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ニコニコ大百科 : 医学記事 ※感染した可能性がある方で発熱や咳の症状があるかたは、直接医療機関を受診しないでください。まず、各保健所等に設置された発熱相談センター にご相談ください。 |
新型インフルエンザ[1]とは、インフルエンザのうち、もともとは人以外の動物(鳥、豚、馬など)に感染する型であったが、変異によって人から人への感染能力を持ったもののことである。
現在では主に、1997年に香港で死者を出して以来、東南アジアを中心に拡大しているH5N1型鳥インフルエンザと、2009年4月にメキシコで確認され、北米を中心に拡大しているH1N1型豚インフルエンザ(インフルエンザA型(H1N1))の2つが危険視されている。
概要
特徴
ほとんどの人が免疫を持たないため、感染が世界的に急速に拡大する(パンデミック)危険性が高いのが特徴。
症状自体は従来のヒトインフルエンザと大きな違いはない。
健康な成人でも治療を怠ると命にかかわる症状を引き起こす可能性がある、注意すべき病気である。
- サイトカイン・ストーム
- 新型インフルエンザの症状で最も恐ろしいのがサイトカイン・ストームである。サイトカインとは主に人体が病気やけがなど何らかのダメージを受けた際に産生される物質群で、ウイルスを攻撃したり、免疫系を活性化させたり、再生能力を促進させたりするが、副作用として高熱(熱でウイルスを抑制する)や炎症を引き起こす。ところが、人体にとって未知の病原体が侵入すると、免疫系が過剰反応を起こしサイトカインが大量に分泌される。すると全身の毛細血管に穴が空き、血液が体内に大量に漏れだして最悪の場合死に至る。この症状は一般に感染症に弱いとされる年寄りや子供よりも免疫力が活発な若い成人にかかりやすい傾向がある。H5N1型鳥インフルエンザの場合、死因の多くがこのサイトカイン・ストームであった。現在流行中のインフルエンザA型(H1N1)は呼吸器のみに感染するため、サイトカイン・ストームは起こさないとされる。
過去の新型インフルエンザ
1918~19年に発生した「スペインかぜ」は当時の世界人口18億人のうち、およそ6億人が感染。全世界で4000万人、日本でも40万人の死者を出し、多くの著名人も犠牲となった。当時は第一次世界大戦の最中であったが、米軍死者の8割がスペインかぜによる病死とされているなど各国軍は大打撃を受け、休戦を早めたといわれる。
その後の研究で、鳥由来のH1N1型インフルエンザだったこと、大流行の原因が異常に増殖が高効率な性質にあったことがわかった。
1957年の「アジアかぜ」は鳥由来のH2N2型で、「スペインかぜ」以来H1N1型だけが広まっていために免疫を持つ人が少なく、日本では300万人が感染、6~8000人が死亡した。
1968~69年には「香港かぜ」とよばれる豚由来のH3N2型が流行。発生地の香港では50万人が亡くなった。この型は「香港型」とよばれ、1977~78年にソ連で流行したH1N1型「ソ連型」とあわせて、現在も毎年冬の流行を起こしている型の一つである。
対策
インフルエンザウイルスは呼吸器で増殖するので、感染した鳥・豚の食用部分がウイルスに汚染されることはほとんどない。
また、屠殺する前の段階で検査が行われ、感染した個体の排除が行われている。
インフルエンザウイルスは熱に弱いので、万が一汚染された鶏肉・豚肉を食べてもきちんと火が通っていれば感染することはないとされている。
外から帰ったらうがい手洗いを忘れずに。人の多い場所に行くときはマスクを着用。
基本的な予防策だがこれが重要になる。
自分自身にインフルエンザに酷似した症状が出た場合、
直接病院に行ったりせず、厚生労働省の相談窓口
や最寄りの保健所に電話して指示を仰ぐこと(院内感染を防ぐため)。
疑いありと判断された場合は、各都道府県が設置している発熱外来で診察を受けることになる。
関連動画
関連項目
Wikipediaにおける該当項目
脚注
- *厚生労働省:健康:新型インフルエンザ対策関連情報
- 疾患Q&A、通知、対策行動計画。
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6


ページ番号: 2993053
リビジョン番号: 331055
読み:シンガタインフルエンザ
初版作成日: 09/05/01 01:34 ◆ 最終更新日: 09/06/21 06:55
編集内容についての説明/コメント: サイトカイン・ストームについて追加。
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