単語記事: 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件

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東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件とは、1988年から1989年、昭和から平成に移る前後にかけて起こった連続殺人事件である。

犯人の名前をとって宮崎勤事件とも言われる。

概要

当時26歳の男性が、4歳から7歳までの幼い女児達を誘拐し、後に殺害した事件。事件名を言われてもピンと来ない人の多くは宮崎勤の名を出せばどういった事件か思い出してくれることだろう。
己の身勝手な性欲と自己顕示欲のために年端も行かない女児を殺害し、さらにその後、遺族の感情を逆撫でする行動をとるなど、その犯行は極めて残虐性の強いものだった。

その猟奇性と残虐性から、犯行を行った宮崎勤に死刑判決が下るも、長い間刑は執行されなかった。しかし2008年6月17日にようやく宮崎は絞首台に送られた。45歳だった。
なお、死刑執行は、最初の事件が起こってから約20年も経った時のことだった。

今、オタクに対する「事件起こしそう」などと言ったことに始まる偏見は、この事件を発端に起こったものであると言われている。

犯人が起こした主な殺害事件

  1. 1988年8月22日 - 埼玉県入間市内にて第一の事件発生、4歳の女児Aを誘拐、殺害。
  2. 1988年10月3日 - 埼玉県飯能市内にて第二の事件発生、7歳の女児Bを誘拐、殺害。
  3. 1988年12月8日 - 埼玉県川越市内にて第三の事件発生、4歳の女児Cを誘拐、殺害。
  4. 1989年6月6日 - 東京都江東区にて第四の事件発生、5歳の女児Dを殺害。

第一の被害者

歩道橋にて事件は起こる。宮崎は「涼しいところに行かない?」と女児Aを誘って、車で東京都八王子市の山林へ猥褻行為を目的に連れ込む。ところが、山林の中で女児Aが急に泣きだしたため、午後6時30頃に幼女Aを押し倒して、絞殺。
翌23日、宮崎はレンタルビデオ店でビデオカメラをレンタルしてから殺害現場に戻ると、遺体にイタズラをしながらビデオ撮影を行った。

遺体はその後、第三の事件で殺された被害者女児Cの父が「遺体だけでも戻って何より…」と語ったのを見た宮崎が、女児Aの遺体頭部を野焼きしたうえで、遺族に怪文字などと一緒に同封して返却した。
その後、手足の骨は女児Aが殺害されてから1年後、東京都五日市町の山林にて発見された。

葬儀の際にも、宮崎は「今田勇子」名義で怪文書を送りつけた。その中には「(女児Aの)葬儀をあげてくださるとのことで、ありがとうございます」などを始め長々と記されており、挑発的な文面に遺族達は激しく憤った。

第二の被害者

小学校の近くで発生。「道を教えて欲しい」と迷い人を偽り女児Bに接近、誘拐した。そして、そのまま車で東京都八王子市の新多摩変電所まで向かい、そこから徒歩で日向峰まで行くと、午後5時頃に絞殺。その後宮崎は遺体にイタズラしていたが、その時点で女児Bは瀕死ながらも生きていたようで、痙攣したため恐怖を感じて逃走した。

第一の被害者同様、遺族に遺骨を送りつけようとしていたが、遺体の場所がわからなかったため断念した。この時の帰り道で車が脱輪し、通りがかった他の車に救助を求めたことで足がつき、宮崎が移動手段に使っている車が日産のラングレーであったことや、付けていたナンバープレートが3桁の数字であるなど、有力な手がかりとなった。

殺害から一年経とうかという時、遺体はこの時点で逮捕されていた宮崎の供述を元に、第一の被害者と同じ東京都五日市町の山林で衣類と白骨遺体が見つかった。

第三の被害者

被害者自宅団地付近で発生。遊んでいた女児Cに「温かいところに行こう」と誘って誘拐。車で移動中、女児Cが泣き始めたため途中で停車、「お風呂に入ろう」などと言って服を脱がせ、女児の裸をカメラで撮影していたが、また泣きだしたので午後7時過ぎに絞殺した。

遺体は殺害から6日後と早急に発見された。横瀬川の河川敷で宮崎が遺棄した女児Cの衣類が見つかり、続いて遺体が名栗村の山林で発見された。

この時の被害者父親の発言が、意図せず宮崎に「被害者遺族へ遺体を送りつける」という行動を起こさせるきっかけとなってしまった。

第四の被害者

公園で発生。遊んでいた女児Dに「写真撮ってあげる」などとして近づき、車で連れ出す。離れた場所に移動した後、ご機嫌とりにチューインガムを渡すも、宮崎は女児Dに生来の身体障害(手を回すことが出来ない)を笑われ、激昂して絞殺した。
帰宅途中にレンタルビデオ屋でカメラをレンタルし、帰宅後遺体の身体を拭いて綺麗にした後でイタズラを行い、いつものように撮影を始めた。

女児Dの遺体のみ、長らく宮崎の手元にあった。しかし、数日後には遺体の匂いがきつくなったため、宮崎は女児Dの身体をバラバラに切断し、あちこちに遺棄した。
この時、頭部は頭髪と歯を全て抜いたという。その間、女児Dの指に醤油をかけて食べたり、ビニールに溜まりに溜まった血を飲んだりなどした。

胴体は殺害から5日後、宮沢湖霊園のゴミ箱にて発見された。 

二ヶ月後、東京都奥多摩町の山林で宮崎の供述を便りに頭部の一部が発見された。

第五の被害者(未遂)

宮崎勤が逮捕された事件。7月23日、東京都八王子市において「写真を撮らせて欲しい」と宮崎は姉妹に近づいた。危険を察知した姉はすぐに帰宅して父にこのことを報告、父は宮崎の後を追った。

車の中で宮崎は全裸の女児を撮影しようとしていたが、ついに女児の父が追いついて身柄を取り押さえられ、さらに通報によって駆けつけた警察に現行犯逮捕された。

逮捕後、宮崎の自供によって上記の四つの事件が宮崎勤の手によって行われたものであると判明した。

事件の影響

冒頭でも記したように、この事件は、従来まったくと言っていいほど世間において認知されていなかった、「オタク」の存在を、極めて不本意な形で世に広めることとなった。
現代人がオタクに対して「気持ち悪い」「怖い」「犯罪者予備軍」といったイメージを持つ理由の一つは、この事件に際して行われた報道が強く影響を及ぼしている(もちろん、一部のオタクの身勝手な行動はそれに上乗せされている)。

この事件がきっかけで、宮崎が好んで閲覧していたホラー系の映画は自粛を余儀なくされてしまう。さらに今日までに至るオタクバッシングも相当に加熱していた。
宮崎勤の部屋は本やビデオにうめつくされ、特に本は床に山積みされていたが、報道陣はわざと猥褻な本を上に置いて取材を行ったとされる。ちなみに宮崎が所持していた約6000点ビデオや本の中で、猥褻関連の内容の割合はむしろ少なかったとも言われている。

それより何より、この事件で印象が変わったのは「普段あまり目立たない人」に対する印象だろう。この事件が起きるまで、目立たない(おとなしい)人が殺人事件を起こすはずがないというイメージが強かったが、この事件以降は「むしろ何を考えているかわからず、何をしでかすか読めなくて、恐ろしい」という印象を植えつけた。

加害者のその後

犯行を行った宮崎勤は、供述で意味不明な内容を散々口走った。
「覚めない夢の中でやった」
「ネズミ人間が現れた」
などといった発言を知る者も多いだろう。このため、責任能力の有無が審判されたが、結局宮崎勤に責任能力の欠如が認められることはなかった。 

その後死刑が執行された後まで、反省や謝罪の態度を見せることはなかった。死刑確定後もその判定を不服とし、判決後に出した著書では、むしろ「あほか」などと著したことで、遺族や世間の怒りは筆舌に尽くし難いものとなった。

宮崎は女児達を絞殺という形で殺していたが、当の本人は「怖い」という理由で薬殺刑を望んだ。しかし日本でそんなことが出来るわけはなく、絞首台へと送られた。

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関連項目

  • 殺人
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東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件について語るスレ

59 : ななしのよっしん :2016/09/26(月) 02:01:39 ID: jHPHqMdW7+
やってる事がむごすぎる…もはや人間のする事じゃない
60 : 削除しました :削除しました ID: ISzgY9fUtU
削除しました
61 : ななしのよっしん :2016/11/02(水) 00:40:09 ID: SrTjBvXnjg
ここにも・・・
62 : ななしのよっしん :2016/11/22(火) 04:37:35 ID: sRJ0brTCqm
こういう話題で必ず思うんだが

精神異常や未発達の人達へ消えてほしいと考えている人達っていうのは、何かの精神異常に当てはまるんだろうか
63 : ななしのよっしん :2016/12/18(日) 17:00:02 ID: o7gC2zE3YU
>>54
自分的には「サンドバック」とか「好き放題叩ける」っていう単語や言葉がある意味バッシングを正当化したがる傾向があるなぁと思うのと、当の宮崎は死刑執行されてもオタクバッシングしている辺り、日本人の「気に入らない存在は徹底的に叩き潰す。理解は絶対しない。これは社会の為だ。」な陰湿かつ偽善的な一面がよく現れてるな。
64 : ななしのよっしん :2016/12/22(木) 17:08:46 ID: drR9Oq7lJG
>>45
>特にひどかったのが情報誌や週刊誌のいわゆるゴシップ系の記事だよ。
>もう『あることないこと』どころじゃない。
>一回『あ、もうこいつなに言ってもいいやつだ』って思われたが最後、一斉に宮崎についての報道が過熱した。
>当時はネットもないし民衆の情報源なんてテレビ、新聞、情報誌が大部分占めてたから扇動もしやすかったんだろうな。
>とにかくセンセーショナルな記事を書いて雑誌を売ってやろうって記者の意地汚さが透けて見えるほどの酷さだった。

でもさあ、これって現代もやってる事全く一緒じゃね?
対象が殺人犯の宮崎勤か、有名人で芸能人のベッキーと川谷やASKAや成宮寛貴かってだけで
一回『あ、もうこいつなに言ってもいいやつだ』って思われたが最後、一斉に報道が過熱してみんなでサンドバックにしたり
ネットがある現在も、というよりも今の方がさらに余計に偏向報道どころの騒ぎじゃなく
センセーショナルな記事を書いて雑誌を売ってやろう、アフィリエイトで儲けてやろうって意地汚さが透けて見えるほどの酷いのは
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
65 : 削除しました :2016/12/24(土) 21:18:17 ID: lJg82FPNhy
コープスパーティー
66 : ななしのよっしん :2017/01/19(木) 05:02:22 ID: D/ykO57PiO
>>64
これ
本質的には全く同質
このスレの最初のほうだってそのサンドバッグの認識をマスコミに向けてるようなのがチラホラ…
嫌な奴に対して「あいつはきっと悪い事考えているに違いないや」
って思いを抱くの事態は否定しないけどそれを大勢が見える場所吐き出してしまうのがいけない
悪意の共有とでも言うか場合にもよるけどそれの賛同者が集まってしまえばそれがドンドン過熱して行ってしまう
そしてそれが加速するとゲハ系のアフィブログみたいなモラルの崩壊した末路も末路に成り果てる

大げさに言えば結局タイムリーな報道なんてのは書いてるやつが食っていく必要がある以上、売れるように多かれ少なかれセンセーショナルなもんになるんだし
そういうのはどっかで聞き流す術を身につけねばロクなもんにならん。
67 : ななしのよっしん :2017/01/19(木) 05:50:20 ID: hfzBcgytlw
ツイッターで嘘つくおそ松オタク女=嘘松=ネット上で創作話をして目立とうとするクソ人間
こういう図式と用語を作り上げて女がツイートした→嘘松だ!!という流れがすっかり定着
これに限った話じゃないが、腐女子(腐女子が好きな作品)=叩いていい存在=ネット上で監視・粘着してまとめ記事作成=まとめ※欄で血祭り=更に粘着してあら捜し~以下ループの流れすっかり出来上がってるからね
マスゴミ(非オタ)がオタクやその界隈にやった事とこれがどれだけ違うのかと
しかも今やってるのは、オタクがオタク(腐女子)にやってる事なんだから、もっと狂気度が増している
マスコミや世間一般が無理解・無知ゆえにオタクに対して暴力的になるのは構造としてまだ理解できるが・・・その逆は本当に闇しか感じない
68 : ななしのよっしん :2017/01/19(木) 22:57:11 ID: hRpHRyjjD6
死刑反対論者でさえこの事件に関しては、死刑黙認状態になってるってのが凄い
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