東京メトロ8000系とは、東京メトロの通勤型電車である。
概要
1981年4月1日に営業運転を開始した。
試験車両や電気機関車を除き、日本で初めてボルスタレス台車を採用した車両である。
1994年までに10両編成19本が製造された。
車体はアルミ合金製で、20m4扉の標準的なオールロングシート車である。
前面デザインは6000系からの流れを受け継ぎつつも新しいデザインで、6000系シリーズの完成版といった風貌となっている。
制御装置には7000系に引き続きAVFチョッパ制御を採用した。素子には新設計の大容量逆導通サイリスタを使用するなど改良が行われている。
東急線内での高速走行などを考慮した結果、当時の狭軌鉄道車両としては最大となる160kWhの出力を持つ直流直巻電動機が採用された。
補助電源装置は25kVAの電動発電機を、冷房電源として130kVAのDC-DCコンバータを搭載している。
初期車のドアエンジンはいわゆる爆弾ドアとなっている。これは更新車でも変わっていない。
一時期、8112F~8114Fは新製直後東西線を紫帯のまま走った(05系の設計が遅れたため)。運転台や連結器、無線などは当然のことながら東西線仕様になっていた(半蔵門線転属の際に半蔵門線仕様に改造)。
94年製の6次車は0x系シリーズの車体構造で、FSW接合などを採用している関係で内外装が他の車両と大分印象が異なる(8101F~8107Fの6・7号車が該当)。
チョッパ装置の関係で100km/hリミッターが付いており、東急線内での110km/h運転に対応できない。これは遅延時の急行列車において乗務員を悩ませる結果となっている(後述するB修繕車では撤去された)。
B修繕工事
東京メトロでは6000系以降の車両で10年で小規模、20年で大規模、30年で小規模の更新工事を行い、40年程度で運用離脱という方針をとっている。
そのため、この8000系も2004年からB修繕工事(大規模改良工事)が行われている。
- 車内の化粧板・床板を更新
- 客室ドアを大型窓化
- ドア上に1段表示式LED車内案内表示機を千鳥配置で設置
- IGBT-VVVFインバータ制御方式に更新
- 6M4Tから5M5Tに変更(8300形を電装解除)
- 制御装置の更新に伴い主電動機を165kWhの三相交流かご型誘導電動機に変更
- 補助電源を出力240kVAのIGBT-SIVに変更(従来のMGとDC-DCコンバータは撤去)
- 空調能力の向上
- 車外スピーカーの設置
- ドアスイッチを機械式から間接制御式(リレー式)に交換
である。このメニューでの更新工事は2009年度まで、8101~8103・8105~8107・8109・8111・8113Fに施工された。
改修は新木場CRで行われており、深夜に線路封鎖をした上で大井町線→目黒線→南北線→有楽町線の経路で回送されている。
2010年度からは更新メニューが変更されている。従来の更新工事からの変更点は以下の通り。
- 座席袖仕切りの大型化(追加)
- 7人掛け座席に2-3-2でスタンションポールを設置(追加)
- 優先席付近の吊り革高さを下げる(追加)
- 17インチワイドLCD(東京メトロビジョン)を各ドア上に2台ずつ設置(変更)
この更新メニューは2012年3月現在8104・8108・8116・8118Fに施工されている。
なお、液晶画面による案内表示のうち、駅構内案内図の表示は東急線・半蔵門線内のみで行われ、東武線内では行われない。
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読み:トウキョウメトロハッセンケイ
初版作成日: 11/06/07 22:36 ◆ 最終更新日: 12/03/17 17:13
編集内容についての説明/コメント: 全体的に加筆 8108Fの新木場CR出場(B修工事)を反映
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