旦那酸依存症とは、夜月氏製作の東方×モンスターハンターの字幕プレイ動画「誘われてユクモ村」の視聴者間で噂されている、旦那酸に強く依存した状態である。
概要
旦那酸の主な効果は、『旦那酸』の記事でも述べたように身体能力及び集中力の強化、集中力の向上等。その為、この恩恵に預かりすぎて依存症を発症してしまう可能性があった。
あくまで理論上の『依存症』ではあったが、近年動画視聴者の住む世界とは別の世界、幻想郷出身の非常に多くの少女達がユクモ村周辺にて中毒患者に罹患している事が判明した。私と動画視聴者有志による我々旦那酸研究者は、予想よりも重い旦那酸依存症の症状に恐怖もした。
旦那酸は現在研究中の物質である、ということは『旦那酸』の記事に書いた通り。 これより展開される説は状況証拠から推察される研究者独自の推論である。推論ではあるのだが、あくまで証拠を提示できないために推論としているのであり、多々の事例とその原因から、旦那さんとの接触が性格変化等の症状を引き起こしているのは明白だ。
私は旦那酸依存症について、今わかっていることをここに記す。読者が旦那酸についての危険性を理解してくれれば幸いである。
旦那酸依存症の仮説とその危険性
旦那酸依存症とその危険性の仮説
幻想郷出身のハンター少女達に大きな恩恵を与えている旦那酸だが、少女達の体質によって精神や肉体面に深刻な悪影響を及ぼす可能性が示唆されていた。ポッケ村、ユクモ村での事例は、この可能性を裏付けた。
例をあげると、集中力の欠如による狩猟の妨げ(大剣の溜め攻撃の不発)、健忘症に近い状態、嫉妬心の誘発。
他にもツンデレ化や妄想を事実と思い込む情緒不安定状態、凶暴化、鬱状態など個人によって多岐に渡る症状が確認されている。
興味深い事に、何人かの少女は旦那酸を多量に摂取しても中毒症状を発症していない。この少女たちに共通する点は、精神年齢が幼いことだ。F氏に至っては、毎回旦那さんに飛びつき、膨大な量の旦那酸を摂取しているにも関わらず、旦那酸の有効成分のみを取り入れ、本来持っているその素晴らしい素質を更に強化させ狩猟での実力を発揮している模様。
また、旦那酸を過剰摂取したり、逆に旦那酸の摂取を断ったことによる禁断症状が続いたりした場合、また禁断症状が続いた状態から急激に旦那酸を摂取した場合には精神に悪影響を及ぼす可能性が示唆されている。
主な旦那酸依存性の症状とその事例
無気力、注意力散漫
ポッケ村で活躍したハンターの一人、K氏はポッケ村では英雄の一人として数え上げられ、「大剣使いとしては右に出るものはいない」とまで称させるほど精力的で腕の良い超一流ハンターだった。
しかし、旦那さんがユクモ村に移動をした後は旦那酸の欠乏による無気力状態に陥り、狩猟に対して信じられないほど積極性を失った、との報告も寄せられている。
彼女の仲間の証言によればむしろこのサボり状態こそが本来の彼女の姿だそうだが、彼女の活動記録を確認する限りその様な印象は全く見受けられず、むしろ狩猟のみならず狩猟の準備や農作業にも積極的に取り組む精力的で行動力のある女性だとの印象を受ける。
旦那さんがユクモ村に移動してしばらくの間、K氏は以前とは別人の様に無気力で怠惰な姿を見せていた。が、ユクモ村に移動し旦那さんと再会してからは無気力さが消え、以前の姿を取り戻した。
A氏とS氏の二人は、旦那酸による人格の悪影響が現れ始めている。A氏は人形制作、人形操作が本業で、抜け目のないまめな女性だったが、K氏と同じく注意力が散漫になりケアレスミスが多くなりがちになった。大人しく冷静なS氏は挙動不審や呂律の回らない状態を良く見せるようになった。
凶暴化
ウカムルバスを討伐したポッケ村の英雄R氏は、精神の安定を著しく欠き凶暴化。狩猟場で暴君のごとく暴れまわったとの報告がある。
その様は、ティガレックスすら裸足で逃げ出すものらしい。
ツンデレ化
ランス使いのR氏は極端なツンデレ化が見られ、依存症の重度進行が確認される。人目が無い所で旦那さんと二人きりになると人格が豹変したように甘えていたらしい。
そのあまりにも恥も外聞もない甘えっぷりは『ユクモ村のコーヒーは甘い』、『口から吐いた砂糖が止まらない』としか表現のしようがない程とか。
片手剣使いのT氏、狩猟笛使いのN氏の両名もツンデレ化やデレデレ化が進行している。こちらは旦那酸による性格への影響が良い方向へと作用したらしく、ハンターを始めた当初に比べて確実に周囲へ好印象を与え、彼女達の保護者も非常に感謝をしている。深刻な旦那依存症の発症が、逆に良い方向へと向かった稀有な例である。
鬱
教師のK氏は、普段は凛々しく理知的な雰囲気を醸し出す女性だ。彼女は長い間旦那さんと居を共にしていた。このことから、K氏が大量の旦那酸を摂取していたことは容易に想像できる。しかし、ある日旦那さんがK氏の元を離れ、別居生活を強いられた時のことだ。 当然、K氏は旦那さんの不在により、旦那酸依存症に苦しめられることになった。 この時のK氏の主な症状は、鬱で、まるで別人のような状態になっていたらしい。後に、K氏は旦那さんに無事再会を果たす。するとたちまち鬱状態から回復し以前と同じ調子を取り戻したと言う。
妄想
アイルーたちに代わって狩猟場で倒れたハンターを回収しているA氏は、日に日に旦那さんへのアピールがエスカレート、最近ではまるで旦那さんが既に自分の夫であるかの様な発言も繰り返している。あるギルドナイトからは、「彼女の話を真に受けていたら実は事実と違っていて大恥をかいた。」という証言をいただいた。
このことから、彼女が深刻な妄想癖に囚われている可能性は非常に高い。
特記
上述した太刀使いのF氏は、以前は一般常識に著しく欠け、狂気と言えるほど凶暴な少女だったらしい。
しかしながら、今ではF氏は非常に落ち着いており、『まるで天使だ』と称されることもある。こんなF氏が以前は狂気に囚われていた凶暴な性格だったとは到底信じられない。
F氏が狂気に囚われていたのは故郷での話でハンターを始める遥か以前の話のため、残念ながら私には事の真偽を確かめる術がない。
決定的な物的資料もしくは物証が見つかるまでは、F氏と旦那酸との関係は保留としたい。
旦那酸とアルコールとの関連性
旦那酸がアミノ酸の一種である以上、他の外部要因による別の化学反応やそれによる副作用が起こる可能性があるが、それを示唆するある興味深いレポートがポッケ村より報告されている。
こちらは旦那酸依存症よりも更にデータの少ない案件であるため、信憑性に関してはほとんど保証が出来ないことを最初に断っておく。
旦那酸依存症患者と予測されている五名(T氏の保護者I氏、ライトボウガン使いのR氏、旦那さん一向の荷物管理人A氏、ヘビィボウガン使いY氏、弓使いS氏)はアルコールを一定量摂取した際、人格の影響が確認されている。いずれも積極性が極めて増し、まるで人格が豹変したかの様な状態になることが確認されている。
主な例として、旦那さんにやたら抱きつき逆セクハラを繰り返す、旦那さんの所有権を勝手に主張しだす、他人に渡す飲料物に薬品を混入するなど攻撃性と加虐性が増す、気が大きくなり大言壮語を頻繁に口に出すようになる、などなど。驚くべきことに、旦那酸依存症とほぼケースが重なっている。
データ自体が極めて少なく、また、本人の性格や体質の問題、アルコール自体の作用によるものなのか現時点では全く判断がつかないため、断言はできない。
が、旦那酸とアルコールの因果関係について一考の余地はある。
対処方法
旦那酸は少女達が普段旦那さんの周囲にいるだけで適量を摂取出来るものであり、少女達も無意識の内に摂取している。
よって本人が旦那さんに対する興味や好意を捨てない限りは摂取を止められない。
この為旦那酸の過剰反応や依存性などの症例に対して本人自身のみならず周囲の自覚症状も薄く、気が付いた時には手遅れになっているケースが多々ある。
この事実を踏まえて少女達の保護者並びに関係者各位は留意の上、少女達が旦那さんへ過剰なスキンシップを行わない様に気をつけて貰いたい。
その際、自分自身が旦那さんとの接触により旦那酸依存性にならぬ様、十分に注意するべきだ。
特記:旦那酸依存症患者リスト
軽度(悪影響は特にないが兆候はあり)
十六夜咲夜(バックアップ担当)
聖白蓮(狩猟準備担当)
河城にとり(オトモロボ開発兼メンテナンス担当)
永江衣玖(狩猟準備担当)
伊吹萃香(救助担当)
中度(影響色濃く依存症の傾向あり)
風見幽香(へビィボウガン担当)
東風谷早苗 (弓担当)
魂魄妖夢(双剣担当)
霧雨魔理沙(スラッシュアックス担当)
重度(既に手遅れ。末期症状の疑いもあり)
博麗霊夢(ハンマー担当)
上白沢慧音( 狩猟準備兼農業担当)
レミリア・スカーレット(ランス担当)
鈴仙・優曇華院・イナバ(ライトボウガン担当)
稗田阿求(情報処理兼狩猟準備担当)
小野塚小町(大剣担当)
射命丸文(救助担当)
比那名居天子 (片手剣担当)
封獣ぬえ(狩猟笛担当)
アリス・マーガトロイド(情報処理兼狩猟準備担当)
古明地さとり(狩猟準備担当)
例外(依存症みられず)
フランドール・スカーレット(太刀担当)
霊烏路空(ガンランス担当)
古明地こいし(マスコット担当)
橙(マスコット担当)
対象外(旦那酸依存症ではない)
藤原妹紅 (狩猟準備担当)
因幡てゐ ( 観戦)
蓬莱山輝夜 (観戦)
四季映姫・ヤマザナドゥ(狩猟準備担当)
番外(旦那酸の影響を受けない?)
八雲紫(総指揮及び全体調整担当)
八雲藍(雑用担当)
西行寺幽々子(暴食 狩猟準備担当)
洩矢諏訪子(狩猟準備担当)
八坂神奈子(クレーマーお目付け役兼狩猟準備担当)
八意永琳(健康管理担当)
まとめ
長々と書き連ねてきたが、これによって読者が旦那酸依存症の恐ろしさを理解してくれれば幸いである。
重ねて書くが、旦那酸依存症は非常に発症率や症状が重く、しかも旦那酸自体が未だ未知物質であるため、治療法すら確立できない。現段階では一度この危険な依存症を発症してしまえば、天狗だろうが吸血鬼だろうが天人だろうが、依存症から抜け出すのは不可能である。
さらに、旦那酸をまき散らしている張本人である『旦那さん』は、ユクモ村での事件を解決し次第幻想郷に帰ってくる。以前のサッカーの件、異世界でもポッケ村という別の村を救っていることから、旦那さんが幻想郷に現れるのはそう遠くない。もし彼が幻想郷でも変わらず旦那酸をまき散らすと、非常に多くの依存症患者を生み出す原因となってしまう。
それを防ぐため、私は当研究所にて旦那さんを隔離する計画を練っている。旦那さんと外部との接触を断って旦那酸の拡散を防ぎ、そのうえで旦那さんから旦那酸サンプルを回収、分析し、依存症患者の治療を手助けしたい。
しばらくの間、旦那さんを私のモルモットとしてしまう事実を否定することはできない。だが、私も旦那さんをただのモルモットとして扱うつもりはない。一日三食から十分な睡眠まで、不自由な暮らしを強いるようなことは絶対にしないし、旦那さんの願いは可能な限り叶えるつもりだ。
旦那さんが幻想郷に戻っても、読者が旦那酸依存症に怯える心配はない。安心して、旦那さんの全てを当研究所に任せてほしい。
”旦那酸依存症に関するレポート”
「師匠?何を書いているんですか?」
「あらうどんげ。人の書物を勝手に読むなんて、偉くなったものね?」
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