日産・プレーリーとは、日産自動車が1982年から2001年(リバティを含めると2004年)まで販売していたミニバンである。
概要
初代は1982年に発売。
既存のセダンをベースに開発された、日本における低床ミニバンの先駆者的存在であった。
1988年、1998年にモデルチェンジをしており、2001年まではプレーリーの名を冠したミニバンが販売されていた。
2001年には3代目がマイナーチェンジを受け名称を変更、プレーリーの名が消滅した。
歴史
初代(1982年~1988年)
1982年発売。
スタンザ/オースターをベースに開発された乗用ワゴンであり、後に大きな市場を形成することとなった低床型ミニバンの元祖とも呼べるべき存在であった。
このモデルでは現在でも一部車種に採用されているセンターピラーレス構造が両側に採用されていた。
2代目(1988年~1998年)
1988年9月発売。
先代モデルではピラーレス構造を持つミニバンであったが、安全性への配慮からかピラーが追加されている。
エンジンはCA20S(2000cc)を設定、乗車人数は5人乗り、6人乗り、7人乗り、8人乗りが選択できた。
(6人乗り以上の乗車人数が3列シートであったが、写真で見る限りホイールハウスのでっぱりが大きく感じるため、相当狭そうである)
1990年には一部改良を実施。
エンジンにKA24E(2400cc)を追加、このエンジン搭載車には専用のバンパーが与えられていた。
(ただし、1992年に追加設定されたRV仕様車「シュプール」には2.4リッターエンジンが搭載されていたが、グリルガードを装着するために2リッター用のバンパーが装着されていた)
マイナーチェンジモデル[プレーリージョイ](1995年~1998年)
1995年8月にマイナーチェンジ。
車台やインパネなどはそのまま流用されているが、外装デザインは大きく変更されており、実質的には別車種といっても差し障りない程度に変化している。
また、カタログやCMなどでの車名表記は「プレーリージョイ」とされた。(正式名称はプレーリーのままで、変更されていない)
エンジンも、MC前に搭載されていたCA/KA系が全廃され、SR20DEに変更された。
また、日本における安全装備への関心の高まりからか、運転席エアバッグを全車に標準装備化している。
1997年には一部改良を実施。
デュアルエアバッグ、ABSが全モデルに標準装備として搭載され、グリルのバー部分やバックドアガーニッシュがメッキ化された。
1998年にはモデルチェンジを実施、車名を「プレーリーリバティ」に変更する。
3代目(1998年~2004年)
「日産・リバティ」の項を参照
関連動画
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関連商品
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関連項目
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