戦艦水鬼(せんかんすいき)とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する敵の一種である。
空母水鬼の記事にも書いたが、水鬼とは航海中に現れる化け物(船幽霊)のこと。
概要
2015年冬イベント「迎撃!トラック泊地強襲」の最後、「トラック諸島海域」のボス。艦型は「水鬼」。肩書は戦艦。
当然、戦闘前・攻撃時・被弾時・撃沈時に台詞がある。
トラック島空襲で戦艦となると、舞風を沈めたニュージャージーあたりがモデルだろうか。
黒ドレスに黒のロンググローブ、黒ストッキングに身を包んだ美しくも不気味な女性の姿をしており(ただしその姿を見られるのは丙作戦のみ。甲・乙だと服はほぼ無くなりセクシーな格好になっている)、頭には一本の角が生えている。また、巨大な双頭の魔物を艤装として従えており、その姿はまさしく戦艦棲姫の系統。戦艦棲姫がダイソンと呼ばれているので、こちらはスーパーダイソンとか呼ばれる。ハイパーが登場しないことを祈るばかりである。
装甲200、耐久500という意識が遠のくほどの固さは、昼戦の砲雷撃どころか生半可な夜戦連撃すらカスダメにし、「20inch連装砲」などというバカげた規格の主砲から繰り出される火力252というえげつない攻撃は、T字不利の状況下ですら大和型を砕くこともしばしば。[1]
間違いなく今までで最強の深海棲艦である[2]。
唯一の救いは、道中が”そこまでは”難しくなく、最悪大破しても護衛退避できるのでボス到達率が高いことか。
一人でも十二分に恐ろしい敵なのだが、戦艦水鬼もといE-5の真の恐ろしさは甲作戦ラストで発揮される。
ゲージをあらかた削り、意気揚々とボス戦に突入すると、
随伴艦に戦艦棲姫が二人いる。ここは地獄か。
一応こちらは12隻で挑んでいるのだが、硬さと攻撃力がトチ狂ってるのが3体、しかも2+1巡するためほぼ無傷で突入しても一瞬でボロボロにされる。昼戦までに無力化することはかなり厳しく、第二艦隊の夜戦火力担当が行動するまでに中大破させられることも日常茶飯事である。
戦艦水鬼・棲姫×2の強力な一撃が当たらないことを祈りつつ、戦艦棲姫×2を含む随伴艦をできるだけ減らせることを祈りつつ、そして最後は強力なカットインがでることと、それが戦艦水鬼に当たることを祈らなくてはならない。
「中規模だから・・・」などと思って備蓄を怠った鎮守府では資源不足は免れないだろう。
まあ、結局リアルラックに依るものなので、ストレートクリアも十分ありうるのだが。
次の2015年春イベント「発令!第十一号作戦」で再登場。またしても最終海域のボスとしての登場であったが、随伴艦は戦艦ル級改flagshipと重巡ネ級×2、駆逐ニ級後期型×2、最終形態でも重巡ネ級1隻が空母棲姫に代わるのみとかなり楽な編成になった。
その後2018年冬イベント「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」で再登場。しかも改となって…。最終海域のエンガノ岬沖の第一ゲージボスとして登場した。甲での装甲は脅威の270、最終形態となる壊では290に到達。しかもこれはあくまでも装備なしでの値であり、装備込みだとさらに+15される。つまり戦艦水鬼改-壊の装甲は305、夜戦キャップを超えているということは、5割以上の確率でカスダメになるということを意味するのである。幸いなことにレイテ沖海戦参加艦に特効があるようなので、それらの艦を使えば大丈夫だが。
しかし最終形態になると、随伴艦に戦艦棲姫が二人いる。また地獄か。
しかもこちらは12隻だが相手も12隻なのだ。それでも基地航空隊が3部隊使用でき、戦艦棲姫が基地航空隊の攻撃に弱いためうまく攻撃が突き刺されば戦艦棲姫を壊滅状態にできるのだが、そうならなかった場合は勝率は下がってしまうだろう。
甲乙において第二ゲージボスでは特効ギミックが存在することもあって、本イベントの最難関はこの戦艦水鬼改であると評価される。
第2期
2019年の春イベント「発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」」
E-4に再び戦艦水鬼改として登場。
こちらではボスではなく、なんとE-4ボスである中枢棲姫の随伴艦であり、しかも難易度が丙以上でゲージ削りの段階から常時随伴する。他の第一艦隊の編成はボスの中枢棲姫を含め5体がタイプの異なる陸上型なのもあいまって、友軍抜きではS勝利はほぼ不可能な有様となっており、友軍が来訪した後でもS勝利は相変わらず困難な原因となっている。ちなみに下位種の戦艦棲姫がイベントではそこらじゅうで随伴艦として登場するので意外な印象を受けるが、戦艦水鬼として随伴艦で登場したのは初である。スーパーダイソンどころかスーパーダイソン改として立ちはだかったことで、多くの提督を震え上がらせた。
2019年秋イベント「進撃!第二次作戦「南方作戦」」
4年半ぶりに通常の戦艦水鬼がE-3の海域ボスとして登場。もっとも連合艦隊を率いてはいるが、削り段階だと随伴に戦艦とツ級がいない上に半数が駆逐艦と非常に弱く、ヌ級eliteぐらいしか厄介な相手がいないので甲作戦の場合はネ級改がボスだった第一ゲージより簡単という意見が多い。とはいえゲージ破壊段階になると、旗艦が戦艦水鬼改にパワーアップし、ついでに第二艦隊にツ級eliteが出るので、それなりに手ごわい。この海域は戦艦が出撃不可で連合艦隊も機動部隊は編成できないため、特効艦抜きだと旗艦の撃沈は少々手間取るかもしれない。
ただしE-3での彼女は前座であり、その真の恐怖は最終海域のE-6において発揮された。まず輸送ボスとして出てくるが、こっちはE-3同様の前座で随伴もさほどではない。むしろこのマスで脅威となるのはゲージを破壊することより、あくまで戦力ゲージでのギミック解除時に輸送護衛部隊でS勝利を取るときのほうが厄介。何故か輸送ゲージ破壊後に壊になっているのも難易度上昇に一役買ってたりする。
問題は戦力ボス。甲作戦に挑む提督たちが見てしまったのは随伴にいる2隻の戦艦水鬼改、それはダブルダイソンを超えたダブルスーパーダイソン改の姿であった。しかも重巡ネ級改も2隻セットでついてくる。このため削り段階でさえ第一艦隊6隻中5隻が装甲245を超えているという前代未聞な光景が広がることになり、友軍到来前はゲージ削りすら苦行となった。この時点で既に地獄である。
しかも当然ゲージ破壊段階になると壊にパワーアップ。これが意味するところは旗艦諸共ゲージ破壊段階では3隻が夜戦キャップの装甲300を超えてくることを意味すると考えてしまうと一瞬恐怖するかもしれないが、実は戦力ボスマスの戦艦水鬼改は乙作戦仕様のため、壊になっても装甲は265どまりであるので安心して欲しい。……もちろんそんな気休めの手加減で安心なんぞ出来るわけがなく、どう見ても地獄なのは変わらない、本当に(ry
なかなかに絶望的な光景だが、第三次ソロモン海戦の史実艦(特に轟沈した艦)とフレッチャーに大きな特効補正がかかっており、特効艦前提の編成なら勝機は十分にある。しかも特効ダメージ上昇ギミックも用意されており、段階を踏めば撃破は甲作戦でも可能な範囲となっている。とはいえ、甲作戦ではギミックの一段回目であるルート解放ギミック(装甲破砕の一段階目も兼ねる)だけでも解除しないとかなり厳しい戦いを強いられる。
問題は掘りの段階になっても続き、いくら特効補正がかかるとはいえ、やたら堅い第一艦隊に加え、第二艦隊にPT小鬼群が混ざっていると言う地獄のような編成のため、ギミックを解除してもS勝利は2019年春イベントほどではないが非常に困難。S勝利は取れたらラッキーぐらいに考えた方がよい。
なお乙に下げると戦艦水鬼改がなんと戦艦タ級eliteまでランクダウンする。丙に下げるとタ級はノーマル、ネ級改も削り段階ではネ級eliteになるため、旗艦以外は全く怖くなくなる。丁に下げると最後までネ級改も出なくなる。難易度ごとにボスマスの難易度がここまで違うのもなかなか見られないであろう。
2020年梅雨&夏イベント「侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦」
E-2-2で丙作戦以上の場合、戦艦水鬼改が随伴で登場する。ただしボス旗艦がヲ級改のため、クリアだけならさほど障害にはならないのだが、掘りでS勝利が欲しい時が問題。新規艦こそでないが、大和・サラトガ・涼月・初月等がドロップするなど豪華な陣容なのだが、何故か友軍が来ないためにS勝利が非常に困難。しかもレア艦は乙以下の場合はS勝利限定。幸い彼女以外の僚艦は大したことがないので、掘る場合は甲でA勝利前提で掘った方がいい。乙や丙なら戦艦水鬼改の装甲も下がるので特効艦を組めば撃破もそこそこ可能だが、甲のA勝利の方がおそらく楽。ちなみに彼女が随伴しない丁でもS勝利ならレア艦がドロップするので、丁掘りした提督もいた模様。ちなみに第2ボス前のマスでドロップする新規艦の迅鯨は一応甲限定だが、彼女の場合は(難易度不問)で集積地棲姫が旗艦の第1ボスマスの方がガシャン込みでもドロップ率が高いので、目当ての艦が第2ボスで掘れたら第1ボスの方で掘った方が効率的。
E-4以降は戦艦棲姫改や戦艦夏姫が道中やボスマスで登場しているが、彼女の出番はE-2のみ。新顔のナ級後期型IIやネ級改II夏modeの対空砲火や先制雷撃、空母夏姫IIの強化だけでもお腹一杯なのに、装甲・耐久・火力が異常に高い彼女まで甲の後段作戦で随伴していたら地獄どころではなかったはずなので、心底提督達は安堵したと思われる。
2020年晩秋イベント「護衛せよ!船団輸送作戦」
E-3まで姫級がほとんど出ないぬるいイベントという甘い考えを持った提督に現実を教えるためか、E-4の最終ボスの随伴に戦艦水鬼改として出現。丙以上で通常時1隻、最終段階で2隻でるが、今回は壊としては出現しない。なお今回は丁作戦でもゲージ破壊段階には1隻だが出現するため、随伴として全難易度で出るのは初となる。
なお乙以上の場合、削り時から第一艦隊にボス旗艦の深海竹棲姫の他、空母棲姫改2隻と戦艦水鬼改がいるが、これが破壊段階になると戦艦水鬼改とネ級改が追加されるため実質的にオール姫級(第一艦隊の装甲が甲の場合255以上、乙の場合は220以上)である。第2艦隊にも甲の場合は削り時にナ級IIが2隻、破壊段階で4隻にまで増殖。乙でも破壊段階になるとナ級IIが2隻でる。丙でも空母棲姫改とナ級IIが1隻減りネ級改が出なくなるが、戦艦水鬼改はそのままなので一昔前の甲や最近の前段の最終ボス編成に伍すほど。丁まで下げると戦艦水鬼改が減りナ級IIが出なくなるのでようやくマシになる。
特に甲の場合、ゲージ破壊段階の前衛艦隊の精強ぶりも凄まじく、軽巡へ級改flagship、軽巡ツ級flagship、駆逐ナ級II後期型flagship4隻と悪夢のような布陣であり、5本の先制雷撃と前衛艦隊とは思えない火力で第2艦隊をたこ殴りにしてくるため、夜戦前にフィニッシャー候補の時雨やフレッチャーの損傷どころか、自軍の第2艦隊そのものが戦闘能力喪失という超展開も起こりうる。乙以下だとナ級IIの数が減るだけでなくへ級改やフラツが出現しなくなるなど大幅に弱体化するので、それだけでも難易度が大幅に下がる。
関連動画
関連静画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
ヒカリ…アフレル…ミナモに………私も…そう…。 …あぁっ…
脚注
- *恐るべきことにこの252という数値はアルペジオコラボイベント「迎撃!霧の艦隊」にて敵艦の大ボスで実装されていた霧の大戦艦コンゴウの火力280に迫る勢いである。丙作戦では242に下がるものの誤差の範囲でしかない。
- *丙作戦では装甲168耐久415とだいぶ弱くなる。火力はあまり下がらないが。
- 0
- 0pt