曹訓とは、三国志に登場する人物である。
概要
曹操の甥で名将だった曹真の三男。父の死後に他の兄弟らと共に列侯に封じられた。
長兄の曹爽が魏帝曹叡の死後に権力を握ると彼も武衛将軍に任命され権勢を尽くした。次兄の曹羲は弟達への戒めと称して兄の曹爽を間接的に諌めたが聞き入られなかったという話がある。
249年(正始10年)正月、曹爽兄弟が魏帝曹芳と外出した隙に司馬懿がクーデターを起こす。曹爽らは司馬懿に戦いを挑めという桓範の進言に対し何の決断もできず、降伏すれば命は助けるという司馬懿の降伏勧告に応じてしまう。桓範は「曹子丹(曹真)殿は素晴らしい方だったのに、その子であるお前らは牛や豚のようだ。お前らのせいで一族皆殺しに遭うとは」と嘆いた。
結局曹訓を含めて曹爽兄弟は厳重な監視下に置かれ、宦官の張当が曹爽らと謀反を計画していたと自白するとその罪で三族皆殺しとなった。
家族
- 曹真 - 父。正史では名将、演義では司馬懿の引き立て役
- 曹爽 - 長兄。大将軍、侍中
- 曹羲 - 次兄。列侯、中領軍
- 曹則 - 四弟。列侯
- 曹彦 - 五弟。列侯、散騎常侍侍講
- 曹皚 - 六弟。列侯
- 曹文叔 - 従弟。早死にしたが、その妻夏侯令女は壮絶なまでの貞淑を貫き再縁を拒んだ
- 曹熙 - 甥。曹爽の家を継いだ
関連動画
コーエー三國志には早いシリーズから登場し、弟の曹彦がリストラされても曹爽や曹羲らと健気に出演している…がやはりというべき能力値が哀しいのはこれも宿命か。
関連項目
- 三国志の登場人物の一覧
- 曹叡/曹芳
- 曹真
- 曹爽
- 司馬懿
- 桓範
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