怪獣王ゴジラとは、河本ひろしによる漫画である。ストーリー構成は安井尚志。
概要
デラックスボンボンに連載された。映画作品のコミカライズではなくストーリーは漫画オリジナルのもので、悪の科学者が作り出した怪獣とゴジラとの戦いを描く。
本作に登場する怪獣はふきだしで喋る。人語を話すわけではなく、
ゴガウッ!!(このやろ~っ!!)
といったように、鳴き声や咆哮のあとに括弧内に翻訳が付される形になっている。
作者が河本ひろしなだけあって、女性キャラクターの胸は大きめである。
主要登場人物
- 神子日出雄
「怪獣博士」「ゴジラ博士」と呼ばれることもあるゴジラ大好き少年。その知恵でGチームに協力し、果てはマシーンGにまで乗り込むことになった。 - 神子陽介
日出雄の兄で、安全保障室直属のGチームの一員。階級は一佐。ストーリー終盤で乗機を撃墜されたが、ぴんぴんしていた。それまでにも車でタンクに突っ込む寸前に脱出したりヘリでゴジラに突っ込む寸前に脱出したりしていたので脱出はお手の物なのだろう。 - リンダ=ミラー博士
国連科学委員会からGチームにやってきた科学者。登場した回で早くも民間人の少年の知恵頼りだったりする。もちろん巨乳。 - マッド鬼山
怪獣を改造、コントロールして悪事を働くマッドサイエンティスト。作り出した怪獣はことごとくゴジラに倒される。25世紀から子孫が来ているが、こんな奴に妻子がいるのだろうか。
登場怪獣
- ゴジラ
怪獣王。自分で「オレは負けない なぜならオレは…無敵の怪獣王だからだ!!」とか言っちゃうくらいの怪獣王っぷり。本作のゴジラは自ら街や人間を襲うことはなく、マッド鬼山の操る怪獣を倒し結果的に人類を護ることになっているが、「どこかで…戦いのにおいがする…」という台詞から察するに単に喧嘩が好きなだけなのかもしれない。 - シーバラゴン
マッド鬼山の改造によって海中での活動に適応したバラゴン。ドリルのような角とセイウチのような牙を持つ。 - ネオ・ビオランテ
植獣形態のみの登場。触手の檻でゴジラの動きを封じた。体に繋がったパイプでエネルギーを補給しており、これを断たれるとパワーダウンしてしまう。 - メガロ
ネオ・ビオランテと共にゴジラを襲った。残酷な性格で邪魔になったネオ・ビオランテを殺獣レーザーで殺してしまう。 - メカゴジラⅢ
ブラックホール第三惑星人の作ったメカゴジラの電子頭脳をマッド鬼山が見つけ、それを元に再生された。『ゴジラ対メカゴジラ』の時と同様にゴジラに偽装して現れた。 - メカニコング
メカゴジラⅢと共にゴジラと戦った。頭部に人質のホログラフィーを映し出すことでGチームに手出しをさせないようにした。オリジナルの怪獣を除けば本作で唯一のゴジラ映画以外から登場した怪獣。 - うすぎたねえやき鳥ラドン
「生体爆撃機(バイオボンバー)」とも呼ばれ、足に持った爆弾で油田地帯やタンカーを爆撃するという人間に操られた怪獣ならではの暴れ方をしている。 - アンギラス
アンキロサウルスの化石がタイムワープ光線で復活し、更に怪獣進化促進剤を投与されることによってアンギラスとなった。手足を引っ込めて回転体当たりを繰り出す。アンキロサウルス時にはゴジラザウルスとも戦っている。 - キングギドラ三世
「宇宙怪獣」と呼ばれているがデザインは『VSキングギドラ』に登場したものに近い。翼を振動させることによって姿を消すことができる。 - エビラ
マッド鬼山によって昆虫の羽根を植え付けられ、高速で飛行することができるようになった。その目的は体内に仕込まれた液体窒素でゴジラを氷付けにすることだった。 - ネオ・ガイガン
ワイヤーに繋がれた鎌を射出して敵を捕えるチェーンハンドとナパーム弾が腕に装備されている。頭部にはマッド鬼山が乗り込み操縦している。 - クローンゴジラ
マッド鬼山が作り出したゴジラのクローン。他の怪獣のボディーパーツを移植されキングゴジラとなる。 - キングゴジラ
ゴジラの頭と体、キングギドラの首と足、バトラの翼、更に腹部にはビオランテの頭を持つゴジラ版タイラントのような合体怪獣。マッド鬼山の脳が移植されており、彼の意のままに動く。 - マシーンG(ゴジラ)
Gチームと国連科学委員会によって作られたメカゴジラならぬロボットゴジラ。日出雄、陽介、リンダが乗り込んでキングゴジラに立ち向かった。両腕にメーサービーム砲が装備されている。
ストリートファイターGODZILLA
2巻の巻末に収録されているおまけ漫画。本編には出なかったヘドラとモスラが登場している。コスモスも巨乳。
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関連項目
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