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単語記事: 打順

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打順とは、野球ソフトボールクリケットにおいて選手が攻撃を行う順番のこと。

この記事では野球プロ野球)のそれについて扱う。

な現役選手は2011年の出場データに基づく。斜体の選手は最多だがスタメン30試合未満。

概要

出場する9人の選手の、打席に立つ順番を打順という。この打順の決定は野球の戦術の中でも特に重要視されるもので、各チームはそれぞれ持てる戦の範囲で理想的な打順を模索することになる。

打順の決定によって構成される打者の並びを打線という。98~2000年横浜ベイスターズマシンガン打線2003年福岡ダイエーホークスダイハード打線のように、ほぼ固定されたメンバーで圧倒的な破壊を発揮する打順は後々のともなる。一方、仰木彬監督時代のオリックス・ブルーウェーブや、2005年千葉ロッテマリーンズのように、試合ごとに相手や選手の調子に合わせ打順を入れ替えて戦う戦術も存在する。

打“線”と称されるように、一般的に線のように繋がる打順が理想とされ、一昔前の巨人のように強打者を並べても繋がらない打順は「打“点”」と揶揄される。

特に日本では打順によってそれぞれ理想とされる選手像がある(後述)ため、一番から九番まであらゆる打順を任される選手っというのはしい。長いプロ野球歴史の中でも、「全打順本塁打」を記録している選手は9人しかいない(現役ではロッテ井口資仁横浜吉村裕基オリックス後藤光尊が達成している)。

余談だが、現役時代ロッテオリックス近鉄に所属した五十嵐章人(現福岡ソフトバンクホークス二軍コーチ)は「投手捕手を含めた全ポジションで一軍出場、かつ全打順本塁打」という史上一の記録を持っている。

一番打者

トップバッター、リードオフマンとも呼ばれる、最初に打席に入る打者。出塁し、後ろの打者の打によって得点することを最もめられる打順であり、俊であることと盗塁技術のような走塁の高さ、長打よりも高打率を維持する打と、出塁率を上げるための選球眼の良さがめられる。

であることが重要視されるため、守備でも俊められる外野手(特に中堅手)、遊撃手二塁手が一番打者に入ることが多い。一方、一塁手三塁手捕手がこの打順に入ることはしい。

一番は最も打順が多く回ってくることから、チーム内でも一番の強打者をあてるべきという意見もある。それに近い起用をした例としては、2007年巨人が長距離打者の高橋由伸を一番に起用した例などがある。また2002~2003年阪神今岡誠のように、鈍ながら高打率を買われて一番に起用される場合もある。

現役の主な一番打者(2011年の各球団スタメン最多出場選手/他、40試合以上スタメンの選手)

二番打者

一番打者と、クリーンナップと呼ばれる三番以降の中軸を繋ぐ打者。出塁した一番打者を進塁させるとともに、自らも出塁してチャンスを広げ、また一番打者に代わってチャンスメーカーとなることがめられる。一番同様に俊であること、出塁率の高さが重要であるが、それに加えてバントの上手さ、状況に応じたケースバッティングの巧みさがめられる。ファールり球数を稼ぐなど、フォアザチームな選手が重宝される打順である。その性質上、外国人選手がこのポジションに入ることは少ない。

一番打者同様、中堅手遊撃手二塁手などが入ることが多く、一塁手三塁手捕手が入ることはしい。

稀に、二番にバントをしない強打者を置く例もあり、日本ハムファイターズ時代の小笠原道大や、東京ヤクルトスワローズに所属していたアダム・リグスなどが有名。ただしそれを論んで強打者を二番に置いたことで、その打者が不振に陥ってしまう例もある(前田智徳など)。

一番と二番は役割が較的似ているため、シーズン途中で一番と二番が逆になったり、一番打者の不振や離脱で二番が一番に繰り上がったりすることも多い。

現役の主な二番打者(2011年の各球団スタメン最多出場選手/他、40試合以上スタメンの選手)

三番打者

三番から五番は、塁上の走者を本塁に帰すことをめられることからクリーンナップと呼ばれる。その先を切る三番打者は、メジャーではチーム内で最高の打者が置かれる打順である。

日本では四番を打つ長距離の前ということで、中軸として走者を帰すとともに、一番・二番が作ったチャンスを広げ、また一人でもチャンスメイクが可な、巧打・長打・走・勝負強さを高いレベルで兼ね備えたバランスのいい好打者がこの打順に入ることが多い。西武時代の松井稼頭央中日時代の福留孝介などがその典的な例。

がそれほど高く無くとも、高打率と長打、勝負強さを兼ね備えていれば優秀な三番打者といえる。

現役の主な三番打者(2011年の各球団スタメン最多出場選手/他、40試合以上スタメンの選手)

四番打者

日本では一般的にチーム最強の長距離が置かれる打順であり、パワーヒッターの選手にとってこの打順に座ることは名誉なことと見なされる。助っ人外人選手がこの打順に入ることも多いが、チーム内に同レベルパワーを持つ日本人選手がいる場合は、外国人が三番か五番、日本人が四番となる場合が多い(過去で言えば阪神バースと掛布、近鉄ローズ中村など)。走は基本的にめられない。とにかく打である。

一打で試合の趨勢を決める本塁打を放つことがめられるため、パワーヒッターの一塁手三塁手のほか、セ・リーグでは左翼手パ・リーグでは指名打者も多い。一方、捕手二塁手遊撃手中堅手などで四番を打つ選手はしい。

一方、長距離不在のチーム事情などにより四番をあくまで「四番の打者」と位置づけて長距離を置かないチームも存在する。ボビー・バレンタイン監督ロッテ監督時代、中距離打者のサブローを四番として起用していた。2010年には日本ハム小谷野栄一が四番として16本塁打ながら109打点を挙げて打点王にいている。

またプロではまずあり得ないが、高校野球ぐらいまでのレベルでは最も上手い選手が投手をやることが多いため、「四番投手」が非常によく見られる。

現役の主な四番打者(2011年の各球団スタメン最多出場選手/他、40試合以上スタメンの選手)

五番打者

一般的に五番打者までを上位打線と呼び、クリーンナップの殿を務める五番には、基本的には四番打者と同じく、長打で塁上の走者を一掃することがめられる。走められないのも同様。

四番打者が塁上に残した走者の掃除や、四番打者に続いて猛攻を仕掛けることが期待されるため、長打とともに勝負強い選手が望まれる。驚異的な勢いで打点を荒稼ぎした2005年阪神今岡誠などが典的な例。

一塁手三塁手左翼手右翼手指名打者などが多い。

現役の主な五番打者(2011年の各球団スタメン最多出場選手/他、40試合以上スタメンの選手)

六番打者

ここからは一般的に下位打線と呼ばれ、打への期待値はやや下がる。とはいえクリーンナップの直後を打つ六番には、クリーンナップ級の打を持つ選手が入ることが多い。また筑波大学の研究では、四番に次いでチャンスで打席が回る確率が高い打順といわれている。

クリーンナップとは違って、「不動の6番打者」というポジションの選手は現役ではあまり居ない。どちらかといえば中距離打者タイプの選手や、クリーンナップからあぶれた長距離打者が入ることが多い。

現役の主な六番打者(2011年の各球団スタメン最多出場選手/他、40試合以上スタメンの選手)

七番打者

打順の中でも最も地味定まったイメージのない打順

八番と九番はセ・リーグでは一般的に捕手投手打順であるため、それ以外の野手で最も打の無い選手が入る打順ということになる。パ・リーグでも九番には「裏の一番打者」としての役割が期待される関係から、やはり七番打者が一番地味である。強いて言えば打撃の得意な捕手が入ることが較的多いが、ほとんどのチームではいろいろな選手が入れ替わり立ち替わり打つ打順である。

松坂大輔西武時代、日本シリーズ投手ながら七番を打ったことがある。

現役の主な七番打者(2011年の各球団スタメン最多出場選手/他、40試合以上スタメンの選手)

八番打者

かつては最も打のない選手が置かれる打順であり、現在でもそのイメージはあまり変わらない。少年野球などでは最も下手な選手が八番・右翼、いわゆる「ライパチ」に置かれる。プロでもセでは九番に投手、パでは九番に一番打者への繋ぎとして俊の選手を置くことが多いので、基本的にどちらにおいても捕手が入ることが大半。

ボビー・バレンタイン監督ロッテ監督時代、八番を第二のクリーンナップ的に位置づけ、パワーヒッターの李承燁を八番に置いていたことがある。また固定の九番打者がいるパ・リーグチーム交流戦指名打者のない場合、八番に投手を入れる場合がある。

現役の主な八番打者(2011年の各球団スタメン最多出場選手/他、40試合以上スタメンの選手)

九番打者

最も打席の回る機会が少ないため、指名打者のないセ・リーグでは通常投手打順である。セでは投手が九番以外を打つことは滅多にない。一方パ・リーグでは指名打者があるため、最も打のない選手を八番に置いて、九番には一番打者への繋ぎ、裏の一番打者として俊の選手を置く場合がある。捕手がよほど打撃に期待が持てない場合は捕手が入る。

九番を定位置としている選手には、現役では日本ハム金子誠がいる。2009年金子は打率3割と二桁本塁打を記録したが、打順はほぼ一貫して九番であった。

ちなみに九番がアウトになってチェンジになると、次の回の攻撃が一番からになるため、これをして俗に「打順調整」と呼ぶ。

現役の主な九番打者(2011年の各球団スタメン最多出場選手/他、40試合以上スタメンの選手)

関連項目

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読み:ダジュン
初版作成日: 10/02/10 04:48 ◆ 最終更新日: 11/10/22 05:10
編集内容についての説明/コメント: ちょっと早いけど現役選手を2011年データに更新ほか微修正
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打順について語るスレ

1 : ななしのよっしん :2010/02/21(日) 02:04:05 ID: 7JOx3rxADF
個人的に、2番打者の重要性はもっと考えられるべきだと思ってる。
要するに2番っていうのは「あらゆる要素を中途半端にめられる」打順なわけで。
でも、それだけ多くの要素を兼ね備えた打者はほとんどいないし、それを実行するのは本当に難しい。
だから基本的には、前提として存在する1,3,4番を生かすための「繋ぎ」という役割が消極的な選択で与えられている。そう思ってる。

でも、その多くの役割を積極的に満たすことが出来る選手がいるのなら、「巧打」「長打」「選球眼」「走」といった単純な攻撃的ツールとは少しだけ違った、なんというか・・・「総合打者」とでもいうべき選手がいるのなら、そういう選手を見てみたい。

自分の知る限り、本当に高いレベルでの「総合打者」はヤンキースのジーターくらい。
2 : ななしのよっしん :2010/03/23(火) 18:03:38 ID: 06FoQPC6qA
想像以上に濃く、書き込まれてる記事でした、です!

打順HR五十嵐さんにも少し触れていただけると幸いです。
3 : ななしのよっしん :2011/01/15(土) 19:18:39 ID: w6xLQk8TE1
想像以上に薄くしか書き込まれてない選手がおるで(色的な意味で)
4 : ななしのよっしん :2011/02/27(日) 03:42:46 ID: 4dwPIoMBn2
個人的には1番か6番にアベレージヒッターを入れるのがいいと思う。なぜなら1番は言うまでも無く塁に出れるし、1試合で1番多く打席が回ってくる。上位打線にも繋げられる。8,9番あたりで作ったランナーも返せる。6番は3,4,5番で返せきれなかった(3,4,5作った)ランナーも返す確率が上がるから。の速さはめない。とにかく打率重視。現役でいうと、巨人ロッテの福浦、サブローあたり。
5 : ななしのよっしん :2011/02/27(日) 03:53:28 ID: YGZIGEULNY
でも一番はは速いに越したことは無いと思う。一番だと初回出塁後っ先に盗塁ができる。あとやはりアベレージヒッターは上位で使った方がいいと思う。もちろんどの打順でも打率が高いにこしたことはないが。
6 : ななしのよっしん :2011/05/12(木) 18:53:25 ID: nuW2gEt9gT
不動の6番打者(43)
7 : ななしのよっしん :2011/09/12(月) 20:50:14 ID: yGwlwPYD3X
プロじゃない場合はまた違うけどな
八番は下位打順の四番という考えとか、七番は下位打順の二番という考えとか、九番は一番へのつなぎなんで重要とか……
下位打順を見れば戦術というか考え方がわかるってぐらいパターンが豊富
8 : ななしのよっしん :2011/09/29(木) 08:57:09 ID: /McGEyDbB3
ニコニコらしかぬで充実した記事だなw参考になる。
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