日本万国博覧会(にっぽんばんこくはくらんかい)とは、1970年に開催された国際博覧会である。通称「大阪万博」。
2025年に開催される予定の国際博覧会については「大阪・関西万博」を参照のこと。
曖昧さ回避
- 「大阪万博」を参照。
概要
1970年3月14日から同年9月13日まで大阪府吹田市で開催された。国際博覧会条約・博覧会国際事務局の一般博に分類される。
名誉総裁は皇太子明仁親王、名誉会長は内閣総理大臣の佐藤栄作が務めた。
参加国数は77か国に及び、万国博覧会としては極めて大規模なものである。当初、1970年にちなんで70カ国の参加を目標としており、入念な交渉の結果これを達成した。
テーマは「人類の進歩と調和」(Progress and Harmony for Mankind)。
アメリカ館ではアポロ計画によって持ち帰られた月の石が展示され、話題となった。
そのほかにも携帯電話、テレビ電話、原子力発電所からの通電、自動運転も可能な日本式モノレール(床がフラットで現代の主流方式)など、現在にも通じる新技術が多数紹介され、日本の「明るい未来像」の総決算ともいうべきイベントとなった。
ほぼすべての施設は会期後取り壊され万博記念公園として整備されたが、この万博のシンボルとして建設された「太陽の塔」は万博終了後も保存されている。
日本の第二次世界大戦後に起こった高度経済成長期の晩年に開催された国家プロジェクトの一つであり、1964年開催の東京オリンピックと並んでその時代の栄華を象徴するものとして現在でも頻繁にその名が挙がる。
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