斜里岳とは、北海道・知床半島にある山。知床半島にある火山の1つである。
オホーツク富士、斜里富士、道東のマッターホルンとも呼ばれる。
概要
最後の噴火活動は約25万年前で、現在は活動していない。このため、活火山の定義(概ね過去1万年以内に噴火した火山)には当てはまらない。
斜里の名前は、アイヌ語の「シャリ(葦の生えた湿原)」に由来する。古くはアイヌ語で「オンネヌプリ(年老いた山=死火山)」と呼ばれていた。
斜里岳主峰の標高は1,661mで、他に南峰(南斜里岳)と西峰からなる。2000mに届かないものの、緯度が高いため高山植物が多くみられる。周辺の山々より標高が高く、山頂からは道東地域が一望できる。
登山コース
前述の通り標高は低いものの、環境の過酷さは本州の3,000m級の山々に匹敵する。万全の装備と綿密な計画、適切な判断力が求められる。
多くの登山者が利用する清里コースは道中二手に分かれており、尾根を通る新道に比べて沢沿いの旧道の方が距離は短い。ただし足元が滑りやすいため、疲労している下りで旧道を利用するのは危険である。
登山道 | 起点 | 距離 | 時間(目安) | 難易度 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
清里コース | 清岳荘 | 6.8km | 登り:3時間 下り:2.5時間 |
中級 | 一般的なルート 下りは新道経由推奨 |
豊里コース (三井コース) |
豊里登山口 | 8.5km | 登り:4時間 下り:3時間 |
中級 | 名称複数、登山口がやや分かりにくい 稜線付近は強風に注意 |
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