単語記事: 投げ銭

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投げ銭とは、お金を投げることである。

概要

いわゆる大芸人(パフォーマー)やストリートミュージシャンに対し、その芸や音楽を楽しんだ謝礼として、あるいは芸に対する賞賛などの意味を込めて銭を渡すこと。

その芸や音楽を中止しなくとも銭を受け取れるように入れ物が置いてあることが多く、観客はそこに銭を投げ入れていくために「投げ銭」と呼ばれる。「放り銭(抛り銭)」(ほうりせん)とも言う。

ちなみに、銭を投げて攻撃の手段とすることをすこともある。小説銭形次捕物控』の主人公である「銭形次」の得意技として有名。有名なコンピューターRPGシリーズファイナルファンタジー』には「ぜになげ」の名称で登場しているためそちらの呼称の印が強い人も居るかもしれないが、『銭形次捕物控』での表記は「投げ銭」である。

インターネットが発達した現代では、何らかの創作作品に対してインターネット上で報酬を送る手段が多数生まれている。これらの手段も、上記のような「銭を投げ渡す」行為に喩えて「投げ銭」と総称されることがある。

インターネット上でかを賞賛するとき「」と表現されることがままある。げる銭という事で、一種のお賽銭と言えなくもないだろう。

YouTube - Super Chat

Super Chat」とは、2017年動画配信サイトYouTubeにて提供開始された機

YouTubeYouTube Gameでのライブ配信中には、視聴者によるコメントが流れてくるチャットインドウがに表示されている。しかし、視聴者が非常に多かった場合、そのコメントは次々に流れて来る他の視聴者コメントに押し流されてすぐに消えてしまう。

だがチャットコメント投稿する際、YouTubeに料を同時に支払ってSuper Chatを使う事で、「背景色が付いて文字がやや大きくなる」「文字数の上限を大きくする」「チャットインドウにそのコメントを長く表示しておく」などの特殊効果を付けることができる。日本の場合では100円から5万円まで。なお、一人のユーザーSuper Chatで支払える上限は、サイト全体での合計で1日5万円と定められている。

視聴者数が多くてチャットコメントがすぐに流れてしまう」という場合以外ではさほど意味がないためか、Super Chatの設定は多数のチャンネル登録者を獲得済みのクリエイターにのみ可となっている。

単純に「コメント立たせるだけの機」ではなく「視聴者クリエイターと交流するための機」と位置付けられており、通常であれば他の多数の視聴者コメントに流れてしまうコメントを、クリエイターにも止まらせやすくする。応援するようなコメントの他、イジったりからかうようなコメント投稿することも可。ただし悪意のあるコメント序良俗に反するコメントなどは規約違反として除去されるし、その場合の返もされない。

人気が高くSuper Chatを利用するユーザーが多いクリエイターの場合、Super Chatに毎回反応していると、それに終始するだけのライブ配信になってしまい面くもなんともなくなるという本末転倒の事態にもなりかねない。そのため、「放送中はSuper Chatに反応することはできないことも多いけれど感謝しています」というスタンスクリエイターも多い。

投稿者への支援」の役割も担っており、このSuper Chatに支払われた額の多くは視聴者本人に支払われる

人気ゲーム実況配信者YouTuberでは上限額5万円の利用者が複数出没することもあり、結果としてかなり高額な支援を集める場合もある。たとえば2017年末~2018年に入ってから急速に知名度と人気が上昇した「バーチャルYouTuber」の界では、1回(数十分)のライブ配信で数万円のSuper Chatが贈られた例もある。

YouTubeという巨大サイトで多くの著名な投稿者(YouTuber)が利用開始しているため、「投げ銭」への注と知名度が急速に増す原動にもなっている。

Twitch - Cheeringなど

ゲームライブ配信サイトTwitch」でも投げ銭がある。2016年6月公式「Cheering」がベータ実装されたが、それ以前からサードパーティ製の追加機により視聴者が自らの配信ページに「Donate」(寄付)ボタンを置くことは可だった。こちらのサードパーティによる機の方がカスタマイズ性は高いようだ。

たとえば以下の動画Twitchでの実況プレイ動画である。「kimdoe」という韓国人実況ゲームプレイヤーによる、ゲームGetting Over It with Bennett Foddy」のプレイ動画

投げ銭が行われると、プレイ動画左上Gif動画が表示されその下に「1000원」「7700원」(「원」は韓国の通貨単位で、「ウォン」)などの額表示が出てくる。これが視聴者からの投げ銭の額にあたる。さらに、その視聴者が選んだ音楽が流れたり、視聴者コメント読み上げられるなどの追加効果も設定されているようだ。

(なお上記の動画は元の動画などの表記が皆無なので、おそらく無断転載であろう。元のライブ配信の一部を記録したTwitch純正機クリップ」はこちら。)

このようにTwitchでは投げ銭が盛んだが、時に驚くような並外れた額の投げ銭が行われることもある。

高額Donationの最高記録クラスでは、1人が1回の投げ銭で10万ドルを送り付けた例もある。石油王か?

niconico

明確な投げ銭は存在しない。

ニコニ広告」という、ニコニコ動画投稿された動画ニコニコ生放送で配信中の生放送に対してユーザーお金を払って広告する機はある。ニコニコ生放送ではかが何を広告したのかを即時通知する機などもあり、上記のYouTubeTwitch投げ銭に近い雰囲気はある。

以前はこの「ニコニ広告」の画面で「お金持ちそうな人がコインを投げている」というイラストが掲載されていたことがあり、niconico運営としてはこれが投げ銭に準じるものであると考えているのかもしれない。

だが通常の状態では、このニコニ広告に支払われた額は動画投稿者生放送配信者などのクリエイターには全く還元されないniconico運営会社の収入となる。

以下のリンク2017年12月25日niconico公式開した、ニコニ広告に対してユーザーから寄せられた意見である。

その中に「ニコニ広告での宣伝ポイントを、投稿者・配信者に還元してほしい」という意見が紹介されている。つまりこの時点で、宣伝ポイント投稿者・配信者への還元はなされていないとユーザーが考えていることがわかる。

ただし、動画生放送静画などの投稿者が「クリエイター奨励プログラム」に登録すれば、「人気に応じた額」がniconico運営から支払われる。そのためニコニ広告クリエイターへの間接的な経済支援になる可性は皆無ではない。

だが投稿者が「クリエイター奨励プログラム」に登録しなければ全くの駄である。

また「人気に応じた額」というものの正確な定義も不明。niconico運営はその計算式を秘匿しており、開されていない。

なお、niconico2018年中に「niconico(く)」にリニューアルされる予定だが、その後からは配信者動画投稿者に対してニコニ広告クリエイター奨励プログラムを介して還元する予定である、とアナウンスされている[1][2]

暗号通貨(仮想通貨)による投げ銭

Bitcoinビットコイン)に代表される暗号通貨仮想通貨)はpeer to peer(利用者から利用者へ)での銭の受け渡しが容易にできるとして、その普及の初期のうちから「投げ銭」としての利用が期待されてきた。

しかし予想されたほどには暗号通貨による投げ銭は普及していかなかった。その理由は「暗号通貨投げ銭として渡すには、相手もその暗号通貨を利用している必要がある」という前提条件があったためだ。そして暗号通貨の入手方法や管理方法はそれなりにややこしく、敷居は低いとは言えなかった。

その結果、暗号通貨での投げ銭はあくまで「暗号通貨興味があり、面倒くささやわかりにくさを乗り越えて利用を開始した人達」の間でお互いに投げ合うのみの、狭い輪にしかなっていなかった。

だが2017年頃からの暗号通貨の急速な普及に伴って徐々にそれぞれのコインの入手・購入方法の敷居は下がってきている。例えば有名企業運営・出資する暗号通貨の取引所が複数登場し、それらがテレビコマーシャルなども流し始めている。

ただし暗号通貨投げ銭をもらうには、基本的にはその暗号通貨の受け取りアドレスを表示しておく必要がある。これが大芸人ストリートミュージシャンで言う投げ銭入れの容器のようなものになる。niconico動画静画や立体を投稿していたり、生放送を配信していたり、大百科記事を投稿・編集していたりするあなたも、ニコニコマイページ自己紹介欄や自分のユーザー記事暗号通貨アドレスを表示してみてはいかがだろう。

さらに、「ややこしいことを意識しなくても、とりあえずTwitter上などでbotツイートで命じるだけで簡単に任意のTwitterアカウント暗号通貨を送り付けることができる」という「tipbot」と呼ばれるウェブサービスも多数出現・普及してきている。つまり「この動画いいね。投稿Twitterやってるんだ。じゃあそのTwitter宛に〇〇〇円分のコイン送っちゃえ」と気軽に送れる体制が整ってきつつある。詳細は「tipbot」の記事を参照されたい。

Ofuse

2018年3月株式会社Ofuseスタートさせたウェブサービス。同サービスに登録したクリエイターに、ファンがお布施を送ることができる。

  1. ファンが1文字2円(絵文字4円)でファンレターの文字数を買う。
  2. 購入した文字数制限の中でファンレターを書いて、クリエイターに送る。
  3. クリエイターファンレターが届く。
  4. さらに、ファンが支払った額のうち約9割がクリエイターに振り込まれる。

という仕組みになっている。1度に購入できる額は50円~1万円。

購入した文字数は必ずしも使い切らなくてもよいので、ファンレターの文面を考えるのが面倒な人は例えば「1万円購入して「♥」の1文字だけのファンレターを送る」といったことも可

詳細は「Ofuse」の記事を参照。

上記の暗号通貨仮想通貨)による投げ銭べて「1割弱が株式会社Ofuse運営経費として抜かれる」、「相手がOfuseに登録していないと送れない」、「相手の銀行口座に振り込まれるまで数日かかる」といったような弱点はある。しかし「わざわざ暗号通貨を用意しなくてもクレジットカードで簡単に送ることができ、相手も日本円で受け取ることができる」という取り回し上の優位点は大きい。

Ofuse運営niconicoユーザーでもあり、niconico投げ銭実装しない事に対するフラストレーションもこのサービスを立ち上げた原動の一つになっていたようだ。

ニコニコ投げ銭はいつ実装されるのだろうなぁと思いはや何年経ったでしょう・・・

公式ツイートより

ニコニコ投げ銭付いてたら銭投げまくりたい人沢山いるんですよね・・・なのでOfuse登録して欲しいんですよ・・・銭を投げつけさせてください・・・この想いよ届け・・・

公式ツイートより

関連項目

脚注

  1. *ニコニコ@ニコ動公式 on Twitter: "動画・生放送に続き、nicocasも「ニコニ広告」に対応。ニコニ広告された番組放送者に、クリエイター奨励スコアが加算される。"
  2. *(く)りたしげたか on Twitter: "先日のクレッシェンド発表会で発表しましたが、ニコニ広告はクレッシェンドリリースのタイミングで、配信者や動画投稿者に対してクリエイター奨励プログラムを介して還元する予定です。"

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携帯版URL:
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E6%8A%95%E3%81%92%E9%8A%AD
ページ番号: 5515663 リビジョン番号: 2575170
読み:ナゲセン
初版作成日: 18/01/21 17:54 ◆ 最終更新日: 18/04/01 19:00
編集内容についての説明/コメント: 「Ofuse」についての節を新設し、「関連項目」にも「Ofuse」を追加。「暗号通貨(仮想通貨)による投げ銭」で衍字1カ所除去。
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投げ銭について語るスレ

1 : 名無し :2018/01/23(火) 19:38:29 ID: ZVQ3e8CRsQ
投げ銭システムについてクッソってる中で唐突に現れるキムド兄貴動画で顔中まみれや
2 : ななしのよっしん :2018/03/21(水) 06:49:00 ID: 10mwXFSKyO
嫌儲民の巣窟みたいなこのサイトじゃ投げ銭文化根付かんと思う
3 : ななしのよっしん :2018/04/10(火) 19:15:45 ID: Px343skd0f
ニコニコ投げ銭実装されないと思う。
ひろゆきもかわんごも、投げ銭をやると面いことではなく、過なことしかやらなくなるから反対していた。
だからこそ面いことをやって額会員費で収益を上げるユーザーチャンネルを作ったんだけど、こっちは放置状態。
どうしたいんだろうね。
4 : ななしのよっしん :2018/04/10(火) 20:25:19 ID: P4s3yZ5w5C
昔のニコ厨ならともかく今は嫌悪感持つ人も減ってそうだし時代の流れに逆らえない気もするなあ
てかかなり昔から「振り込めない詐欺」なんて言葉がニコニコ内にあって、払わせろって層もかなりいることが分かる

2chからニコニコに流れてきた自分のような老害はそうなってほしくはいけどねえ
5 : ななしのよっしん :2018/04/24(火) 22:54:49 ID: HZGzrZVKft
なんでも現実の延長になると価値観の相転移が起こっちゃうもんだな
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