悪銭身につかず(あくせん み-)とは、ことわざである。
概要
盗み・賭け事などで得た金銭は、むだに使われてすぐになくなってしまう。
汗水たらして働き、得たお金は、そのありがたみが分かっているので、そう簡単に無駄遣いをしたりしない。しかし、ギャンブルなどで得たお金や、盗んだお金は、ありがたみがない。
楽して、または不正な手段で儲けようなどと思うことを戒めたことわざである。
真面目に働いて銀行に振り込まれたお金は、無駄遣いなどせず家賃の支払いに使う。光熱費の支払いに使う。食費に使う。電話代。インターネット代。ガソリン代。タイヤ減ってるから交換しなきゃ。生命保険と自動車保険。パソコンぶっ壊れた買い換えなきゃ。いぼ痔の手術。姪にお駄賃せびられた。Microsoft 365の年会費。ニコニコのプレミアム料金。ヨーヨーの新作出た早く買わなきゃ売り切れる。来月アイマスのライブだ。デレステのガシャ課金しなきゃ。
そういえば、振り込まれる前に各種税金と年金と健康保険が引かれてるんだっけ。職場の互助会費も引かれてるし役に立たない労働組合費もあるし上司のお説教聞かされるだけの社員旅行の積立金も引かれてる…
…良銭も身につかないね! お金は好きに使えばいいんじゃないかな!
なお、盗むなど違法な手段で手に入れた文字通りの「悪銭」は、ナンバーから足がつくのでおいそれと使ってはいけない。きちんと資金洗浄してからにしよう。
類似のことわざ
英語ではEasy come, easy go.が充てられることが多いが、直訳すれば「簡単に手に入ったお金は簡単に出ていく」という意味なので、「盗みなどの『悪い』お金」というニュアンスは含まない。例えば、おばあちゃんのお駄賃などもeasy comeである。また、「銭」に限らずもらったものは何でも含む。
更に、「どうせ簡単にもらったものなのだから、もともとないものと思い、思い切って使ってしまおう」というポジティブな意味合いも含むことがある。
英語ではIll got, ill spent.ということわざもあり、こちらのほうが日本語の意味に近い。
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関連項目
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