戸沢征盛(とざわ・ゆきもり 1447 ~ 1493)とは、出羽国の戦国大名である。戸沢家14代当主。戸沢寿盛の嫡男。弟に戸沢頼盛、小笠原長峯。子に戸沢秀盛、戸沢忠盛、戸沢政重がいる。
概要
このころの戸沢氏は門屋城を本拠としていた。しかし、久盛・寿盛と30代で病没してしまった。
征盛はわずか14歳の若さで曽祖父・戸沢家盛らの後見を受ける。19歳の時に家盛も亡くなり、門屋地方を中心に新戸沢氏体制を敷き勢力拡大へと邁進することとなった。
曽祖父の代から始まった楢岡城主の小笠原氏との関係を更に強化させ、弟を小笠原氏へと養子に出して小笠原長峯と名乗らせた。征盛自身も小笠原氏の娘を娶った。
しかし、南の小野寺泰道が小野寺氏の最盛期を現出しており、南には進出せずにまずは戸沢領の周囲の弱小土豪を組み込むことを選んだ。この方法は子・戸沢秀盛の代に大きく躍進して一気に戸沢氏を戦国大名化させていくこととなるのである。
1479年に家督を14歳の秀盛に譲って自らは半隠居半執政生活へと突入し、1493年に病没した。
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