「普段お前が人と話すとき どういう所見てるかわかった 何もない虚空見てるじゃねぇか」とは、視聴者たちの心に突き刺さった言葉である。
概要
背後から突き立てられる、2016年5月7日にAT-Xで放送されたテレビ番組「東京エンカウント弐」第四十一章において、中村悠一が杉田智和へと放った言葉。
番組のミニコーナーにて、当時未発売のVR機器「PlayStation VR」を試遊する企画があり、中村悠一は深海体験ゲームの「The Deep」を、そして杉田智和は仮想キャラクターとのコミュニケーションを行うゲーム「SUMMER LESSON」をプレイする運びとなっていた。
杉田の番、SUMMER LESSONが始まると、VRヘッドセット越しには「海沿いの和風家屋の庭」という仮想空間の風景が広がっていた。その縁側には、金髪のアメリカ人女性キャラクター・アリソンが座っている。
「VRヘッドセット装着者(杉田)は家庭教師で、アリソンに日本語を教える」というシチュエーションで話が進んでいく中、アリソンは教科書を持って装着者のすぐ横隣まで接近してくる。そんな彼女と相対する杉田の視点を外部モニターで見ていた中村が、違和感に気付く。杉田の頭は横隣にいるアリソンの方を向いているはずなのだが、モニター上にはアリソンの姿が映っていないのである。よく見ると、画面の端に彼女の身体の一部だけがかろうじて入り込んでいた。
杉田「いや、ここ(横隣)に座ってんだよ今」
中村「……わかったよ、なんか普段お前が人と話すとき どういう所見てるかわかった 何もない虚空見てるじゃねぇか」
唐突に投げ込まれた、無慈悲で的確なその言葉のナイフは、番組を観ていた視聴者の胸をもえぐっていった。「やめてくれ俺に大ダメージ」「俺じゃねーか」「俺らじゃん…」などと苦悶する悲鳴とともに、重篤なショック症状を引き起す者多数。それ以上いけない。
なお、この言葉は、放送された第四十一章のサブタイトル「何もない虚空 みてるじゃねぇか」として採用されている。
関連静画
関連項目
- 東京エンカウント / AT-X
- 中村悠一
- 杉田智和
- PlayStation VR
- SUMMER LESSON / PlayStation VR WORLDS
- コミュ障
- フェレンゲルシュターデン現象
- ニコニコ大百科の旧基準である三十二文字制限を超えた三十三文字以上の長い記事名を持つニコニコ大百科の単語記事および生放送記事の一覧
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