どこかの総理大臣が説明したような「朝決めたことが、夜すぐに変わるという意味、物事をあっさり変えてしまうこと」という意味ではない。それは「朝令暮改」である。
概要
昔の中国の「宋」という国のお話です。
狙公は、多くのサルを飼っていました。
しかし、食料が減ってきてしまい、狙公はサルに与えるトチの実を少なくしなければなりませんでした。
そこで狙公は
「今日からトチの実を朝3個、夕に4個やることにする。」
といったらサル達は怒ってしまった。狙公は
「あー……それなら、朝4個、夕に3個にしようか。」
といった。結局7個というところは変わらないのにサル達は喜んだ。
これが元で、口先でごまかすこと、もしくは、根本的な違いに気づかない愚か者という意味になった。
現代的解釈
この言葉が成立した時代においてはもらえるトチの実の数は結局は変わらないということでごまかすことを表現していたが、現代の食生活においては朝食と夕食の割合を変化させることは大いに意味があると考えられている。
特に、ダイエットなどをする場合、朝食をきっちりととる代わりに夕食は軽めにしておいたほうがいいといわれることがある。すなわち、朝三暮四の状態よりも朝四暮三の方が健康にはいいことになる。時代と共に新たな発見がなされ、朝三暮四と朝四暮三に明らかな違いが見られるようになった。よって、この言葉は現代においては単なるごまかしや愚か者を指す言葉ではなくダイエットの標語としても通用するといえる。
と、ここまで読んでまさか真に受けた人はいないだろうか。もしいたとすればまさに「朝三暮四」のサルのように騙されている。現代的解釈で書いたことはまさに口先だけのごまかしであり、訓戒をこめた故事成語の意義と健康管理の一環であるダイエットの科学的分析の根本的な違いを理解していないといわざるを得ない。
ただし、「好機、逸するべからず」「兵は拙速を尊ぶ」「六日のアヤメ、十日の菊」のように「モノはタイミングが大切である」と言う意味の故事成語やことわざも多数あることを忘れてはいけない。
また、「転石に苔を生ぜず」のように、後世の社会情勢の変化によってに意味が転換しついに辞書的にも認められた、まさに上記で理解していないと一蹴した事例が実際に起こっている。
小手先の変化を見て朝三暮四と笑うのは簡単だが、これらのこともしっかり頭に入れておきたい。
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読み:チョウサンボシ
初版作成日: 10/02/11 11:25 ◆ 最終更新日: 11/08/10 01:16
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