快速マリンライナーとは、
概要
- 1988年4月10日の瀬戸大橋線(岡山~茶屋町は宇野線、茶屋町~宇多津は本四備讃線、宇多津~高松は予讃線)の開業に合わせて運行開始。
- 停車駅は次の通りである。
岡山-(大元)-(備前西市)-<妹尾>-<早島>-茶屋町-(植松)-(木見)-(上の町)-児島-坂出-(鴨川)
-(国分)--(端岡)-(鬼無)-高松
()は一部の列車が停車。<>は半数程度の列車が停車。
尚、この2つの駅のどちらかには必ず停車し、下り列車に関しては15時以降全ての列車が妹尾に停車する。 - 岡山~高松間は最短52分、停車駅が多い列車でも64~70分で結んでいる。なお停車駅が多い列車は基本的に本四備讃線開業以前に運転されていた通過駅ありの普通列車を源流としているため、各駅停車の普通列車が運転されない早朝・深夜時間帯を中心に運転されている。
- 開業時から2003年9月まではJR西日本所属の213系を使用していた。
- しかし、普通鋼製のグリーン車は海上の海風による塩害を受け故障が多発し、またステンレス製で塩害によるダメージの少ない普通車も1M2Tという電動車が少ない編成で加速力が低い上、2扉車であるが故に乗降に時間がかかるため、遅延が多発していた。
- さらに、全ての車両がJR西日本所属であることからJR四国は車両使用料を支払わなくてはならなかったことなどがネックとなり、2003年9月、JR西日本の223系2000番台を元に開発されたJR西日本所属の223系5000番台とJR四国所属の5000系に世代交代した。
- 天候不順により瀬戸大橋を通過できない場合は宇野駅発着となり、フェリーに代行輸送となるか児島駅発着となる。宇野駅発着の場合は茶屋町駅~宇野駅を各駅に停車するか、通過するかのどちらかである。
- なお、2012年3月17日からはJR西日本が提供するe5489のチケットレス特急券の適用列車となる(マリンライナーは快速であるが、サービス名称は京阪神エリアで定着している為変更はない)。
岡山~児島間の混雑
快速マリンライナーは、JR西日本、JR四国両社のドル箱列車であり、乗車率は首都圏並みの200%となる場合がある。この主な原因は、岡山~茶屋町間の複線化工事が進んでいない(複線化の許可が県から下りない)ため、列車の増便ができないことが挙げられる。混雑があまりにも酷いので、ダイヤ改正で、児島7:40発の岡山行き普通電車がマリンライナーに置き換えられた。そのため、置き換えられたマリンライナー10号は、岡山県内での停車駅数が最多となっている。(児島、上の町、木見、植松、茶屋町、早島、妹尾、備前西市、大元、岡山) しかし、備前西市駅の有効長が6両分しかないため、マリンライナー10号は5両編成(グリーン席+指定席1両、自由席4両)で、混雑していることに変わりは無い。
混雑の他の原因として挙げられることは、瀬戸大橋線沿線は、岡山駅へのアクセスがよく(児島駅~岡山駅間はマリンライナーで最速21分)、岡山市のベッドタウンとなっていることと、児島駅周辺に県立鷲羽高校、上の町駅付近に県立翔南高校、市立倉敷短期大学が立地しており、通学路線として機能していることがある。
また、ダイヤが乱れた場合には、普段は運用につかない国鉄115系列車が配置されることがあり、その場合にはグリーン席、指定席なしの2両編成で運行され、ラッシュ時には積み残しが発生することもある。
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