無敵概要を読んで平気でいられるわけがねぇッ!ハッハーーッ!!
「るろうに剣心」に登場した武闘家で、敵キャラの1人。
出演作品によって容姿や性格は異なるが、ドレッドヘアーやバンダナ、そして脳筋の馬鹿である特徴は共通している。
剣心が人斬り抜刀斎として生きていた幕末時代、剣心が倒した闇乃武の刺客・辰巳の弟子。
性格は左之助と同じく所謂脳筋・筋肉バカで、戦闘時は「ハッハーッ!」と豪快に笑い戦闘術や手甲を誇示・自慢したがる性分。弥彦に曰く「頭の方は悪そう」、恵に曰く「(左之助の)同類項」。剣心たちだけではなく同志たちからも同様の認識を持たれているようである。
似た者同士という事か腕力も脚力も左之助とほぼ互角であるが、「術式無敵流」という名前の時点で頭の悪そうな流派を継承しており、辰巳と同様に無敵流の体術を操る。加えて「無敵鉄甲」の二つ名の通り両手には縁から受け取った手甲『無敵鉄甲』を装備し、この鉄甲で相手からの全ての攻撃を捌き、避ける。
「人誅編」にて縁の召集した、抜刀斎への復讐を誓う『六人の同志』の1人として登場したが、実際のところは師匠の敵討ちを名目に戦闘を愉しみたいという動機でしかなく、ただ自身のプライドを満足させるため剣心の関連する人物や警官隊を襲撃する迷惑な性格。
作中でも、前川道場を襲撃し駆けつけた警官隊を単身次々返り討ちにしては悦に浸るなど、ひたすら暴れる事を何より好む戦闘狂でもある。反面、(左之助が人並み外れた頑丈さを誇る事もあってか)直接の攻撃力自体はさほどでもないらしい上、戦闘でも鉄甲による防御に頼りきっている言動も見られる。
前川道場へ駆けつけた左之助と交戦し、左之助が放った二重の極みで鉄甲を中破されるも、外印が割って入ってきた事で戦闘は中断。
その後神谷道場での決戦では右手が負傷中につき二重の極みが使用不能となっている左之助と交戦するも、最後は左之助が治療中の右手と引き換えに放った渾身の二重の極みで両手の鉄甲を両腕ごと破壊され、攻撃も防御もままならなくなったところへトドメに頭部へ頭突きを叩き込まれ、敗北。他の同志と共に警官隊に捕縛された。
なお、縁ほか「六人の同志」の中でただ1人、剣心と全く交戦していない。
モデルは『サムライスピリッツ』に登場するキャラクター・風間火月。
また、「るろうに剣心」完結後に連載された和月の作品『武装錬金』に登場するキャラ・金城のモチーフとなる。
能天気で勢いのいい台詞を発する「威勢のいいバカ」なキャラ故に読者らの人気も高いほか、単行本のキャラクター紹介の項で述べている通り和月もお気に入りのキャラだったようで、他の媒体の作品でも度々登場する。
PSP版ゲーム「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」では伊丸岡篤がCVを担当。
無敵鉄甲
縁から譲り受けた特殊手甲(ガントレット)。「無敵鉄甲」と名付け自慢しているらしい。中二病かよ。
特殊な形状をしているため、相手が刀剣を振るってきてもあらゆる剣筋を捌いてダメージを通さないほか、肉厚の作りと番神のスピード故に銃弾くらいならガードするだけで普通に防いでしまう。そのため左之助の二重の極みくらいしか破壊する術は無いように思われたが、神谷道場での決戦では左之助が持ってきた斬馬刀の一振りにも耐えてみせた。
(手甲は二個とも斬馬刀と共に砕け散ったが。)
しかしその後、砕けた手甲の下から出てきた新型の無敵鉄甲で、二重の極みが使えず打つ手が無い左之助を一方的に攻め立てるが、最後は上記の通り左之助の治療中の右手と引き換えに番神の両手ごと粉砕された。
術式無敵流
闇乃武・辰巳と彼の弟子である番神が扱う総合格闘武術。人間の急所である首元を様々な属性の技で攻めたり、フットワークを用いて全身を武器に戦うなど、現代でいうプロレスのような格闘技を扱う。
- 轟斧爆(ごうふばく)
- 助走をつけながら力を込め硬化させた上腕二等筋を振るい、相手の首元へラリアットを叩き込む。追憶編で辰巳が剣心に放ったときは「剛斧爆」と表記されていた。
- 雷神車(らいじんぐるま)
- 上空から回転しながら、両腕の拳を叩き付ける技。神谷道場の門を破壊したが、薫曰く「意味不明な技」との事で、実際プロレス試合前でいうところのパフォーマンス的な意味しか作中では見られなかった。
- 阿修羅砕(あしゅらさい)
- 相手の頭上へ飛び上がり、上空で反転しながら相手の頚動脈を指で締め付けたのち首を極め、着地と同時に回転の勢いを付けて背中から投げ飛ばす。「締めて」「極めて」「投げる」三種類のダメージを相手の首元へ与える強力な技で、頑丈さがウリのタフガイ・左之助を呼吸が狂うまでに追い込んでみせた。
キネマ版
容姿や性格は上記の原作とほぼ同じだが、こちらでは武田観柳の雇った刺客の1人として登場する。
水銀を基に作られた特殊な液体金属「無敵鉄甲」を纏った「絶対不破」の拳で「万物必壊」の拳を持つ左之助と交戦。液体金属を纏った両の拳は左之助の攻撃が通用しないのも原作と同様だが、やはり番神の攻撃が幾ら叩き込まれても左之助が倒せないのも同じ。段々と番神が攻め疲れ始めてきたところへ、左之助が番神の右手にあらゆる方向から叩き込んだ「二重の極み・連ね撃ち」で液体金属を貫通し肉体や骨に直接ダメージを受ける。
追い詰められた番神は残った液体金属を全身に纏い、「第二幕の始まりだ!!」と意気込んだはいいが、全身に水飴を纏ったも同然の状態につき一切の身動きが取れなくなるというマジェント・マジェントみたいな頭の悪過ぎる展開となった結果、最後は左之助にパンチ一発で文字通り「再起不能」にされた。
小説版「銀幕草紙編」
上記のキネマ版と同様、武田観柳の雇った刺客の1人として登場する。
性格や容姿も原作やキネマ版に同じだが、こちらでは「無敵装甲」の二つ名のとおり鉄甲の代わりに全身鎧(甲冑)を纏っている。(左之助に曰く「節句人形」「ゆで卵の殻」。)
観柳の屋敷へ乗り込んできた剣心達を迎え撃ち、左之助と交戦するが自慢の鎧は左之助の攻撃を受け付けず、一点集中の打撃で破壊した鎧の下にはさらに強固な西洋甲冑が着てある。
左之助の攻撃が効かず優位に立った番神も左之助を攻め立てるが、「鎧にばかり守られるこいつは痛みに弱いんだ」と喧嘩野郎の本能で看破した左之助は番神の放った拳に自らの拳をぶつけ合わせ、番神が拳の痛みで怯んだところへ左之助は「鎧で守られていない」番神の顔面を拳でひたすらメッタ打ちにした事で番神は気絶、戦闘不能に追い込まれた。
実写映画版第1作
実写映画第1作でも登場。キネマ版と同じく武田観柳の雇った刺客の1人になっている。須藤元気が演じた。
こちらの作品でも左之助と対決する点は同じ。空手やレスリングなど様々な格闘技に精通した男になっているが、鉄甲は装備しておらず素手のみで戦う。また、漫画版のようなバカ丸出しな性格は潜まり、キリスト教徒である設定が追加されているほか、武田観柳の屋敷に乗り込んできた左之助が調理場での戦闘時に勧めてきた鳥の丸焼きを弔うなど、菜食主義者である一面も加えられている。
実写映画版最終章
キネマ版ではない、オリジナル版の原作での出番である「人誅編」を実写映画化した2021年4月公開の『The Final』では、番神がすでに第1作で登場していたため、彼のポジションには「乾天門」というオリジナルキャラクターが当てられた。演者は丞威。
乾天門は全身を鋼の武器で覆う、ドレッドヘアなど番神の要素を受け継いでいるが、左之助との因縁などはオミットされている。
さあ!全身関連動画!第二幕の始まりだ!さあ来やがれ!
どうした!見ねぇならこっちから行くぞ!
はっ!戌亥番神に関するニコニコ動画の動画が見れねぇ!? (2014年5月現在、動画件数0件・・・)
俺のイラストはもっと描かねえのか!こっちはまだまだいくらでもイケるぜ!
ただニコニコ市場を見てるだけじゃ、俺の関連商品は買えねぇぞ!ハッハーッ!
殺す!テメェの関連項目は滅殺だ!
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