戦艦ドリフトとは、「宇宙戦艦ヤマト完結編」において都市衛星ウルクへヤマトが着陸する際の様子である。
概要
これにより、第三艦橋は主要メンバー全会一致で見捨てられたのである。
「宇宙戦艦ヤマト2199」にて
※第二章のネタバレを含みます。
ワープの後、いつものように言うことを聞かなくなった波動エンジン。このあとやむを得ず木星の浮遊大陸に不時着することになるのだが、完全に上記の完結編のシーンのオマージュである。CGでも見事なドリフトを見せてくれる。
その他
ピーター・バーグ監督の映画「バトルシップ」では、戦艦ミズーリが取舵一杯中に突然、左の錨を下ろす事で急激に方向転換し、交戦中の宇宙人の意表を突くという戦法が行われた。
この映画は、敵対する宇宙人の超科学によって最新の軍艦では歯が立たず、途中から旧世代の戦艦を使うなど、宇宙戦艦ヤマトを彷彿とさせるものがあった。そのせいか当該シーンを「戦艦ドリフト」と呼ぶことがある。
なお、宇宙戦艦ヤマト2199でのドリフト描写や、バトルシップでの描写による戦艦ドリフトの大元は
第2次世界大戦中かつての日本海軍、水上機母艦【秋津洲】が停泊時、空襲を回避するため、連日の爆撃から航海士が米重爆の水平爆撃のクセを見抜き行った独自の回避行動。これは停泊中に空襲を受けた場合に、両舷の錨を右舷側に偏らせ150mの所まで錨鎖を伸ばしておき、敵機が仰角38度になった時に前進一杯を号令すると艦が急速に右舷側に動いて回避できるという方法であった。
というものが元ネタであると思われる。#1(どちらも投錨効果による艦の急速転舵を行っているため。(秋津洲の場合は、停泊中からの退避行動であるが。)
#1旧ヤマトにおいては、強襲着陸を行った際は錨を使用せず惰性で曲がっているような描写であるが、艦が急速にその艦首方向を変える行為そのものがオマージュであるように思える。
関連動画
関連項目
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