東方の迷宮2ㅤ幻想郷と天貫の大樹とは、偽英国紳士から発売された東方二次創作ゲームである。
ジャンルはRPG。
あらすじ
夏のある日、突如として幻想郷の中心に生えた大樹。その大樹は今なおも生長し続け、太陽の光を遮って大きな影を作っていた。そのため作物が育たなくなり、人間の里の住人もこの大樹を不気味がって誰も外に出たがらなかった。そんな中、水を打ったような静けさの人里で霊夢と魔理沙は慧音と霖之助と合流した。謎に満ち溢れた大樹の中に突入して調査するためである。人間は怯えて家の中から出てこないが、一部の人間や力のある妖怪は面白がって大樹に入り込んでいた。遅れて霊夢たちも大樹の中へ入ったのだが、そこには大樹の中とは思えない未知なる光景が広がっていた…。
大樹が生える数日前、霖之助が密かに所持していた神剣・天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)が何者かに盗まれたという。神剣を盗んだ犯人は誰なのか、突然生えてきた大樹とは何なのか。果たして…。
概要
前作、東方の迷宮の続編だが物語の繋がりは一切ない。前作未体験のプレイヤーも安心してプレイできる。
一方でゲームシステムは前作から引き継いでいる。
プレイヤーは霊夢たちを操作して大樹の中に広がるダンジョンを探索し、上へ上へと向かっていく。
ランダムエンカウント制で、歩けば歩くほどエンカウント率が上がっていく。ダンジョンの中には雑魚敵の他に宝箱や仕掛け、ボス敵が存在しイベントをこなす事で仲間が増えたり道が開けたりする。
前作では製作者の3ペソ氏がキャラ絵を描いていたが今作は外注になっておりキャラ絵が一新されている。
前作に登場したキャラはそのまま全員登場し、さらに2で新キャラが複数追加されたので総勢40名以上のキャラが登場。お気に入りのキャラでパーティーを組もう。
前作と比べて演出面が大幅に強化されており、ダンジョンの雰囲気作りに一役買っている。しかしその演出がかなり重く、処理落ちを招きやすくなっている。自身のPCの性能と相談しながら演出のオンオフを決めると良いだろう。
大樹の中にいるためか画面が薄暗く見えづらいのも難点か。
2からの追加要素として、FOEという周りの雑魚敵より明らかに強い敵の存在がある。赤い球体のような姿をしており近付くと襲い掛かってくる。とてつもなく強いため、その階層に着いたばかりだと返り討ちに遭いかねないが倒せるようになると有益なアイテムを落とし、経験値も多くもらえる。新たに道が開ける事も。
また、もう一つの追加要素として、ブレイブレベルが各ボスに設定されている。指定されたブレイブレベルよりパーティーの平均レベルが低い状態でボスを倒すと、入手困難なステータスアップ品が手に入る。ブレイブレベルを満たそうとすると必然的にレベル上げに頼った攻略が出来なくなるため、装備品やパーティーの吟味などの戦術構築が必要となってくる。
さらなる高難易度を求めるマゾプレイヤーの為に、ver1.140以降ではハードモードが実装されている。ハードモードではブレイブレベル以下でないとボスと戦えないという仕様になっている上、条件が平均レベルではなく最高レベルになっており、Lvが突出したキャラのみでボスを倒すという抜け道も使えなくなっている。拠点でステータスリセットが自由に出来るので詰む事は無いと思われるが、初心者には厳しい仕様なのでご利用は計画的に。
2013年12月に大型パッチが配布され、それまで未実装だったエフェクト・SEやバグ修正とともに、待望のクリア後要素が実装された。詳細はネタバレを避けるために明言しないが、追加されたボス群にはこれまで以上の苦戦を強いられることになるだろう。
関連項目
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