漢字として
- 意味
- 梢、先端、小さなこと、低い、卑しい、わずかであること、どうでもいいこと、最後、晩年に、すえ、子孫、粉末、みじん切り、中国の劇の男役、手足、ない、といった意味がある。また否定や禁止を表す助字として用いられる。
- 字形
- 指事。木の字の先に横棒を付けて、木の先端のことを表している。〔説文解字・巻六〕には「木上を末と曰ふ。木に從ひ、一其の上に在るなり」とあり、梢のこととある。
- 音訓
- 音読みはバツ(漢音)、マツ、マチ(呉音)、訓読みは、すえ、しも、ない。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 末を声符として持つ漢字には、抹、沫、茉、妺、眜、秣、䬴、靺、韎などがある。
- 語彙
- 末位・末裔・末学・末期・末子・末日・末梢・末世・末席・末節・末大必折・末端・末輩・末尾・末法・末流・末路
- 参考
- 1999年の今年の漢字に選ばれた。
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