忍者戦士飛影とは、日本テレビで1985年~1986年に放送されていたスタジオぴえろ制作のアニメである。
概要
あらすじ
火星に住む地球人のジョウ・マヤ、レニー・アイ、マイク・コイルらは、火星に不時着した宇宙船エルシャンクでラドリオ星の姫、ロミナ・ラドリオと出会う。ロミナはザ・ブーム軍の侵略を受けた母星を救うために、伝説の戦士「忍者」を探しに地球へ行くのだと言う。
エルシャンクを追って火星へ来たザ・ブーム軍と命懸けで戦うジョウ達であったが、ロミナ以外のラドリオ星人、特に指揮官イルボラとその副官ガメランは地球人を見下しており、全く信用しようとはしなかった。だが、次々にザ・ブーム軍を撃退するジョウ達はロミナの信頼を得ていた。そんなジョウに嫉妬したイルボラは、敵の策略もありザ・ブーム軍に寝返ってしまう。
敵はザ・ブームだけではない。圧政で火星を支配しているハザード長官も、ザ・ブーム軍の力を利用して地球を支配しようと企んでいるのである。彼は火星長官であることを利用した地球政府への情報工作とザ・ブームの軍事力の両面で、エルシャンクを苦しめる。
果たしてジョウ達は無事に伝説の忍者を見つけ、ラドリオ星を救うことが出来るだろうか。
登場人物
- ジョウ・マヤ(CV:井上和彦)
- レニー・アイ(CV:日高のり子)
- マイク・コイル(CV:菊池正美)
- ロミナ・ラドリオ(CV:島本須美)
- イルボラ・サロ(CV:堀内賢雄)
- ハザード・パシャ(CV:青野武)
登場メカ
- 飛影(とびかげ) - ジョウ達がピンチになると、どこからともなく現れる謎の忍者型ロボット。分身や変わり身などの忍術のような技を使うほか、以下に紹介する『黒獅子』『鳳雷鷹』『爆竜』の3体のロボットいずれかと合体し、ザ・ブーム軍をいとも容易く蹴散らしていく。物語中盤からはジョウが搭乗するが、乗り込むと言うよりはジョウが飛影に取り込まれ融合しているかのように描写される。全長4m弱と小柄である。
- 黒獅子(くろじし) - 陸戦に強いロボットで、ジョウが搭乗する。ジョウが飛影に乗るようになってからは、ダミアンが搭乗。主にガトリング砲での射撃で戦う。飛影と合体してライオン型の『獣魔』に変形する。
- 鳳雷鷹(ほうらいおう) - 空中戦が出来るロボットで、レニーが搭乗する。主に柄の両端に両刃の付いた二本の剣で戦う。これは合体させて十字手裏剣としても使える。飛影と合体して鷹型の『空魔』に変形する。
- 爆竜(ばくりゅう) - 水中戦を得意とするロボットで、マイクが搭乗する。飛影と合体する際には『海魔』に変形する。飛影との合体回数が飛び抜けて少なく、第6話と第26話の2回のみである。
- 零影(ぜろかげ) - 飛影に手を焼いたザ・ブーム軍が繰り出してきたもう一体の忍者型ロボット。非常に強力で当初は飛影をも圧倒した。ジョウが乗り込むようになった飛影と互角の能力を持っている。エル・シャンクを裏切ったイルボラが搭乗し、ジョウやロミナを苦しめる。
- エルシャンク - ロミナが乗ってきた折り鶴のような形をした宇宙船。
テーマソング
オープニングテーマ:『LOVEサバイバー』
唄:HIT BOY 作詞:青木久美子 作曲・編曲:小田裕一郎
エンディングテーマ:『一世紀めのエンジェル』
唄:HIT BOY 作詞:青木久美子 作曲・編曲:小田裕一郎
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関連項目
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