排熱噴射機構とは、MHFの剛種系統ヘビィボウガンから溢れ出すロマンのことである。
概要
発射されるビームそのものと混同されがちだが、正確には『排熱弾』を発射するためのバレルのことを指している。排熱噴射機構をセットすることで、ボウガン内に篭った熱が一定以上蓄積すると『排熱弾』を発射できるようになる。
ここまでの説明で連想した人も多いと思うが、グラビモスの熱線攻撃を参考にメゼポルタ工房が発明したものである。
武器に排熱噴射機構を付けていると排熱ゲージが表示され、装填リストに排熱弾が追加される。この排熱ゲージは射撃によって溜まっていき、ゲージがMAXになった状態で排熱弾を装填して撃つことで排熱砲を発射することができる。時間が経過すると排熱ゲージは減っていくためMAXになったら速やかに排熱砲を撃つ必要がある。
排熱弾発射の様子はこちら↓(左:実装初期のもの、右:9.0時点での様子)
排熱砲の発射を繰り返すことで排熱ゲージの最大値が伸びて排熱弾の威力が上昇するのだが、如何せん伸びる分ゲージの蓄積に時間がかかり、1クエ中にそう何発も撃てるものではない。このためかつては最高威力はお遊びでしか拝めなかった。
しかし今ではマイトレ調合で手に入る『保温オイル』を使ってゲージを伸ばすことができ、10個使うとゲージを最大容量にできるようになったため、最高威力の排熱噴射を拝むのは実装当初に比べるとものすごく楽になっている。ただし、調合素材に剛種古龍と小型モンスターの汎用素材を使うため少々面倒で連戦に使いづらいのが難。
威力に関して、実装当初はネタだの使えないだの散々な言われようだったが、要望が多かったため8.0で威力の上方修正が行われ、F3でさらに強化された。砲術王以上のスキルと組み合わせることでかなりのダメージを叩き出せる。
そして『集中』スキルの実装でゲージの蓄積を大幅に早めることが出来るようにもなった。
更に!2013年4月17日から始まるMHF-Gでは新モーションとして圧縮リロードが登場。これはリロードの際、タイミング良くボタンを押すと弾丸が1つとなって装填されて発射される。その為、ゲージの蓄積も装填数分蓄積されるので短時間で多く溜まりやすくなり、集中スキルや嵐の型の溜め撃ちを合わせると凄まじい量がチャージされる。
…の予定であったが、先行テストであまりにも溜まり過ぎとの指摘を受け、G1では下方修正されてしまった。
主力に据えて運用する場合は、通常のヘビィ用装備とは必要なスキルが全く異なるので専用の装備を用意する必要がある。上記の砲術、集中の他、圧縮リロードでの高速チャージをするなら圧縮弾を無反動で撃つための反動軽減に加え、武器自体も素で反動が小さいものが望ましい他、あっという間に弾がなくなるので最大弾数生産や弾丸節約術があると安心できる。
G級のヘビィボウガンでは排熱噴射機構のパーツはないが、G級武器独自のシステムである「シジル」によって機構を追加し排熱弾を撃つことができる。パワーバレルを併用できるので通常の射撃威力で有利な反面、排熱弾の威力は剛種系武器の80%となるため主力にはしづらい。また、元から排熱噴射機構に対応している烈種・始種武器も武器倍率を+40できるヘビィバレルを外してまでつけることはないと言える。
加えて、肉質無視固定ダメージ技の宿命としてハンターの攻撃力とモンスターの体力のインフレによってG級では相対的に弱体化しているのが泣き所で、ゲージを最大にした上で溜めるのには時間がかかることもネックとなっていた。
その後肉質無視攻撃の代表格であるガンランスの砲撃がLv9まで強化できるよう上方修正されたことでとちらにもテコ入れが待たれており、MHF-Zで後述の砲熱照射という形で実現した。
排熱弾発射
弾と付いている割にどう見ても熱光線、またはビームなので、色々と連想されるものが多い
等々
他にも発射の際の決め台詞を定型文に入れている人がいたりいなかったり。
砲熱照射
G級では実用性が乏しくなっていた排熱砲が生まれ変わった新ロマン砲。
MHF-Zで実装された新秘伝書スタイルであり、現在はG級昇格から選択可能になっている極ノ型の技。
極ノ型では「砲熱ゲージ」というものが画面に表示される。
このゲージは射撃によって溜まるのは排熱ゲージと同じだが、大型モンスターのいるエリアでないと溜まらない、時間経過では減らない、最初から排熱ゲージのMAX(保温オイルを10個使った状態)と同じ長さという違いがある。もちろん集中スキルも対象で圧縮や溜め撃ちとの関係も排熱ゲージと同様。
ようはかつてあった「安全エリアで排熱砲を溜めて撃ったら戻るのを繰り返す」ような戦法は不可能だが、通常の射撃による戦闘の中に組み込めるよう実用性が高まったという形になる。
射撃で砲熱ゲージをMAXにして極ノ型で自動的に装填リストに加わっている「砲熱弾」を装填し撃つことで、UNKNOWNのブレスやガンランスの極竜滅砲を彷彿とさせる色のビームを照射し、砲熱ゲージが空になるまで撃ち尽くす。
この砲熱照射は非常に反動が強く、ただしゃがんでいるだけなので撃っている間反動でどんどん後ろに下がっていくほか、最初からゲージが長い分必要な隙の大きさも相応。
とはいえ排熱と違い武器を問わず使えるため、一切火力を落とすことなく普通に射撃で立ち回りつつ溜まったら砲熱照射を撃ちこむという運用が可能になっている。
排熱同様、砲術と秘伝スキルの補正が乗るようになっており、直撃させれば下位・上位程度のモンスターなら一撃で仕留めることができるほどの威力を有し、G級でも高難易度クエストを除けば有効打を与えることができる。
ちなみに、排熱噴射機構が付いている武器を使うとどちらのゲージも追加される。二つのゲージは同時に溜まるが消費は別のため両方とも溜めることでビームを連射することも可能。
関連項目
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