『星のカービィ デデデでプププなものがたり』とは、月刊コロコロコミックで1994年5月号から2006年11月号まで連載されたひかわ博一の漫画である。現在、コロコロオンライン(週刊コロコロコミック)にて新シリーズが連載中。
概要
単行本は全25巻。コロコロコミックで10年以上連載していたこともあって、カービィの漫画といえばコレ!という人も多いと思われる。基本的に1話完結のギャグ漫画で、時事ネタも多い。人気を博したが、終盤になるとまるで作者が交代したように絵柄や作風が変わり、突然連載終了してしまった。これについては、ひかわ博一の記事を参照。
しかし連載終了から11年後の2017年、コロコロアニキ誌上に突如の新作掲載と言う形で再登場を果たし、翌2018年には『星のカービィ スターアライズ』発売を記念した描き下ろし漫画が公式サイトに掲載。コロコロアニキ2018年春号では25.5巻と言う形の付録として短いながらも新作が掲載され、次号となる2018年夏号から正式に連載が開始された。
連載の正式再開と前後して過去のエピソードをまとめた傑作選『デデデ編』『プププ編』が発売された。その後も傑作選が発売されているが、第三弾『ペポポ編』以降はコロコロアニキ掲載話や書き下ろしの新作の収録も兼ねた、実質的な新刊となっている。
2021年にはコロコロアニキが休刊紙から電子への進化を遂げた事で掲載の場をコロコロオンラインへと移し、web漫画として連載を継続している。2022年には同サイト内に創刊された週刊コロコロコミックに掲載されている。
登場人物
- カービィ
御存じ主人公。能天気な性格で、食べることと歌うことが大好き。語尾に「~ペポ」をつけて喋り、「ペポーイ」「ポペペ」といった言葉で感情を表現することがある。 - デデデ大王
プププランドの王様…だが、あまり人望は無い。カービィのライバル兼友達兼保護者のような存在で、カービィにひどい目にあわされることが多い。語尾に「~デ」をつけて喋る。 - ポピーブロスSr.
デデデ大王の側近(アニメでいうエスカルゴンポジション)。基本的に常識人で、生真面目な性格。
- チービィ
初期のカービィの相棒。時に厳しく時に優しいツッコミ役。漫画オリジナルキャラのように見えるが、実はゲームに登場する雑魚キャラ「ディジー」が角を帽子で隠した事で人格が変わったもの。新相棒であるリックの登場に伴い、デデデに帽子を食べられてディジーに戻った事でレギュラーの座から去った。 - リック
カービィの仲間のハムスター。チービィと交代するようにレギュラー化。ボケもツッコミもこなす。一時は「チュポポー」と鳴く事も多かった。曲芸が得意。 - クー
カービィの仲間のフクロウでカービィの保護者的存在。真面目だがギザ且つナルシスト。この漫画のクール枠ながら無様な姿を晒したり色々と酷い目に遭う事も。 - カイン
カービィの仲間のマンボウ。ぼーっとしており、基本「んぼ」としか喋れない。当初はそれでも出番は少なくなかったが、チュチュ登場後はあまり姿を見せなくなっていった。 - グーイ
カービィと暮らすダークマター族。どこまでも伸びる舌で敵を捕らえて飲み込む。マイペースでのんびり者。普通に喋れるはずだが、途中からほぼ「グーイ」としか言わなくなった。 - チュチュ
カービィの仲間のメンダコ。本作主要キャラでは初の女性キャラで、そのためか登場後はカインを押しのけるようにリック、クーに並ぶレギュラーに。乙女だが御転婆でヒステリック。アドレーヌやリボン登場後はやや出番が減ったが、彼女達がだんだんと出なくなると逆にまた姿を見せるようになった。 - ナゴ
カービィの仲間の三毛猫。昼寝とカービィを転がす事が大好き。リックとは犬猿の仲。チュチュに比べると出番は少なめ。連載再開後には「おれは猫じゃない」というトンデモ発言をしている。 - ピッチ
カービィの仲間の小鳥。体が小さい頑張り屋でクーに憧れる。『星のカービィ3』枠はおろか、このリストの中でも断トツで出番が少なく、カイン同様にモブやオブジェクトのような扱いが多い。出番の少なさを作中でもネタにされたほど。 - アドレーヌ(アド)
絵の修行に来た女の子。描いた絵を実体化させる能力を持つ。この漫画では『星のカービィ3』のアドと『星のカービィ64』のアドレーヌは同一人物となっており、人間とも明言されている。連載再開後はデザインがやや変わっており、頭身が若干上がっている。 - リボン
リップルスターから来た妖精。プププランドのアイドル的存在。常識人だがわがまま。当初はレギュラーだったものの時が経つにつれて出番が無くなっていき、終盤は全く姿を見せなかった。連載再開後はまた登場している。 - メタナイト
仮面の剣士。初登場自体は初期だがゲスト的存在で、登場する度に設定が変わっていた。連載再開後はゲームに近いイメージで定着し、コロコロコミック時代と比較して出番が多くなっている。基本は真面目だが、仮面を落として能面やうるおいパックで顔を隠したり、デリカシーの無い事を言ってリボンを大泣きさせるなど色々とやらかしている。
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関連静画
関連項目
外部リンク
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