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『木よ、火よ…土よ、金よ…そして水よ！世を司るすべての事象よ、我に味方せよ！』
有栖零児とは、 PS2用ソフト『NAMCOｘCAPCOM』に登場するキャラクターで、本作の主人公である。
ニンテンドーDS用ソフト『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ』シリーズ等にもゲスト出演している。
概要
超常現象に対応する日本政府の特務機関『森羅』に所属するエージェント。相棒の小牟（シャオムゥ）と共に『ゆらぎ』と呼ばれる次元の歪曲現象の解明・解決を任務としている。
年齢は初登場のナムカプで23歳、ムゲフロでは24歳になっている。CVは井上和彦。
髪の左側半分が白くなっているが、これは勘違い二色メッシュというわけではなく、敵対組織『逢魔』のエージェントであり宿敵でもある沙夜（サヤ）に10年前つけられた額の傷が原因。この傷は、彼女の気配を感じると疼きだす専用レーダーの役割も果たしている。
「そいつは重畳」が口癖であり、彼の代名詞の一つ。
名前の由来は『不思議の国のアリス』と、12時を現す『れいじ=零時』から。彼の父である正護（しょうご=正午）も同じ由来。専用テーマはそれをもじった『ゆらぎの街のアリス』。
性格は冷静で寡黙な常識人。幼いころからの教育のおかげで、割とロマンチストな一面もある。何故か、やたらと亜人の女キャラに気に入られるフシが見受けられている。
登場する作品はカオスなメンバーが集まる作品ばかりなので、ツッコミ役として欠かせない存在。
色々とフリーダムな相方の小牟のストッパー役でもあるが、彼女にはやや甘い面がある。
彼が同行するメンバー達はちょっとやそっとのツッコミでは暴走が止まらない者ばかりなので、彼女らを制止するためにしばしば「おしおき」を加えることがある。
主なおしおきの手段は尻叩き。相方の小牟や銭ゲバな駄猫、情報漏洩しまくる悪魔っ娘がやらかした時によく叩かれる。厳しい時は百叩き、それも「尻が消し飛ぶくらいの勢い」でスパンキングされるらしい。
しかし小牟と駄猫の二人は叩かれすぎたせいか、逆にすばらしき新世界に目覚めてしまった。
おかげでプレイヤーからは『スパン王（キング）』、さらには公式でムゲフロの仲間の一人から『スパンキングマスター』の二つ名を頂戴することに。
相方小牟とのコンビは、各々の見た目、性格等がスーパーロボット大戦シリーズのキョウスケ&エクセレンそっくり。
これは『無限のフロンティア』シリーズにて公式的にネタにされている。
ちなみに彼らが似ているのは、どちらの初登場作品にも森住惣一郎が関わっているため。
ただしキョウスケと違い、分の悪い賭けをするつもりはないらしい。
担当声優が井上和彦なため、無限のフロンティア以降ロム兄さんやサイボーグ009といった声優ネタが増えてきた。
小牟と違い真面目にやるので、元ネタを知らなければ普通にかっこいいセリフにしか聞こえなかったりすることも。
装備
父親の正護の形見である『護業』に武器をセットした『護業抜刀法』と陰陽術を駆使して戦う。
それぞれ五行属性を持ち、ショットガン『柊樹(ハリウッド)<木>』、大型リボルバー『金(ゴールド)<金>』、刀『火燐(かりん)<火>』、脇差『地禮(ちらい)<土>』(最新作では脇差『霜麟(そうりん)<氷>』が追加)を巧みに使い分けて戦う姿は、さながら大道芸のようである。
この武器には色々と問題があるらしいが、本人はあまり考えないようにしているらしい。
必殺技は小牟と共に繰り出す、小牟の鬼門封じで相手の動きを止め、柊樹の零距離射撃から火燐と地禮による連続斬撃に繋ぎ、金を6発全弾撃ち込んだ後に小牟の水燐でトドメを刺す『護業抜刀法奥義・真羅万象』。
プロジェクトクロスゾーンでは小牟の水燐に新武器の霜麟を合わせる『護業抜刀法奥義・真羅万象・極』。
プロジェクトクロスゾーン２では上空に『護業』を放り投げ次々と落ちてくる武器にもちかえて『護業抜刀法奥義・真羅万象・天地』を使う。
登場作品
NAMCO×CAPCOM
記念すべき初登場作品であり、相方の小牟と共に本作の主人公を務める。
戦闘狂、亜人、魔王、吸血鬼、獣人、ロボ等々、カオス極まりないメンバーが曲がりなりにもチームとしてまとまったのは、彼の存在によるところが大きい筈。この作品で知り合ったKOS-MOSやM.O.M.O達とは長い付き合いになる。
ちなみにこのときは喫煙していたが、EDで小牟に注意されたからか、この作品以降喫煙をしている描写はない。
無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
小牟と共にまさかのゲスト参戦。ナムカプの続編を望む声も多かったため、彼らの再登場に喜んだファンも少なくない。
今作のメンバーもカオスなキャラばかりなので、またしてもツッコミ役として大活躍。
今作は女性比率が高く、男性は零児と今作主人公であるハーケン・ブロウニングのみ。
そんなハーケンとは、正反対な性格ながらも仲が良く、親友ともいえる関係を築いている。
無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
続編であるEXCEEDにも矢張り小牟共々引き続き参戦。
しかしその登場は物語中盤とかなり遅く、今作のメインメンバーの中では一番最後に仲間になる。
その間パーティーはツッコミ役なしで突き進むことになり、彼の存在がいかに大切か、プレイヤーに嫌というほど思い知らせてくれる。
しかも今作では宿敵である沙夜とは目標の一致と言うことで共闘し、元々あった『二丁・銃の型』に沙夜を交えた『二丁・銃の型・巴』と言う零児・小牟・沙夜三名が銃を乱射しまくって敵全体にダメージを与える夢の合体技が存在する。
彼の初登場シーンは必見。詳しくはレイジ・アリストールの記事を参照。
PROJECT X ZONE
バンナム、カプコン、セガという３社によるクロスオーバー、その作品のコンセプトやシステム、制作はモノリスソフト主導、しかも森住氏が参加、しかもムゲフロからハーケン＆神夜参戦、どう考えてもナムカプ・ムゲフロの続編としか考えられない作品だっため、発表当初から零児&小牟の参戦を望む声が多かったが、最終的にしっかりと参戦が決定。
新武器、霜麟を引っ提げて堂々の凱旋。これでついに五行を一人で全部扱えるようになった。
リュウ、ワルキューレ、KOS-MOS、ハーケンなど、過去作で知り合ったキャラも数多く参戦しており、物語も直接的な繋がりを持っていたため旧知の仲となっている。
PROJECT X ZONE2：BRAVE NEW WORLD
続編であるPXZ２にも当然の如く参戦。
第一弾PVのトリは零児と小牟の後ろ姿で飾られており、その扱いの大きさからまた主人公に返り咲いたのでは？と噂され、その後の続報で主人公であることが確定した。
本作では小牟以外の森羅の仲間である装備課長の裏嶋が登場。扱い辛い同僚が増えたよ！やったね零児！
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関連項目
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