時空探偵ゲンシクンとは、かつて放映されていたアニメ作品である。製作はサンリオとテレビ東京。アニメーション制作はグループ・タック。
イシイシウッホー!
タイムトラベルができるようになった時代・25世紀。ある日、時空保護局が何者かによって破壊されてしまい、時空モンスターが様々な過去の時代に飛ばされてしまう。
タマシティに住む少女・大和ソラは弟のトキオといっしょに化石発掘の課外授業を受けていた。化石はないかと調べて見ると不思議な生きている化石を発見する。叔父の大和博士に協力してもらい、復元してみると、なんとそれは原始時代に生きていた少年ゲンシとジクモンのラブラブだった。
ゲンシは時空保護局を破壊した張本人、時空犯罪者TPレディの攻撃を受けてしまい父親のオトタンと共に化石になっていた。復元されたゲンシは、友達思いで悪い奴は許さない正義感が認められ、時空探偵に任命された。
時空モンスターを保護し時空犯罪者を捕らえるのが時空探偵の使命。ゲンシは、武器になって生まれ変わったオトタン・ソラ・トキオ、そして同じ時空探偵の鳴神京一郎と協力し、時空モンスター保護とTPレディを追跡し、過去の時間を元に戻していくことになる。
登場するモンスターは時空モンスターと呼ばれ、(ごく一部を除き)通常の姿のほかに悪役TPレディに洗脳されたバッド変化と正義の心で変身したスーパー変化の合わせて3種類の姿を持っているのが特徴。
サンリオによるポケモン風作品というとサンリオタイムネットも有名だが、こちらはタイムボカンのテイストも取り入れられており、毎週ゲストモンスターにちなんだ様々な偉人が登場する。小学館の学年雑誌で連載されていたサンリオタイムネットと違い、ファミ通ブロス(アニメ版より先行で連載)とコミックボンボン(アニメ版放送開始後にコミカライズ連載開始。タイトルは「時空探偵ゲンシクン、進め!ジクモン探偵団」)とのタイアップを行っていた。なお、このジャンルの作品には珍しくテレビゲームの類は発売されていない。
時空モンスターの出現を察知して各時代へワープ
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ワープ先の時代で時空モンスターと歴史の偉人に出会う
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TPレディによってモンスターがバット変化
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ゲンシ達の活躍で改心させる
というのが基本的なフォーマットである。
声の出演
ゲンシ - ゆきじ
オトタン - 立木文彦
大和トキオ(やまと トキオ) - 森田千明
大和ソラ(やまと ソラ) - 水樹奈々
大和博士(やまと はかせ) - 佐藤政道
TPレディ - 冬馬由美
ダイナ - 上田祐司
マイト - 茶風林
その他
・テレビアニメ/3DSソフト「イナズマイレブンGOクロノ・ストーン」でゲンシクンそっくりのキャラが登場する。偶然か狙ったのかは不明だが中の人も同じで、さらに言えば歴史の偉人に出会っていくストーリー展開も似ている。
サンリオピューロランドのアトラクション
今作はテレビ放送に先駆けてサンリオピューロランドにかつて存在していたシアター型アトラクション「夢のタイムマシン」にて今作をモチーフとした映像作品が上映されていた。(以下「ピューロランド版」)
キャラデザはTV版とは大幅に異なっており、実質TV版のパイロットフィルムとして制作された作品と見られている。ちなみに、当時のアニメ雑誌やピューロランド内の広告ポスターではTVアニメ放送開始の告知が行われていたのだが、その際は「夢のタイムマシン」版での絵柄で掲載されていた事から、TVアニメも当初はピューロランド版の絵柄で放送するつもりだったと思われる。
同アトラクション内で公開された「デジモンアドベンチャー」「ゲゲゲの鬼太郎」といった映像ソフトは以降も映画館やテーマパーク・博物館の3Dシアターといった所で再上映され日の目を見ているのだが、ゲンシクンの場合はメディア展開がとうの昔に終わっている関係なのか再上映されていないため、知名度が原作以上に低いのが否めない。
なお、ピューロランド版ではトキオ、ソラ共に未登場であり、残念ながらピューロランド版は水樹奈々は出演していない。もし彼女がピューロランド版に出演していたのなら、知る人ぞ知る隠れた伝説になっていたのだが…
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関連項目
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