東急新宿線とは、東急電鉄の前身である東横電鉄が計画していた路線である。
概要
単に言えは、現在の東横線渋谷駅から新宿駅まで伸ばす計画である。
東横線の計画は1906年に武蔵電気鉄道が広尾天現寺から恵比寿駅を経て西に向かい平沼駅(現在の横浜駅近くにあった東海道本線の駅)へ至る計画が始まり。
1912年に祐天寺から代々木練兵場を西に迂回し新宿に至る計画もあったが、第一次世界大戦勃発による地価高騰の影響で着工ができなかった。
1928年に丸子多摩川(現・多摩川駅)-渋谷間が開業し、山手線との接続ができ、将来的に発展が見込めるという理由があった。
なお、東横電鉄新宿駅は小田急新宿駅の西側に場所が確保されたが、着工できずにいた。
結局は、日比谷線の計画が発表されたことにより、新宿方面への延伸はできずに、終わった。
ちなみに、東横線が乗り入れる予定だった新宿駅は京王線が新宿駅西口に乗り入れた際の駅用地に転用された。
なお、東横線は2013年3月16日に直通開始する副都心線で実現する(ただし、副都心線には新宿駅ではなく、新宿三丁目駅がある)。
関連項目
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