漢字として
月に従う朦と、肉に従う朦がある。よく知られるのは月に従う方。
朦(月部)
- 意味
- 月の光がぼんやりとしている、おぼろげ、という意味がある。〔説文解字・巻七・新附〕に「月、朦朧たるなり」とある。〔集韻〕に「朦朧、月まさに入らんとするなり」とある。
- 字形
- 形声。声符は龍。
- 音訓
- 音読みはモウ(漢音)、訓読みは、おぼろ。
- 規格・区分
- 常用漢字でも人名用漢字でもない。JIS X 0213第二水準。
- 語彙
- 朦朧・朦朦
朦(肉部)
大きい、豊かという意味がある。〔玉篇〕に「大なり、豐かなり」とある。〔方言・第二〕に「朦、厖、豐かなり。關よりして西、秦晉の間、凡そ大なる貌を之れ朦と謂ふ」とある。䏵は〔玉篇〕に朦と同じとある異体字。
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