本棚に潜む魔物とは、ライバルが選んだ恐ろしいポケモンである。
概要
ポケモン学の権威として知られ、現在はマサラタウンに研究所を抱えるオーキド・ユキナリは、野生のポケモンが出現する草むらへ飛び出さんとするブルーをすんでのところで引き止める。彼を研究所に引き連れて、手元に残っている3匹のポケモンのうち一つを譲る約束をする。研究所にはレッド (後にポケモン界を震撼させるトレーナー) も来ており、彼にもポケモンを一匹渡す約束をしていたが、うれしさのあまり飛び跳ねるほど興奮してレッドなど眼中になかったブルーは3匹全部を自分のものにしてしまう。するとレッドは突然本棚へと歩み寄り・・・
「じゃ おれは これ !
彼が手にしたのは、オーキドが独自に研究開発していたポケモンのデータ (コードネーム : ィ゛ゃゾぇA) であった。驚いて駆け寄るブルーに対して、レッドは「まてよ ! ブルー ! 」と静止させる。恐怖のあまり背を向けるブルーに対し、レッドは対戦を申し込んだ。ブルーの回答を待たずしてレッドは後ろからぶち込んだ (性的な意味で) 。
モンスターボールから放出されたデータは、「ィ゛ゃゾ┛」として実体化した。この世の生物とは思えないほどおぞましい形質のィ゛ゃゾ┛は、レベル5にしてすでにしろいきりを覚えている。わざマシンを直接攻撃に使うというサト×ピカ読者もびっくりの型破りな戦法を使ってくる。このわざマシン系統の攻撃は開発途中のせいか極端に命中率が低い。しかしあたると確実に致命傷であり、またィ゛ゃゾ┛自身の防御がこの上なく硬いため、ブルーはヒトカゲとゼニガメの2匹を費やすという苦戦を強いられた。勝利ポケモンとなったゼニガメは初戦にもかかわらず3桁の経験値を取得し、新技「あわ」を覚えた (ヒトカゲは戦闘不能となったので経験値を得ることができなかった) 。
敗けたレッドは「よーし ! ほかのポケモンとたたかわせてもっともっとつよくするぜ」という捨て台詞をはき去ってしまう。あんなポケモンを野生のものと戦わせたら、野生種はひとたまりもない。ましてやこれ以上強くなったら・・・
ポケモンを手にして早々、ブルーはレッドから全世界のポケモンを守るという宿命を背負ってしまうこととなったのであった・・・。
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