杏ほむ(ほむあん)とは、『魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物、佐倉杏子と暁美ほむらの百合カップリングを示す言葉である。「ほむ杏」「あんほむ」とも書く。
概要
pixivでは杏さや等のメジャー級に比べると少ないが、比較的人気がある組み合わせ。受け攻め関係なく「ほむあん」が一番多い模様。
本編では、ワルプルギスの夜を倒すべく同盟関係を結ぶというドライな関係で、友情とは少し異なる。
しかし、第9話終盤で杏子が「ただひとつだけ守りたいモノを最後まで守り通せばいい。」とほむらに語ったり、
ほむら自身も最後の最後で杏子のことを名前で呼んだりする辺り、お互いに何か通ずるものがあったようだ。
(因みにほむらが名前で呼んだ相手はまどかと杏子の2人だけ。)
ほむらと杏子の関係は、単純な利害関係の一致だけではなく ほむらは杏子を「魔法少女向きの性格」と評価し、 杏子もまたほむらの効率的に魔女を狩ると言う 冷徹なスタイルに対し仲間意識を覚えた所から始まる。
しかしこれはあくまでも表層的な関係であり 元々は「家族を守る為に戦う」と言う使命を背負っていた杏子は さやか(外伝やスピンオフなどではマミも)との接触に感化され 魔法少女としての本来の使命を思いだしていくようになる。
そのため、魔法少女の運命を知っているが故に冷徹な態度を取り続けるほむらと その事情を知らない杏子との意見は食い違い始め、二人の関係は次第に険悪な方向へ進んでいく。
そんな二人が真の意味で仲間となるには、 杏子が、冷徹に見えたほむらもまた 「何かを守る為に戦っている」と言う事実に気付けるかどうかにかかっている。
本編での9話終盤の死に際のやりとりなどは 短いながらも二人が通じ合った事を意味するシーンと言えるだろう。
また杏子にとって「ワルプルギスの夜」と戦うと言う事は 亡き巴マミとの果たせなかった約束の一つでもあり、 ほむらとの共闘に応じた事は、単なる縄張りの保護以上の重要な意味があったのではないかと思われる。
その為「ワルプルギスの夜」を倒すために、共闘を持ちかけてきたほむらは 杏子にとっては、忘れていた使命を思い出させてくれたある種の恩人となる可能性もあると言える。 (原作の展開においてはさやかがこの恩人に当たり、杏子も魔女化したさやかと心中する道を選んでしまったが)
ギャグ系や日常系の二次創作などではそこまで深く描写されることはない為、原作の共闘関係を踏襲した設定で仲間やコンビになっている事が多い。
魔法少女まどか☆マギカ ポータブル
様々な展開が用意されているこのゲームでは、 通じ合い共闘する展開とすれ違い離別する展開が用意されている。
(以下 ネタバレ反転)
このゲームのほむらは原作の展開に存在する杏子の戦死を阻止するために 先手を打って「かつて美樹さやかと呼ばれた魔女」を撃破すると言う行動を取るのだが、これが杏子とほむらの対立を決定的なものとしてしまう。
この場合、完全にほむらを見限って離別する展開(ほむらルート)
マミやさやかの言葉を思い出し「ワルプルギスの夜」と戦うほむらを助けに行く展開(杏子非魔女化ルート) が用意されている。
最悪の場合は杏子自身が魔女化してしまい、ほむらが杏子を介錯すると言う展開もある。 魔女化の際に杏子にほむらに対して言い放った
「誰にも理解されない辛さが分かるか? 望んでいた結末が望まれていなかった現実が分かるか?」
と言う台詞は、皮肉にもほむら自身にも当てはまる言葉であり、杏子がほむらの真意を理解できずに終わってしまった事を意味している。
杏子を助けるために、悲痛の思いで魔女化したさやかを撃破したはずが その杏子に呪詛の言葉を浴びせられ、 そして魔女化していく様を見届けたほむらは、何を想いこの魔女を撃破したのだろうか。
この展開とは別にほむらルートで、マミが死亡しさやかが未契約だった場合、 杏子がほむらと共闘し「ワルプルギスの夜」を撃破すると言う展開もある。 (俗に言う杏ほむエンド)
新編 叛逆の物語
詳しくは書かないが、新編において、ほむらがとある疑問に突き当たった際に、他の誰でも無く杏子を頼り、協力者としての立場で行動することになった。この影響のためカップリング人気も上がっている。
関連動画
関連静画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
攻\受 | 鹿目まどか | 美樹さやか | 巴マミ | 佐倉杏子 | 暁美ほむら | 百江なぎさ |
---|---|---|---|---|---|---|
鹿目まどか | まどさや | まどマミ | (まど杏) | (まどほむ) | (まどなぎ) | |
美樹さやか | (さやまど) | (さやマミ) | (さや杏) | さやほむ | さやなぎ | |
巴マミ | (マミまど) | マミさや | (マミ杏) | マミほむ | マミなぎ | |
佐倉杏子 | 杏まど | 杏さや | 杏マミ | 杏ほむ | 杏なぎ | |
暁美ほむら | ほむまど | (ほむさや) | (ほむマミ) | (ほむあん) | ほむなぎ | |
百江なぎさ | なぎまど | (なぎさや) | (なぎマミ) | (なぎ杏) | (なぎほむ) |
- 0
- 0pt