朝鮮(ちょうせん、チョソン)とは、ユーラシア大陸の東端の方にある日本海と東シナ海に囲まれた半島(朝鮮半島、韓半島)および、済州島などで構成されたアジアの地域のことを指す呼称である。
1910年から1945年にかけての35年間は大日本帝国の施政下にあり、朝鮮総督府がその統治の為におかれていた。
現在、朝鮮と呼ばれる地域には大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の二国家が存在しているが、共に「本来は朝鮮の全地域の領有権を有している」と主張しており、実情としては朝鮮戦争休戦後の1953年より、軍事境界線を境にお互いがにらみ合っている状況が続いている。
概要
朝鮮の呼び名は中国(支那)の王朝を起源とし、もとは朝鮮半島地域ではなく現在の遼東半島の辺りを指す意味で用いられていたと言われている。少なくとも、4世紀辺りには生まれていたらしい。
日本においては、該当する地域を指す呼称として広く使われており(朝鮮人参、朝鮮戦争、朝鮮海峡など)、以前は「鮮」と略して表現することも広く見られた(内鮮一体 = 内地(日本本土)と朝鮮の一体政策 など)。しかし、「朝鮮人」を略した「鮮人」の呼称が侮蔑表現と見られる風潮が高まったことにより、最近は「朝」と略することが多い(日朝首脳会談 = 日本と朝鮮民主主義人民共和国の首脳会談 など)。
一方、半島では北の政権(北朝鮮)と南の政権(韓国)で「朝鮮」の語に対する姿勢が異なっている。
北朝鮮においては、基本的に「朝鮮」の語をこの地域およびその民族、国家を指す呼称として統一的に用いている。それゆえ、韓国のことも「南朝鮮」と表現している。
韓国の場合、北朝鮮と逆に、紀元前に朝鮮半島南部に存在した部族およびその地域を表す「三韓」の語を元にした「韓」を地域、民族、国家の呼称として用いており、「朝鮮」という表現には否定的である(それゆえ、北朝鮮のことは「北韓」、朝鮮語は「韓国語」、朝鮮海峡は「大韓海峡」と呼んでいる)。
が、それでも「朝鮮日報」という新聞社が韓国で今日でも事業を行っていることからもわかる通り、民間レベルでまで完全に統一されているわけではないようである。
また日本でもこの両者の対立に挟まれる形で、お互いに遠慮するためか「朝鮮」・「(大)韓」の何れの表現も用いずにこの地域、民族、文化を表そうとする事例がみられる。英名の「コリア」やその語源となった「高麗」などがその一例だが、中には朝鮮・韓国語を「ハングル語」と表現するなど、文法的に誤った意味になってしまっているものも見られる(ハングル = 偉大な文字 の意であり、日本語を「かな語」というようなもの)。
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読み:チョウセン
初版作成日: 11/12/04 21:36 ◆ 最終更新日: 11/12/05 14:39
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