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性格とは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズにおいてポケモンの各個体ごとに割り振られているステータスの一つである。
攻撃×0.9 | 防御×0.9 | 特攻×0.9 | 特防×0.9 | 素早×0.9 | |
---|---|---|---|---|---|
攻撃×1.1 | - | さみしがり | いじっぱり | やんちゃ | ゆうかん |
防御×1.1 | ずぶとい | - | わんぱく | のうてんき | のんき |
特攻×1.1 | ひかえめ | おっとり | - | うっかりや | れいせい |
特防×1.1 | おだやか | おとなしい | しんちょう | - | なまいき |
素早×1.1 | おくびょう | せっかち | ようき | むじゃき | - |
補正無し | がんばりや | すなお | てれや | きまぐれ | まじめ |
概要
第三世代『ポケットモンスタールビー・サファイア』で特性などと共に登場した新システムの一つ。
性格は、性別・特性・個体値と同じく先天的なもので、野生の場合は出現した瞬間、タマゴの場合は発見された瞬間、もしくは受け取った瞬間に決定され、以降その個体の性格が変更されることはない。
性格は能力の伸びに大きく係わっている。性格によって伸びやすい能力と伸びにくい能力が決まっており、切っても良い能力を捨て特化したい能力が伸びやすい性格を選ぶことが個体厳選の上で最優先事項となってくる。例えば物理攻撃力特化の完全物理アタッカーにしたい場合、特攻ステータスはそのポケモンにとって実質「死にステータス」と化すので、特攻ステータスが伸びにくく攻撃ステータスが伸びやすい「いじっぱり」が選ばれることが多い。んんwwようきはありえないwwwww
性格は、ポケモンのステータス画面(つよさをみる)で確認することができる。また、能力画面の「こうげき」や「ぼうぎょ」などの文字の色を見ることで、性格によってどの能力に補正がかかっているかを判別することができる。(文字が赤くなっている能力が上昇補正付き能力、文字が青くなっている能力が下降補正付き能力)
パッケージを飾るような伝説ポケモンをはじめとする厳ついポケモンの性格が、いざ捕まえてみたら「おくびょう」だったり「のんき」だったりということも普通に起こり得る。その程度の見た目とのギャップならまだしも、特性が「びびり」で性格が「ゆうかん」だったり、特性が「なまけ」で性格が「がんばりや」だったりという矛盾だらけの個体が産まれる可能性もある。
性格一覧
性格は全25種類。初登場の『ルビー・サファイア』から現在まで一切変更はない。
うち「がんばりや」「すなお」「てれや」「きまぐれ」「まじめ」の5種類はどの能力にも補正がかからない性格。
こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 型の一例 | |
---|---|---|---|---|---|---|
さみしがり | ▲ | ▼ | ■ 両刀アタッカー(物理技重視) | |||
いじっぱり | ▲ | ▼ | ■ 物理アタッカー(火力重視) | |||
やんちゃ | ▲ | ▼ | ■ 両刀アタッカー(物理技重視) | |||
ゆうかん | ▲ | ▼ | ■ 物理アタッカー(最遅) | |||
ずぶとい | ▼ | ▲ | ■ 物理受け(特殊技搭載) | |||
わんぱく | ▲ | ▼ | ■ 物理受け(物理技搭載) | |||
のうてんき | ▲ | ▼ | ■ 物理受け(両刀) | |||
のんき | ▲ | ▼ | ■ 物理受け(最遅) | |||
ひかえめ | ▼ | ▲ | ■ 特殊アタッカー(火力重視) | |||
おっとり | ▼ | ▲ | ■ 両刀アタッカー(特殊技重視) | |||
うっかりや | ▲ | ▼ | ■ 両刀アタッカー(特殊技重視) | |||
れいせい | ▲ | ▼ | ■ 特殊アタッカー(最遅) | |||
おだやか | ▼ | ▲ | ■ 特殊受け(特殊技搭載) | |||
おとなしい | ▼ | ▲ | ■ 特殊受け(両刀) | |||
しんちょう | ▼ | ▲ | ■ 特殊受け(物理技搭載) | |||
なまいき | ▲ | ▼ | ■ 特殊受け(最遅) | |||
おくびょう | ▼ | ▲ | ■ 特殊アタッカー(速さ重視) | |||
せっかち | ▼ | ▲ | ■ 両刀アタッカー(速さ重視) | |||
ようき | ▼ | ▲ | ■ 物理アタッカー(速さ重視) | |||
むじゃき | ▼ | ▲ | ■ 両刀アタッカー(速さ重視) | |||
がんばりや | - | |||||
すなお | - | |||||
てれや | - | |||||
きまぐれ | - | |||||
まじめ | - |
▲ | : 伸びやすい能力 | (補正1.1倍) |
▼ | : 伸びにくい能力 | (補正0.9倍) |
何かのステータスを捨ててでも別のステータスを伸ばした方がメリットが大きいため、「がんばりや」や「まじめ」などの無補正性格5種に関しては、対戦では基本的に使われない。また、「のうてんき(防御▲特防▼)」「おとなしい(特防▲防御▼)」に関してもかなり影が薄い。
性格厳選
前述したように性格は個体厳選・育成するに当たって重要なステータスであるので、対戦用に育成する際は狙った性格を出す必要がある。性格の厳選方法を以下に挙げる。
特性「シンクロ」
特性「シンクロ」は、戦闘中相手の攻撃により状態異常になった際に攻撃した相手にも同じ状態異常をうつす特性であるが、フィールド上でこの特性を持つポケモンを先頭にしていると、そのポケモンと同じ性格を持つ野生ポケモンが50%の確率で出現するようになるという効果もある。(『ポケットモンスターエメラルド』以降)
ケーシィ系列、ネイティ系列、ラルトス系列、ムンナ系列、リグレー系列、及びエーフィとブラッキー、ミュウが所持。
タマゴによる増殖か野生乱獲によって集めるのが基本。
HGSSではケーシィがコガネシティのゲームコーナーの景品として比較的楽に手に入る(1匹4000円分)。
タマゴによる増殖であればムンナが最も早く孵るので楽(平均的なポケモンの約半分の歩数)。
持ち物「かわらずのいし」
タマゴを産ませる際、親に「かわらずのいし」を持たせて育て屋に預けると、その親の性格の子供が産まれやすくなる。(『ポケットモンスターエメラルド』以降)
以下のようにバージョンによって効果が若干異なっている。基本的に、世代が進むごとに厳選しやすくなっている。
- エメラルド・ダイヤモンド・パール・プラチナでは母親側に持たせた場合でしか遺伝されず、また、子供に性格が遺伝する確率は50%。
- ハートゴールド・ソウルシルバー・ブラック・ホワイトではどちらの親に持たせても遺伝するようになった。遺伝する確率は50%のまま。
- ブラック2・ホワイト2ではどちらの親に持たせても遺伝する上、遺伝する確率がついに100%になった。
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関連項目
- ポケモン
- ポケモンの関連項目一覧
- 種族値 / 努力値 / 個体値
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