月亭方正(つきてい ほうせい)とは、かのヘタレ芸人、山崎邦正が落語家として再起した後の高座名である。
2013年1月1日付で芸名を高座名に統一したので、本名はリダイレクトで対応する。
概要
1968年2月15日生まれ、兵庫県西宮市出身
本名は「やまさき」と濁点のつかない読みが正式なのだが、周囲がヤマザキ、ザキさんと濁点付で呼び続けていたことに加え、1998年にアニメ「学級王ヤマザキ」の主題歌「ヤマザキ一番!」を歌うことになり、最近では初期ほど気にしなくなったもよう。
1988年、所属する吉本興業の芸能学校、NSCで同期だった軌保博光とともに、漫才コンビ「ガスペケ」を結成。翌1989年に、コンビ名を「TEAM-0」へ改称して東京進出。(書類上では)吉本東京本社所属タレント第1号らしい。
その後、1989年秋に放送を開始した「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」にレギュラー出演。1993年にコンビ解散後もピンで活動を続け、現在にいたる。
初期には、一発ギャグに似た勢い任せの絶叫で一躍アイドルめいた人気を得るが、徐々に本来の小心者ぶりが露呈してファンが激減。しかしそこから現在のヘタレ、スベり芸と称されるポジションを築き、「ガキの使い」春の恒例行事となった卒業ドッキリも含めバラエティになくてはならない存在(必要悪?)へと定着する。1998年から3年間、NHK「天才てれびくん」に3代目司会者として出演したときですら、共演した子どもたちからいじられまくってたほど。
なお、天てれで共演していたウエンツ瑛士は、当時、実子同様に気にかけてもらっていたことを何気なく聞かされたことに感銘を受け、以後方正を師匠と公言するようになる。
一方で、なんとかしてヘタレを返上したいとの思いから、ピアノを始めてみたり、臨床心理士資格取得をめざして立正大学心理学部に通ってみたり(大学院中退のため修士号取得の可不可は不明瞭)と、向学心も旺盛。「ガキの使い」では過去数回、山崎プロデュース曲を歌ってみたなる企画が放送されたこともある。
落語の勉強を始めたのは40歳を迎えてからであり、東野幸治にすすめられて桂枝雀の噺を聞いたのがきっかけ。その後、かねてから飲み仲間だった月亭八光の伝手を頼り、八光の師であり父親でもある月亭八方門下に2008年入門、本名の表記を変えた「方正」名義の使用が許可される。
2009年12月に上方落語協会加入後、月亭一門内外の勉強会へ積極的に参加するなど、落語家の顔を確立させつつある。2021年には初弟子(月亭柳正)を取り、遂に名実ともに「師匠」と呼ばれる身分となった。それでも、ダウンタウンをはじめつきあいの深い芸人仲間にとったら、おもしろくないのになぜか憎めない「山ちゃん」なのだろう。
ガキ使の罰ゲーム「笑ってはいけない○○24時」シリーズはメンバー5人の中で唯一皆勤している。また「病院」以降は難癖をつけられて蝶野正洋にガチビンタされるのが恒例になっている。(本人は本気で嫌がっている。)
「空港」では蝶野が「ヤマザの付く奴が犯人じゃ!」といって山崎に名前を尋ねられた時、「今崎ホセ」と答えたことがネタにされた。
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