東亜細亜問題研究会とは、かつて存在した日本の右派系市民団体である。略称は東亜研・東亜研究会。
概要
日韓翻訳掲示板を舞台に嫌韓活動を行っていた著名なコテハン"Doronpa"こと桜井誠によって2005年4月頃に設立された団体。設立当初は「日韓歴史問題研究会」という名称だったが、2006年2月に改名された。
嫌韓を主要なテーマに据え、シンポジウムや勉強会の開催、ネットラジオの配信、本の執筆や雑誌への寄稿など様々な活動を展開した。一方、街宣やデモといった街頭活動は行っていなかった。
桜井会長を始めとする当会のメンバーが中心となって、2007年1月に「在日特権を許さない市民の会」(在特会)が設立されたのを機に活動は下火となり、2009年4月29日付で正式に休会となった。在特会の古参メンバーや初期の幹部[1]には当会の出身者が多く、事実上在特会の前身としての役割を果たした団体だと言える[2]。
活動
元々当会は2005年7月に開催されたシンポジウム「暴走する韓国の反日」の主催団体として設立されたのが始まりである。このシンポジウムでは"みや東亞"こと宮本圭介、天国太平、河内屋蒼湖堂、そして"Doronpa"こと桜井誠と、いずれもチャンネル桜の「テレビ掲示板討論会」に出演していたメンバーがパネリストを務めた。参加者は50人程度に留まったが、シンポジウムに対して寄せられたカンパの額は44万円に上り、注目度の高さを窺わせた。
次いで2006年1月に「フォーラム日韓百年の考察」と題したシンポジウムが開催された。こちらはチャンネル桜が協賛に加わり、嫌韓ブロガーとして著書を出版し話題を呼んでいた中岡龍馬と右派系ジャーナリストの西村幸祐をゲストに招くなど、前回よりも豪華な内容となった。参加者もスタッフを含めて約100人と前回の倍近くに上ったが、逆に寄付金は前回ほど集まらず、結局10万円を超える赤字を出す羽目に陥った。
2007年6月には「No!Korea ~韓国への反論がここからはじまる~」と題した講演会を在特会との共同主催という形式で開催し、西村幸祐や歴史学者の秦郁彦らをゲストに招いた。参加者はスタッフを含めて171人と、東亜研が主催したイベントの中では最大の盛り上がりを見せた。
これらと比べてより小規模な講演会や勉強会もたびたび開催されており、嫌韓関係はもちろんのこと、韓国語講座からアメリカ大統領選挙の仕組みまで多種多様なテーマが取り上げられていた。また2006年11月にはメンバー7人で分担執筆した嫌中本「マンガでわかる中国100の悪行」を晋遊舎から出版するなど、執筆活動にも取り組んでいた。
主要メンバー
名前(ハンドルネーム) | 役職 | 備考 |
---|---|---|
桜井誠 (Doronpa) |
会長 | 在特会会長 (07/01/20~現在) |
宮本圭介 (みや東亞) |
副会長 | |
御影草志 (IanBakansu) |
筆頭幹事 →副会長 |
在特会副会長 (07/01/20~2011年頃?) |
中村貴俊 | 事務局長 | |
小池修 (憂行) |
幹事 →(退任) |
|
天国太平 | 幹事 →(退任) |
在特会会員 |
花御堂久子 | - | 在特会副会長 (07/06/18~08/04/07) |
白石清憲 | - | |
米田隆司 | - | 在特会広報局長 (08/02/10~現在) |
関連動画
シンポジウム
講演会・勉強会(音声のみ)
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
脚注
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