新治(にいはり/にいはる)とは、地名である。
曖昧さ回避
にいはり
茨城県では「にいはり」と読む。
- 新治郡 - 町村制における茨城県の郡の一つ。現在の石岡市・土浦市・つくば市・かすみがうら市・小美玉市付近。2006年に玉里村が小美玉市に、新治村が土浦市に編入したことにより消滅。
- 新治郡 - 律令制における、常陸国の郡の一つ。現在の笠間市・桜川市・筑西市付近。近世以降は解体され、大部分は真壁郡となった。
にいはる
茨城県以外の地域では「にいはる」と読む。
- 群馬県利根郡新治村 - 2005年まで存在した村。現在はみなかみ町。
- 千葉県長生郡新治村 - 1953年まで存在した村。現在は茂原市。
- 神奈川県都筑郡新治村 - 1939年まで存在した村。現在は横浜市緑区。
概要
初見で読むことは難しく、群馬県新治村は全国難読町村サミットに参加していたことがあるほど(茨城県新治村の参加経験はない)。
筑波山近辺の地名であったようだが、詳細は不明。
俗説として、日本武尊が東方遠征の際に「ここが我々の新しく治める地である」と言ったことが由来とも。
しかし、それから1500年以上経った現在、この「新治」という地名があっちゃこっちゃに分散してしまい、自治体名からなくなった後も俗称や施設名として残っていたりして大変ややこしい問題を生んでいる。
例えば、土浦市役所に勤めている人が「今度新治に行くことになった」と言えば旧新治郡新治村をさすが、相手がひたちなか市の出身で小山市の大学に電車で通っていた場合、途中駅である新治駅を想定して「え、遠くない?」と思ってしまう、などである。
最高にややこしいのが学校名として残っている点である。
ご覧の通り、新治小学校はかすみがうら市にあるのに、新治中学校は土浦市にあったのだ。
土浦市新治地区内の3小学校が現在合併に向けて協議中だった頃、仮に合併した場合、学校名をどうするのかが話題になっていた。茨城県内の同名小学校には、土浦市立菅谷小学校と那珂市立菅谷小学校の例があるが、かすみがうら市と土浦市はすぐ隣である。ややこしいことこの上ない。
結局、小中一貫校(義務教育学校)になることが決定したため決着した。
他にもコンビニの支店名などで問題になることがある。
例えばセブンイレブンは、土浦市(旧新治村)大畑にある方は「新治大畑店」、かすみがうら市新治にある方は「かすみがうら新治店」と分けている。
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