手に500ダメージを与える。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「忍者」モンスターにはなるが、シンクロ素材に「超重武者」指定の上、「忍法」である魔法罠が墓地にないことを条件としている効果のため、「忍者」での使用は不可能に近い。
超重忍者シノビ-A・C/Superheavy Samurai Stealth Ninja
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻1200/守2800
機械族チューナー+チューナー以外の機械族モンスター1体以上
このカードはルール上「超重武者」カードとしても扱う。
(1):このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。
その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。
(2):自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合に発動できる。
このカードの元々の守備力はターン終了時まで半分になり、
このターンこのカードは直接攻撃できる。
(3):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、
次のスタンバイフェイズに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
素材が機械族指定になっているものの、基本的にこのカードの(1)、(3)効果は「忍法」が墓地にあっても使用できるため、「カラクリ忍者」の方では採用出来るかもしれない。
第10期
●2017年5月13日発売"COLLECTORS PACK 2017"
黄昏の忍者-ジョウゲン/Twilight Ninja Jogen
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/戦士族/攻2000/守1000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分の「忍者」モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
【モンスター効果】
(1):手札の「忍法」カード1枚を相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
P効果は貫通効果付与のため、OCGの環境での使い道は現状薄めだが、ダメージソースとなり得る。
モンスター効果は「忍法」を見せて特殊召喚が出来、「忍法」が多めの構築だった場合に展開札にすることも不可能ではない。特性上、墓地に行けないため、その点が他の「忍者」とやや噛み合いが悪いか。
黄昏の忍者-カゲン/Twilght Ninja Kagen
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/戦士族/攻 0/守2000
【Pスケール:青10/赤10】
(1):自分は「忍者」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):1ターンに1度、自分の「忍者」モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
そのモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで1000アップする。
【モンスター効果】
(1):このカードをリリースし、自分フィールドの「忍者」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで800アップする。
P効果で「忍者」しかP召喚出来ない制限が付くが、現状の「忍者」ではそこまで重い制約ではない。
自身に展開効果がなく、かつP効果もモンスター効果も打点解決に使う内容のため、効果自体は使いどころが厳しい。
●2019年9月14日発売"EXTRA PACK 2019"
黄色い(イエロー)忍者/Yellow Ninja
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1900/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・リバースした場合に発動できる。
手札からレベル4以下の「忍者」モンスター1体を表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「忍者」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
手札から「忍者」を展開出来るカードだが、現在の「忍者」の場合、蘇生カードとなる「スプライト・エルフ」や打点解決になる高リンクのモンスター等が出しづらくなるのはとても痛い。
基本的には「宙の忍者-鳥帷」や、「蟲の忍者-蜜」の効果を優先し、それでも足りなければこちらを運用するというのも手だろう。
黄竜の忍者/Yellow Dragon Ninja
効果モンスター
星8/風属性/恐竜族/攻3000/守1500
このカードは「忍者」モンスターまたは「忍法」カードの効果でしか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「忍者」モンスター1体と「忍法」カード1枚を墓地へ送り、
フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「黒竜の忍者」と同様の召喚制限を持つ。
フリーチェーンの魔法罠除去になるが、コストが重たいが、現状の「忍者」では最高攻撃力である。
忍者マスター SAIZO/Ninja Grandmaster Saizo
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/戦士族/攻2000
【リンクマーカー:左下/右下】
「忍者」モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのリンク先にモンスターが存在する限り、
このカードは攻撃対象にならず、相手の効果の対象にもならない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「忍法」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
このカードをリンク召喚することで、「忍者マスター HANZO」以外の「忍法」サーチ手段になり、併用すると2枚サーチになる。
リンク先にモンスターを置いて、耐性を持たせるのも特に損はしない効果。
隠れ里-忍法修練の地/Hidden Village of Ninjitsu Arts
フィールド魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「忍者」モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された場合、
自分の墓地の、「忍者」モンスター1体または「忍法」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果の発動ができない。
(2):自分フィールドの、「忍者」モンスターまたは「忍法」カードが戦闘または相手の効果で破壊される場合、
代わりに自分の墓地の「忍者」モンスター1体を除外できる。
墓地からの「忍者」・「忍法」のサルベージ、「忍者」の耐性付与となる効果を持つ。
サルベージ効果の制限は「忍法」であればあまり痛手にならない。
効果自体は優秀なものの、初動に絡まないため、採用枚数は慎重に検討したい。
忍法 妖変化の術/Ninjitsu Art of Mirage-Transformation
永続罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「忍者」モンスター1体をリリースし、
相手の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのカードが表側表示で存在する間、
「忍者」モンスターとしても扱う。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは墓地へ送られる。
相手の墓地からの蘇生で、デュエルを有利に出来るかどうかが相手依存になる。
一応「忍者」モンスターには出来るため、コストとしての使用は可能。
第11期
●2021年7月17日発売"BURST OF DESTINY"
ペンギン忍者/Penguin Ninja
リバース・効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1400/守 700
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、
相手フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
(2):自分フィールドの「ペンギン」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
基本的には「ペンギン」のカードで、魔法罠バウンスする。
リバースモンスターのため若干の「忍者」とのシナジーがある。
●2022年3月19日発売"デッキビルドパック タクティカル・マスターズ"
ヴァリアンツの忍者-南月/Nazuki the Vaylants Ninja
ペンデュラム・効果モンスター
星6/水属性/魔法使い族/攻1800/守1800
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「VV-真羅万象」が存在する場合、
または自分フィールドに水属性の「ヴァリアンツ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの位置を、その隣のモンスターゾーンに移動する。
(2):モンスターゾーンのこのカードが他のモンスターゾーンに移動した場合、
自分の魔法&罠ゾーンの「ヴァリアンツ」モンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードをその正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
基本的には「ヴァリアンツ」のカード。
魔法使い族の「忍者」はこのカードが初で、現状唯一である。
「マジシャンズ・ソウルズ」で墓地へ送り、「黄昏の忍者将軍-ゲツガ」で蘇生したりと言った芸当も出来る。
●2022年6月11日発売"ANIMATION CHRONICLE 2022"
No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート/Nunber 2: Ninja Shadow Mosquito
エクシーズ・効果モンスター
ランク2/風属性/昆虫族/攻 0/守 0
レベル2モンスター×2体以上
(1):このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
(2):攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならない。
(3):お互いのモンスターの攻撃宣言時、以下から1つを選択して発動できる。
●このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのモンスター1体に幻覚カウンターを1つ置く。
幻覚カウンターが置かれたモンスターの効果は無効化される。
●幻覚カウンターが置かれているモンスター1体を選び、その攻撃力分のダメージを相手に与える。
このカード自身は特に「忍者」との関連はないが、ランク2のエクシーズモンスターのため、「若い忍者」と「蟲の忍者ー蜜」を素材に出来、若干シナジーがある。
幻覚カウンターを使った効果が特徴で、バトルフェイズのやり取りで付与できる。効果無効とバーンダメージを仕込むことが出来る。【忍者】で使う場合、「蚊学忍法・軍蚊マーチ」の効果を使った後にバーンダメージ与えるか、「戒の忍者ー冥禪」と合わせてダメージを取りにいく等が考えられる。
蚊学忍法・軍蚊マーチ/Ninjitsu Art of Mosquito Marching
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からレベル4以下の昆虫族モンスターを2体まで特殊召喚する(2体を特殊召喚する場合は同じレベルでなければならない)。
(2):自分フィールドに「No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート」が存在する場合、
墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの昆虫族モンスターの数まで、
相手フィールドの表側表示モンスターを対象として発動できる。
そのモンスターに幻覚カウンターを1つ置く。
幻覚カウンターが置かれたモンスターの効果は無効化される。
基本的には「忍者」・「忍法」との関連はなく、「昆虫族」のカードだが、シャドー・モスキートのサポートとして使える。(2)効果の使い道は上記の通り。
(1)効果は【忍者】の純構築で使う場合は、「蟲の忍者ー蜜」と「増殖するG」しか候補にいないため腐りやすく、このカードに依存した構築はおすすめしない。
宙の忍者-鳥帷/Tobari the Sky Ninja
効果モンスター
星1/地属性/鳥獣族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
手札から「忍者」モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードは特殊召喚・リバースしたターンには戦闘・効果では破壊されない。
(3):相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから、「忍者」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(1)効果を利用して、「忍者マスター HANZO」を特殊召喚して、「獣の忍者-獏」をサーチすることで、2体の忍者を展開出来る。
(2)効果は出したターン限定ではあるものの、耐性自体は優秀。
(3)効果はフリーチェーンで融合モンスターの「忍者」を出せることが特徴。
蟲の忍者-蜜/Mitsu the Insect Ninja
効果モンスター
星2/水属性/昆虫族/攻 200/守2100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「忍者」カードまたは裏側守備表示モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):相手がモンスターの効果を発動した時、自分フィールドの裏側守備表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示にし、このカードを裏側守備表示にする。
対象のモンスターが「蟲の忍者-蜜」以外の「忍者」モンスターだった場合、
さらにその相手の発動した効果を無効にする。
手札から自身を展開出来る「忍者」で条件も手軽で、(2)効果も相手のモンスター効果に反応して無効にした上で「忍者」を表に出来るため優秀。
レベル2であるため、「スプライト・エルフ」の素材かつ蘇生効果に対応しているため、展開の仕方によっては手っ取り早く準備出来る。
獣の忍者-獏/Baku the Beast Ninja
効果モンスター
星3/風属性/獣族/攻1500/守 600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがドロー以外の方法で手札に加わった場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚・リバースした場合、
自分の墓地及び自分の魔法&罠ゾーンの表側表示のカードの中から、
「獣の忍者-獏」以外の「忍者」カードまたは「忍法」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
「忍者マスター HANZO」、「黄昏の忍者-シンゲツ」、「忍法装具 鉄土竜」のサーチ効果からこのカードの特殊召喚に繋がる。
また、「忍者」・「忍法」のサルベージ・バウンスになるカードであり、発動条件もかなり手軽。また、フィールドから戻す場合はペンデュラムモンスターの「忍者」も対象に出来る。
銃の忍者-火光/Kagero the Cannon Ninja
効果モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1600/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚・リバースした場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「銃の忍者-火光」以外の「忍者」モンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドの、「忍者」カード1枚のみ
または裏側守備表示モンスター1体のみを対象とする相手の効果が発動した時に発動できる。
このカードを裏側守備表示で特殊召喚し、その対象となったカードを持ち主の手札に戻す。
手札・墓地から「忍者」を「裏側守備表示」で展開する効果で、エクシーズ素材やリンク素材等には適さないが、融合モンスターの特殊召喚には繋ぎやすい。
また、墓地効果では「無限泡影」等の対象無効や単体除去を受けた場合の回避手段になる。
戒の忍者-冥禪/Meizen the Battle Ninja
融合・効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2500/守1500
種族が異なる「忍者」モンスター×2
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
●自分フィールドの上記カードをリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「忍者」モンスターは直接攻撃できる。
(2):自分フィールドに裏側守備表示モンスターが存在する限り、このカードは攻撃対象にならない。
(3):相手が効果を発動した時に発動できる。
デッキから「忍者」モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
種族が異なる「忍者」を条件としているが、現在ではシナジーを持つ戦士族以外の「忍者」が増えたため、かなり手軽に出せる。直接攻撃が「忍者」全体付与なのは優秀で、自身も対象。
相手が効果を使った場合に、「忍者」リクルート出来る効果で、表側と裏側を選べるのは長所で、「蟲の忍者ー蜜」のコストを確保したり、「重の忍者ー磁翁」の特殊召喚を行ったりできる。
また、裏側守備モンスターへの攻撃を強要出来、リバース効果の発動という圧をかけられる。
異譚の忍法帖/Ninjitst Art Notebook of Mystery
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドにカードが存在する場合に発動できる。
「異譚の忍法帖」以外の「忍法」魔法・罠カード及び「忍者」モンスターをそれぞれ1枚まで、
自分のデッキ・墓地から選んで自分フィールドにセットする(デッキ・墓地からそれぞれ1枚までしかセットできない)。
(2):セットされたこのカードが墓地へ送られた場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
相手フィールドにカードが存在することをトリガーとしているため、先行1ターン目では難しいが、速攻魔法であるため、相手ターンで準備が可能。
デッキ・墓地から1枚ずつセットする効果で、2枚の「忍者」・「忍法」を調達できるため発動さえできれば強い。
忍法装具 鉄土竜/Ninjitsu Art Tool - Iron Digger
装備魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備モンスターの攻撃力は500アップし、「忍者」モンスターとしても扱う。
(2):自分の墓地から「忍者」モンスター1体を除外し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
除外されている自分の「忍者」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加えるか裏側守備表示で特殊召喚する。
自分相手にも装備出来て、墓地の「忍者」を除外で破壊が出来る。「重の忍者-磁翁」で裏側にしたモンスターを破壊出来れば効率的。
(3)効果で「獣の忍者-獏」を帰還させて特殊召喚出来れば、このカードの再利用に繋がる。
「戒の忍者ー冥禪」が場に出ている時に、高打点のモンスターを「忍者」に変えることで実質の直接攻撃付与になる。
忍法 落葉舞/Ninjitsu Art of Dancing Leaves
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分・相手フィールドの「忍者」モンスターまたは裏側守備表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターをリリースし、デッキから「忍者」モンスター1体を特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは墓地へ送られる。
(2):このカードが表側表示で存在する場合、
自分の魔法&罠ゾーンの「忍法」永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
「忍者」や裏側守備を任意の「忍者」に変換出来、相手ターンに「忍者」を展開出来るカードである。
このカードで「重の忍者-磁翁」や「黄昏の忍者将軍-ゲツガ」等の高レベル忍者をリクルートして、「忍法 分身の術」を使うことで「忍者」の展開の自由度を上げることが出来る。
また、バウンス効果も自身も対象に出来るため、(1)のリクルート効果も再利用できる。
現行「忍者」の主力「忍法」。
●2022年7月21日発売"Vジャンプ 2022年9月号付録"
若い(グリーン)忍者/Green Ninja
効果モンスター
星2/風属性/戦士族/攻 600/守 600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが表側表示で特殊召喚された場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを裏側守備表示にする。
(2):このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を表側攻撃表示または裏側守備表示にする。
(1)の特殊召喚効果は、「忍法 落葉舞」で「忍者」を呼び、それをトリガーにして裏側守備表示にすることが出来、「重の忍者-磁翁」やリバースモンスターである色忍者との相性が良い。
(2)効果は手札コストやリンク召喚・融合召喚で簡単にトリガーになる。更にこのカードはレベル2であるため「スプライト・エルフ」の素材かつ蘇生効果に対応する。
●2022年10月15日発売"PHOTON HYPERNOVA"
重の忍者-磁翁/Jio the Gravity Ninja
効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻2300/守2900
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚・リバースした場合、
フィールドの表側表示モンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
この効果で裏側守備表示になった相手フィールドのモンスターは表示形式を変更できない。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに表側表示で存在する状態で、
フィールドのモンスターがリバースした場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
相手モンスターに裏側守備表示を強要出来、他のモンスターのリバースをトリガーに除去が行える。
自分で特殊召喚する手段を持たないものの、「忍法 落葉舞」から特殊召喚することで、任意のタイミングで妨害出来る。そのまま、「忍法 分身の術」を使うことで自分のターンに回った時の返す手段や更なる妨害手段を整えることが出来る。
冑の忍者-櫓丸/Yaguramaru the Armor Ninja
融合・効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2000/守2000
種族が異なる「忍者」モンスター×2
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
●自分フィールドの上記カードをリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚・リバースした場合、
自分の手札・墓地及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
このカード以外の「忍者」カードまたは「忍法」カード1枚を除外し、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
このカード名のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
「戒の忍者-冥禪」と同じ条件で特殊召喚出来る融合モンスター。
特殊召喚・リバース時に除去が行えるため、フリーチェーン融合の出来る、「宙の忍者-鳥帷」との相性がとてもいい。この後は特に効果を持たないため、何かのコストやリンク素材等に使っても良い。
天地晦冥/Tenchi Kaimei
フィールド魔法
このカード名はルール上「忍法」カードとしても扱う。
(1):自分の「忍者」モンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):フィールドゾーンの表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れ、
墓地へ送られた場合または除外された場合、
自分の墓地の「忍者」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
異譚シリーズの忍者のフィールド魔法で「忍法」である。
「戒の忍者-冥禪」とのシナジーが考えられる効果で、直接攻撃した後に除去を行え、相手によって除去された場合に「忍者」の大量蘇生が出来る。
しかし、このカードは「隠れ里-忍法修練の地」以上にアドバンテージに繋がりにくく、能動的に蘇生効果が使えない点や、除去自体は他に手段が多い等、このカードを採用しづらい点がいくつか挙げられる。
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