東宝特撮の爆発音とは、元ちびっ子・現オッサンの耳朶にいまなお残っている昔懐かしい効果音である。
概要
昭和時代の東宝特撮やウルトラシリーズで爆発が起きるたび耳にする効果音。非常に特徴的で、たった1話見るだけでも何度も聞くことができるほど繰り返し使用されているので、旧来のファンには馴染み深い音である。東宝効果集団が製作した、いわゆる東宝効果音のひとつ。
平成以降での使用例
「ゴジラvsモスラ」では、モスラ幼虫が東京の街区を破壊するシーンでこの効果音が使われている。
また、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に」、通称「旧劇エヴァ」においては、湖底のエヴァ弐号機を国連軍が爆雷で攻撃しているシーンで聞くことができる。正確にいうと、アスカが「死ぬのはイヤ……」と繰り返しつぶやいているカットである。
余談だが、エヴァの監督である庵野秀明氏は筋金入りのウルトラマンマニアとしても知られている。エヴァの劇中でも、昭和ウルトラシリーズへのリスペクトを感じさせるシーンやシチュエーションが多く見られる。もし、エヴァは好きだがウルトラマンは知らないという人が昭和ウルトラシリーズを鑑賞したなら、エヴァで見た覚えのある画を幾度となく見つけることができるだろう(青空をバックに白い鳩の群れがいっせいに飛び立つカットとか、敵怪獣を要塞化した土地で迎撃するとか、戦う理由を見失い戦意喪失し戦おうとしない主人公が年長者に説得されるシーンとか、女性の歌声のような鳴き声をあげる非生物的な敵とか)。
同氏が総監督を務めた映画「シン・ゴジラ」では、爆発音に加え、ビルが倒壊する音、怪獣が倒れる轟音、怪獣が歩いていないときのゴソゴソ音など、全編通して東宝効果音のオンパレードであった。
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