~The Resonant Sword~ それは少女達が「想いを繋ぐ」物語。
この作品は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。(C)上海アリス幻樂団 (C)GroupSNE (C)KADOKAWA
※以降、ネタバレとなる部分は隠してあります。読みたい方は反転させてお読みください。
概要
使用システムは「ソード・ワールド2.0」および「ソード・ワールド2.5」(セッション4以降)。
ルールブックは2.0のⅠ・Ⅱ・Ⅲ(全て改訂版)と2.5のⅠ・Ⅱ・Ⅲ。サプリメントは『BB』『GB』『AW』『BT』『WT』『CG』『IB』『LL』を使用する。
舞台はフェイダン地方、集いの国リオスの東に位置する辺境の町「ロザリア」から始まる。
(舞台の詳細は後述)。
あらすじ
特に異変もなく暇を持て余していた霊夢の元に、魔理沙から「鈴奈庵が紫から大量の外来本の製本依頼を受けている」ことを告げられる。怪しい匂いを感じ取った霊夢は魔理沙と共に鈴奈庵へ向かうが、その本はTRPGで使う遊戯本であった。特に危険がないことを小鈴とマミゾウから教わり、一緒に遊ばないか提案を受ける。暇を持て余していた霊夢と魔理沙はこれを承諾。小鈴よりGMの依頼を受けた阿求、丁度鈴奈庵へ新聞配達に来た文も加えてセッションを行うことに。
斯くして人間と妖怪の少女達が卓遊戯を通して織り成す物語が幕を開けたのだった・・・
登場人物
PLサイド
ベル(PL:本居小鈴)
「……私は困ってる人を助けるために冒険者になった。
報酬なんてなくても、人を助けるのが私の仕事よ!」
種族:ナイトメア(人間生まれ) 生まれ:魔術師 性別:女性 年齢:15
経歴:「空腹のあまり失神したことがある」「規律に厳しい環境で育った」
「魔物に襲われたことがある」
そこそこ裕福な家で暮らしていたナイトメアの少女。母親は優秀な魔術師だったがベルを生んだときに亡くなってしまっている。そのため父親からは厳しく、そして忌み嫌われて育った。そんな環境に嫌気が差した彼女は自らの居場所を求め、家出して冒険者となった。しかし考えなしに何も持たずに飛び出したため途中空腹で倒れてしまっていたところをアヤに助けられ、その後は行動を共にしている。
料理、皿洗い、乗馬が下手と不器用なドジっ子で、戦闘中もよく転んでいる。特に料理は当初食べたら気絶するレベルだった。(レイナ曰く「ベルの料理は強い」)
だが回数を重ねるごとに少しずつ上達し、途中アイリスからも料理を教わったことで普通の料理を作れるレベルまでに成長した。(下手だった理由は味見をしないことと、火を通せば食材は美味しくなると思い込んでいたため)
自らの辛い過去について塞ぎ込んだり他人に当たったりすることなく、むしろ誰に対しても優しく接している。その優しさは同じく過酷な過去を過ごしてきたルナやアイリスを苦しみから解放するきっかけとなっており、彼女の大きな特長となっている。また料理にもそれが表れている様で、ルナは彼女の料理について「優しく、人を想う気持ちが込められている」と評している。肝心の味について言葉を濁していたのは内緒
冒険者になった理由について最初は自分でもはっきりしておらず「多分誰かに必要とされたかったため」と考えていたが、後に冒頭の台詞の様に「困っている人を助けるため」と思い至っている。
ナイトメアという迫害されやすい種族なためか、人族だから~、蛮族だから~というようなレッテル貼りを嫌う。
(セッション6にて他のメンバー全員の意見の一致により、パーティーのリーダー役に就任した。)
戦闘スタイルは後方からの魔法による援護がメインの魔法剣士。しかしPLとしては前衛で戦うことにも
興味を示しているようだ。
「・・・勘違いしないでよね。別にあんたを助けに来たわけじゃないから。」
経歴:「才能を絶賛されたことがある」「己に何らかの誓いを立てている」「空腹のあまりに失神したことがある」
幼い頃から周囲に神童と囃されて育ったエルフの少女。自他共に認める「子供のころから何でも簡単にこなしてしまう天才肌」。マリーとは幼馴染で親友の間柄。
ある日マリーが旅に出ると言い出したので、危なっかしくて放っておけないという理由でマリーの旅に同行する。
とても明朗でさっぱりした性格の持ち主。アステリアの教えである自由と自己責任の重要性を遵守しており、「自分の道は自分で選ぶこと」を意識している。また相手を種族で区別したりせず、分類上は蛮族であるアヤやカイルに対しても人族同様に接している。
初めてのことでもおおよそ何でも出来てしまう天才的な人物で、幼馴染のマリーをはじめアヤからもすごい人物と評されている。ただし努力することそのものが不得手で出来ることしかやらないため、料理など苦手なものもある。
世話焼き体質で、マリーに対しては憎まれ口を叩きながらも、心の中ではとても大事に思っている。分かり易いツンデレイム 己に立てた誓いはマリーを守ることだったが、後に仲間全員を守ることへと昇華した。
「活きる活力」と評するほどのお酒好きで、仕事後の打ち上げを誰よりも楽しみにしている。
(一時期マリーに嫌われたと誤解した時は普段からは想像もつかないくらいに落ち込んでいたが、アヤのアドバイスを受けてマリーと本音で話し合うことを決める。そして同セッションにおいて、マリーに自分の想いを告白した。結果についてはマリーの項を参照。)
戦闘スタイルは回復とバフを担当する純後衛型・・・だったのだがセッション4でファイターを習得し、
いざという時は近接戦も出来る神官戦士になった。
「危なっかしいのが近くにいるからさ。私が強くならなきゃ守れない。」
経歴:「大切な人と生き別れている」「死を恐れていない」「異種族の友人がいる」
レイナと幼馴染の人間の少女。両親が二人とも冒険者でほとんど家におらず、レイナの両親とも仲が良かったため、レイナと共に育てられた。
レイナとは別にもう一人親友がおり三人で仲良くしていたが、その親友がある日突然何も告げず姿を消してしまう。消えてしまった親友を探すため、一人旅・・・と思いきやレイナが付いてきたため二人旅に出た。
強くなるという自分の信念に対し我武者羅に生きようとする、宵越しの銭は持たない、と非常に危なっかしい性格の持ち主。人間の短い一生の中で何も遺せないことを死よりも恐れており、皆に自分の形跡を忘れられないよう何かを遺そうと志している。
天才肌なレイナとは対照的にひたむきな努力家。ただし自分のことで精一杯というわけではなく、強くなる目的の一つが親友レイナを守るためであることや、戦うことに迷いを見せていたアヤに助言するなど他人のことも気にかけている。
(レイナに対しては親友であると同時に、自分の必死の努力を簡単に超えていく才能と人間より遥かに長命であることに羨望していた。レイナの凄さを頭では受け入れてはいたものの、やはり拭い切れない部分があったのかセッション4では夢でうなされるまでになっていた。
ベルに自分の悩みを話すことで一旦自分の気持ちに区切りをつけた後、同セッションにてレイナと腹を割って話すことに。自分が内心レイナに憧れていたこと、そして今はレイナに追いつこうと努力していることを告げる。だがレイナもまた「全力で努力するマリーに憧れていた」という予想外の事実を告げられ、顔を赤くして困惑してしまう。そしてダメ押しとばかりに「これからもマリーの隣にいたい」ことを聞かされ、恥ずかしさの余りPLごと撃沈した。)
戦闘スタイルは両手利き+追加攻撃による三連撃をメインとしたグラップラー。
「私は過去よりも現在を、未来を大切にしたい。
ルナにもそう思ってもらえるなら、嬉しいな。」
種族:ウィークリング(ガルーダ生まれ) 生まれ:斥候 性別:女性 年齢:15
経歴:「人族になる事を夢見ている」「親に捨てられた」「記憶がない」
生まれてすぐに捨てられたウィークリングの少女。弱肉強食の世界で生きていくのは厳しく、気付けば名前と生まれ以外の記憶をなくしていた。正体を隠しつつ近隣の町で見た人族に憧れて、自分も誰かのために行動できる人族の様になりたいと思うようになる。
ベルとは町に近づいた時に空腹で倒れていた所を助けた縁で知り合う。その後は行動を共にしており、冒険者になったのもベルに誘われたためである。
嫋やかな雰囲気を醸し出す蛮族の少女。PLの文曰く「薄幸の美少女」、「か弱い美少女」。
普段背中の翼はマントで隠している。
料理が上手のため、依頼時以外では料理担当として宿の仕事を手伝っている。
蛮族らしからぬとても優しい性格をしており、蛮族特有の価値観とは相容れず、戦うことにも迷いを見せている。ただし人族になることを夢見ているため、蛮族であることを免罪符にして人族を捕食した蛮族には静かな怒りを燃やして制裁を加えた。
ソラに出会ってからは彼女より薫陶を受け、知らない相手とも積極的に分かり合おうとする姿勢を持つようになった。その姿勢にはグラーディアも心を動かされている。
過去に記憶を失っていることもあり世間知らずな所が多く、議員という存在や世間で広く信仰されているライフォスの名前も知らなかった。ハーレムという言葉は知らないでいて良かった
(自らの素性について当初はベル以外には秘密にしていたが、セッション4にて仲間への信頼、復讐を望むルナへの説得のために自ら打ち明けた。だがマリーは薄々気付いており、レイナは生まれを気にしない考えだったため二人とも特に驚かず、逆にアヤのほうが困惑したようだ。)
戦闘時は前衛で敵の攻撃を躱しつつ、こちらの攻撃は当てていく回避型剣士。
GMサイド
「仕事以外にも楽しいことが多いからでしょうかね。皆さんとのセッションもその一つです。」
九代目のサヴァン。小鈴に頼まれてGMを引き受けた。セッションのラストは彼女の語りで締められており、それが余韻嫋々たるものとなっている。
普段は穏やかだが、時折NPCの設定やシナリオの各所に地雷を仕込んでいるなど腹黒い部分が見え隠れしている。
「ーーーSMとしてお主らの物語を見るのもまた一興。それにーーー
GM一人だとNPCとの会話が一人芝居になってしまうからの。」
捕らぬ狸のディスガイザー。TRPG初心者の阿求をサポートするため自らSMに名乗りを上げた。
店名に自分の名前を付けたり、ピンゾロフラグを建てた直後に回収するなど、所々でコミカルなプレイを
見せる。
(セッション5以降では、持ち前の変化能力でモデルとなった人物に姿を変えてRPするようになった。)
「うわ、とはずいぶんなご挨拶ね。
楽しくTRPGをしているようで何よりよ。」
幻想郷のゲートキーパー。ある意味で今回の卓発端の元凶。本編中での描写を見る限り、鈴奈庵に外来本の製本依頼を出していたのは単にTRPGの普及のためにやっていた様子。
セッション2-4にて霊夢達の元に突如姿を現し、カードシューターの効果について悩んでいた彼女達に対してエラッタが出たことを説明した。
物語の舞台「ロザリア」
フェイダン地方の国家リオスの最東部に位置する辺境の町。南北は「血と黄金の森」、「エフィネア大森林」という2つの森林に囲まれ、東には「紫闇の国ディルフラム」が存在している。
町に住む人々の多くは森林の木材や薬草をリオスの首都ラスベートに売って生計を立てている。ただしその森にも蛮族や幻獣が棲んでいるため、その対策として冒険者の存在は重宝されている。またディルフラムが近くに存在しており、その動向を監視・牽制するためにも実力者は高く評価されている。故にこの地を訪れる者は危険を背負ってでもチャンスを掴もうとする者が多い。
守りの剣はあるが町全体をカバーするほど十分には機能していない。
ロザリアは区域毎に存在する施設が分かれている。
- 商業区
冒険者の宿や食事処などの店舗が立ち並ぶ区域で、町の中央部に位置している。PTが所属する冒険者の宿「夜明けの灯亭」やライバル店の「幸運の風亭」もここにある。
時折喧嘩などの騒ぎも起きているが、町人もあまり気にしておらず娯楽として見物したりしている。
- 住宅区
ロザリアの町民が住む区域で町の南、北、東と分かれている。特色としては
南住宅区・・・高級住宅区で一番多くの人が住んでおり、住宅区で唯一守りの剣も機能している。
北住宅区・・・所謂一般住宅区で、南住宅区より物件が安い。
東住宅区・・・最近開発が済んだ区域で、治安が悪い。出稼ぎなどで町に来た人たちが住んでいる。
ハウスルール
- 基本経験点について(セッション1~)
基本経験点はセッション1のみ500、2~5では1500、6以降は2000とする。
- 夜会話(セッション2-4~)
1セッション中に1回、各PCが順繰りで、自分以外のPCかNPCから一人を選択して二人きりで会話を行う。
ただしシナリオの都合で行われない場合もある。
- 能力看破判定(セッション3-1)
NPCやGMサイドが指定した相手を探る判定は以下の様に行う。
基準値:冒険者レベル+知力ボーナス
所要時間:一瞬
目標値は2段階とし、その都度目標値は提示する。
1段階目は「HP、MP、技能レベル、戦闘特技」
2段階目は「詳細ステータス、弱点(存在すれば)、その他の情報」
が判明する。なお装備品など見た目で判断できるものは達成値に関わらず開示される。
- マリーのアラミドコートについて(セッション5-0)
ゲームシステムがソード・ワールド2.0から2.5に移行した際、必要筋力+10換算で習熟系の戦闘特技無しに高ランクの武器や防具が装備できなくなったため、セッション4までマリーが装備していたアラミドコートは「本来の防護点を-1した不良品」という設定でその後も防具習熟無しで装備可とした。
- 各PCの専用特技(セッション5-0~)
アヤ『飛翔斬Ⅰ』
10m以上通常移動した直後、追加で攻撃が可能。その後、通常の主動作を行うことができる。
生命抵抗・精神抵抗に-2(リスク) 翼を露出している場合のみ使用可能。
ただし魔動機術の「ジャンプブーツ」を使えば、翼を露出していなくても使用可能。(session6以降)
マリー『骨断烈火の構え』
適用:特定の相手への1回の近接攻撃
概要:敵の近接攻撃を敢えて避けず、反撃で強烈な一撃を与える技。
近接攻撃を受けたときに使用できる。その近接攻撃に対する回避力判定を放棄する。
次の手番で、攻撃した相手へ近接攻撃をするとき、1回目の威力票の出目を「12」とする。
(クリティカル後の振り足しは通常通り処理する)
この特技は1ラウンドに1回のみ使用可能。
- 成長ダイスについて(セッション5-1)
「バー・シュレディンガー」の会員証の効果により、成長ダイスを振った際に出た目両方の能力値が上がるようになる。(ゾロ目の場合は+2となる。また勇者の証での振り直しはダイス2つを振り直し、その2つの出目を適用することとする。)
NPC
セッション1
アーシェ(アバター:稗田阿求)
PTが所属する冒険者の宿兼酒場の「夜明けの灯亭」の亭主。物腰の柔らかな女性で料理の腕は一流。
種族はナイトメア。
孤児院出身で、幼い頃は自らが冒険者となることを夢見ていたが、戦いが不得手だったため断念。
ダンゾウの手を借りて、冒険者の宿を開く道を選んでいる。
アヤが蛮族であると知りつつも分け隔てなく受け入れたり、経営状態が悪いにもかかわらずレイナとマリーの所属が決定した初日の飲食代は免除するなど懐の深さも見せる。
「夜明けの灯亭」は新しく出来たライバル店「幸運の風亭」に客足を奪われたために冒険者の宿としての知名度はかなり低い。町人からも飲食店と認識されている始末。
そのため収入の殆どは飲食面の方であり、所属している冒険者もPCの四人が来るまで誰もおらず廃業寸前だった。風前の灯亭とか言うな。
ダンゾウ(アバター:二つ岩マミゾウ)
夜明けの灯亭に住んでいる長身で壮年の男性。多くの仕事を掛け持ちしており、各地方の特産物を扱う商人、装備やアイテムや情報を取り扱う工房「アトリエ・二ッ岩」の職人、冒険者に依頼や遺跡の情報を売る情報屋を兼用している。また夜明けの灯亭に出資もしている。
アーシェとは孤児院からの仲。かつてアーシェに出世払いで料理を頼んでいた恩義があり、その時の代金として現在は夜明けの灯亭に出資している。
(本来の性別は女性で、ダンゾウという名前も偽名であり本名はマミ。普段はソフィアが作った薬品「ポリモルフポーション」で男性へと変装していた。変装していた理由は女性だと商売がやりにくい
ため)
セッション2
スミレちゃん(アバター:洩矢諏訪子)
夜明けの灯亭のライバル店である「幸運の風亭」の看板娘。種族は人間。
幸運の風亭が町で唯一の冒険者の宿と思われているためか、町の依頼は大抵ここに集まっており幅広く依頼を引き受けている。また夜には賭場も運営しているため、かなり繁盛している様子。
明るく元気だが、お調子者な面がありエンラにも戒められている(そのためスミレ本人はエンラを苦手としている。)またエンラとは旧知の仲である。
何故か彼女だけ名前+ちゃん付けがデフォルトなので、ここでもそのように記載した。
ヴァン(アバター:犬走椛)
幸運の風亭に所属する冒険者の青年。種族は人間。リオスの首都、ラスベートの出身でサーヤとは幼馴染の間柄。真面目な性格で、やたらと女性にモテる。爆発しろ
ただし本人はサーヤ一筋で、彼女のために強くなりたいと思っている。
真面目な性格故か良くも悪くも隠し事が下手で、彼の仲間もその点は熟知している様子。
エンラとは仕事で何度も顔を合わせており、彼からは実力も評価されている。そのため彼から直接指名されて依頼を受けることも。
ミーナ(アバター:矢田寺成美)
セッション2でPTに材木採取地の安全確保依頼を出した少女。見た目は子供相当。
種族は人間。好奇心旺盛な性格で行動力も豊富。
マリーからは彼女が森林で被害が起きているのを知っていたこと、あっさりと高額な依頼金を払えることを不審に思われていたが…
(依頼完了後にロザリア警備隊隊長エンラの妹であることが明かされる。なお依頼金は警備隊の資金から無断で拝借したものだったため、エンラに罰として軟禁された。軟禁中は苦手な書類仕事を手伝わされており、警備隊を訪れたベル達に愚痴をこぼしていた。
その後もエンラの目を盗んで警備隊を抜け出したり、宿の代金をエンラにツケたりと彼の胃痛を加速することをやらかしている。)
カイル(アバター:多々良小傘)
ロザリア北にある森林に潜んでいたグレムリン。他人を驚かすことを生きがいとしている。木の上に陣取り、近付いて来た人族を脅かすことで食料などを巻き上げていた小悪党。
森の中で鳴子の罠を仕掛けた状態で木の上で昼寝をして待っていたが、マリーには見破られてしまい、木の下に落とされた上に取り囲まれてしまう。だが森の猛獣の縄張り移動の原因について情報を渡せば見逃すという取引を持ち掛けられ、猛獣が縄張り移動したことで脅かす人も来なくなっていたこともあり素直に情報を渡す。その後、依頼解決の報告のためにベル達が再度寄った際に、彼女達にお礼の品を渡した。
(セッション3にて再登場。警備隊から(おそらく)ラミアの首飾りを貰い、世界一の大道芸人を目指してロザリアに住むようになった。その後の様子を見ると順調に人気を得ているようだ。)
サーヤ(アバター:東風谷早苗)
幸運の風亭に所属する冒険者の少女。同じパーティーのヴァンとは幼馴染の間柄で、互いに想い合っている。ヴァンに言い寄る女性の存在に目を光らせながらも、最後には自分が勝つ自信がある様子。
ル=ロウドの神官であり、早朝の祈りは欠かさず行っている。また交渉事は彼女が担当しているようだ。
デュオ(アバター:小野塚小町)
アバター元と同じくサボり癖があり、よく巡回と称して油を売っている。また守秘義務のある情報についてもうっかりしゃべってしまうなど口も軽い。
ただし腕は確かで、町内にもある程度名前が売れている模様。
見かけ以上に体格が良い、独特な首飾りをつけている、守りの剣の影響を受けているなど明らかにただの人族ではないようだが・・・?
(外伝「Caracter Material」にてダークトロールであることが判明した。普段はラミアの首飾りによって正体を隠しているが、警備隊には周知の事実とのこと。かつてエンラと戦ったことがあり、彼に敗れた後に彼についていくことを決めたという過去があるようだ。)
セッション6にてグラーディアを相容れない人物と評しており、過去に何かあった様子。
セッション3
エンラ(アバター:四季映姫)
ロザリアの警備隊隊長でミーナの兄。非常に真面目な性格の持ち主。種族は人間。
デュオの上司でもあり、彼のサボり癖には手を焼いている(ただしその実力は認めており、彼を「街の警備の要」と述べている。)また最近は自由奔放な妹も彼の頭痛(と胃痛)の種になっている。
非常に真面目な人物であり、規則に違反する行為は絶対に認めない。だが規則に触れない程度に陰で便宜を図るといった柔軟性も併せ持っており、ベル達に色々とサポートをしている。
蛮族の人族に対する残虐性を理解しつつも、人族と蛮族の「調和」が実現した世界を夢見ている。
そのため蛮族領が目の前にある状態でも、無駄な戦いはせずに守りに徹している。また蛮族であっても危害を加えない人物であれば受け入れる器量を見せる。
(かつてデュオと戦ったことがあり、持久戦の末に彼に勝利している。そのため相当な実力があるのだが、立場上あまり前線に出ないこともあり、劇中でその腕前が発揮された場面はまだない。)
シュリー(アバター:宇佐見蓮子)
ロザリア西部の商業区にある一風変わった店「バー・シュレディンガー」の受付。性別は女性。
名前はセッション5にて判明。
バー・シュレディンガーは会員制の店で、会員証を持った人物か誰かの招待でないと入れない。
また店の外観は見るからに怪しいのだが、町の人にはまるで何があるのか見えていないようで・・・?
セッション3では町人行方不明事件の情報を求めてバーを訪れたレイナとマリーを見て会員になる資格無し(メタ的に言えば名誉点が足りない)と判断し、彼女らの入店を拒んだ。
セッション5ではアイリスについての情報を求めてやってきたレイナ達と再会する。今回は事前に会員証が送られていたため店に入れるようになっており、ベル達に「バー・シュレディンガー」についての説明と案内を行った。
ミス・フォーチュン(アバター:鍵山雛)
幸運の風亭近くの路地裏にある占い店「ダークサイド」の占い師。種族は人間。
「私の占いは必ず当たる」が口癖。引き籠り体質で日中は店から外出せず、夜にのみ外出する。
彼女の占いは不明瞭ではあるがよく当たることで有名なようで、ダンゾウも信用している。
人を見抜く能力に長けているらしく、アヤを見て彼女の正体に気付いている節がある。
また人との繋がりを大事にするようレイナ達に説いている。
レイナ達とはセッション3にてエンラから聞いた行方不明事件の情報を求めてダークサイドを訪れた際に出会う。その後も個人的な相談や自分達が受ける依頼について情報を求める際、彼女の店を訪れている。
リオン(アバター:秋穣子)
幸運の風亭に所属する冒険者の少女で、ヴァンとは同パーティー。種族はエルフ。天真爛漫な性格。
かつて自分を助けてくれたヴァンに想いを寄せており、彼に近づく女性には敵愾心を燃やしている。
同じくヴァンに想いを寄せているサーヤとは恋のライバルであるが、友達である。
戦闘スタイルは両手にダガーを装備した二刀流のフェンサー。スカウト技能も有しており、描写から見て彼女がパーティーのメインスカウトのようだ。
シオン(アバター:秋静葉)
リオンの姉で、妹と同じく幸運の風亭に所属する冒険者。妹のヴァンへの恋成就を応援している。
天真爛漫な妹とは対照的に落ち着いた言動をしており、しっかり者な印象を与えている。
妹に引っ張られる形で嫌々冒険者になったが、現在の暮らしも悪くないと感じている様子。
戦闘スタイルはクロスボウによる遠距離攻撃型。また妖精魔法も使用する。
セッション4
ルナ(アバター:鈴仙・優曇華院・イナバ)
ロザリアの少し西に位置するテーベという村に住んでいるナイトメアの女性。
当初は人当たりが悪く、依頼で来たベル達にも敵意を剥き出しにしていた。(テーベが世間から孤立した村であり、基本的に部外者お断りであるためという事情もあるが)
他人に心を開いておらず、同じテーベの村人達を「軟弱な奴ら」と見下している。ただし命の恩人であり、医学の知識を教えてくれているソフィアにだけは唯一心を許しており師匠と呼んで慕っている。
非常におだてに弱く、褒められるとすぐに調子を良くするという特徴がある。それまで露骨に嫌がっていた手伝いも自分にしか頼めないという言葉を聞いた途端、あっさりと考えを翻した。ちょろい。
戦闘技能を持っており、遠距離から攻撃、補助するマギシュースタイルでPTとも共闘した。
(ナイトメアが忌み子だった土地で生まれたため、魔道技師であった両親により軟禁されて育っていた。だがある日突然両親が魔動機の暴走事故で亡くなる(周囲の人間が事故に見せかけて殺した可能性が高い)。自らも家に放火されて殺されそうになった所をソフィアの声に導かれたことで難を逃れたという過去がある。
その過去が原因で心に傷を負い、テーベではソフィアより医学の知識を学ぶ傍らで心身のケアを受けていた。そしてケアを受けているうちに、自分を縛る過去を消すためにその原因を消すこと、即ち心の傷の原因を作った者へ復讐することを考え付く。しかし村人達からは賛同されなかった(彼女が村人達を「軟弱者」と呼んでいたのはこのため。)
(魔鉱石採掘の途中でベル達に上記の過去と復讐の意思を打ち明けたが、レイナの説法とアヤが自らの素性を打ち明けて説得したことにより考えを改める。そしてベル達がロザリアに来ることを提案したことで、自分も過去と決別して村の外に出て生きていくことを決める。依頼完了後にベル達と共にテーベを離れ、ロザリアで町医者としての道を歩みだした。)
(後にベルの口から「ルナの両親は周囲の人間からルナを死なせないよう守っていた」のではないかという考えを聞かされる。そして「もう両親を恨まなくていい」と伝えられたことで、真に自分を縛る過去から解放されたことに気付き、泣き崩れた。ベルの言葉によって過去を振り払えた彼女は未来を向いて生きることを決めたのだった。)
ソフィア(アバター:八意永琳)
テーベの代表を務めている人物。医療の心得があり、居場所がなくテーベに流れてきた者達を分け隔てなく受け入れ、彼らの心身の治療に当たっている。そのためルナをはじめ村人達からは非常に敬慕されている。
彼女の作る料理は味は良いのだが薬を調合する鍋をそのまま使って作るため、製作過程を知っていると食欲をなくすこと請け合い(彼女には心を開くルナも複雑な顔をしていた)。
(その正体はオリジナルの小神、「八叡神ソフィア」の分体。傷付いた人達をテーベに呼び寄せたのも彼女の能力によるもの。詳細についてはセッション4-EXを参照)
外伝-風
カジ(アバター:八坂神奈子)
夜明けの灯亭のライバル店である「幸運の風亭」の亭主。種族は人間の男性。元々は冒険者だったが、既に引退して現在は後進の育成に勤しんでいる。
大のギャンブル好きで、自分の宿の地下にも賭博場を設けている。
アイリス(アバター:アリス・マーガトロイド)
森林内に隠されていたテメリオ信仰の拠点にいた"聖女"と呼ばれている指導者らしき人物。永遠の命を求めて活動を続けている。レイナとマリーの名前を呼んでおり彼女達と関係があるようだが・・・?
(レイナとマリーの親友であり、彼女達が探していた人物。種族は人間。手先が器用で人形作りや料理が得意。
テメリオ拠点の最奥で彼女と再会したが、コルアと贋作の魔剣によって洗脳され、戦うことになる。死闘の末、マリーによって気絶させられ夜明けの灯亭へと運びこまれる。その後しばらくして正気を取り戻した状態で目を覚ました。)
(かつてレイナやマリーと知り合う前は自然に囲まれた小さな村に両親と住んでいた。しかしある日蛮族が襲撃し、両親や大人は「売り物にならない役立たず」ということで全員殺されてしまう。残った子供も日に日に売られていき、いずれ自分も・・・という所にマリーの両親が助けてくれたことで九死に一生を得る。それから身寄りのない彼女はマリーと一緒にレイナの家で暮らすことになったのだった。
しかしこの時の過去が彼女に「役に立たない者は殺される」という強迫観念と死への恐怖を植え付け、以降彼女の心を蝕むようになる。さらに親友達と楽しい日々を過ごしていた反面、天才肌なレイナや努力家のマリーと比べて自分には才能もなく努力も出来ないという劣等感に苛まれていた。皮肉にも親友二人の存在が彼女を絶望へと追いやってしまったのだ。
強迫観念と死への恐怖、そして自身の無力感により心に闇を抱えるようになったところをコルアに目を付けられる。彼女によって拐かされ、洗脳されてテメリオ信者の指導者に仕立て上げられてしまったのだった。
洗脳から解放され、宿で目を覚ました後に、上記の過去と今まで抱え込んでいた心情について吐露する。そして極限まで思い詰めていた心理状態に加えて、洗脳されていたとはいえ親友を気付けてしまった自責の念、そして何も出来ない自分自身への失望からレイナ達に「殺して欲しい」と口にする。
だが"人は出来ない部分を支え合って生きていく"というベルの説得と、レイナやマリー達みんなが自分を必要としてくれているのを知ったことで、涙ながらに生きていくことを決める。
その日の夜に屋上でマリーと星を見ながら、自分も少しずつ変わっていくこと、そしていつかまた皆で星を見に行くことを約束するのだった。)
(その後は夜明けの灯亭にて警備隊の保護観察を受けながら店員として働くことに。料理も接客もしっかりこなしており、すっかり店員として馴染んでいる。おかげで夜明けの灯亭はより繁盛するようになった。ますますただの飲食店に近づいた様な気がするが気のせいだろう)
セッション5
レイテンシー(アバター:マエリベリー・ハーン)
魔剣「シュレディンガー」の人格。見た目は完全に人間で、普通に会話も可能。
「バー・シュレディンガー」は彼女が作り出した魔剣の迷宮であり、外界とは時の流れも異なる異空間となっている。迷宮の特徴としては
・資格・素質の無い者には入り口すら見えない。
・彼女の迷宮への入り口は複数あるが、迷宮から出る場合は元の場所からしか出られず、迷宮を
通して別の場所の移動にしたりすることは出来ない。
・迷宮内には個室のようなスペースが複数存在し、個室の入り口は自動ドアになっている。
・迷宮内で暴れる人物は強制退出させられる。
自身の作り出した迷宮内にいる人物についての情報は全て読み取ることができ、対象の心理を読むと言った芸当も可能。
純粋な生物ではないためか、人が社会で生きるために本音と建前を使い分けるという習性を理解出来ないなど、どこか根本的な異質さを感じさせる一面がある。
ジェーン・ドゥ(アバター:十六夜咲夜)
「バー・シュレディンガー」内で出会った人物で、銀髪の美少女。ベル達が求めるアイリスの情報を持っている人物ということでレイテンシーによって引き合わされた。
ベル達に対してどこか人を食ったような態度で接しており、終始冷静な状態を崩さずにいた。
テメリオの拠点とアイリスの情報を教える対価として、何故かベル達とアイリスの関係について話すことを要求した。
なおジェーン・ドゥとは英語で女性を対象とした場合の「名無しの権兵衛」に当たる言葉であり、偽名である可能性が高い(このことは劇中でもベルに指摘されている。)
(やはりというかジェーン・ドゥは偽名であり、本名はクロナであることが判明した。アイリスを攫ったコルアと裏で繋がっていたことも判明したが、そんな彼女がベル達に情報を渡した理由については不明である。)
コルア(アバター:小悪魔)
アイリスと共にテメリオの拠点の最奥にいた謎の女性。アジトに潜入してきたベル達に対し、口調こそ丁寧だが終始茶化すような態度を取っており、また笑ったまま人間の頭に銃を突きつけるなど性格は非常に悪辣。
魔力を帯びた目によって相手に催眠をかける能力を持っている。その能力を使ってアイリスに催眠をかけてベル達に嗾けたのち、自らは施設内に設置されていた転移装置で逃亡した。
日光を苦手としている描写が見られるが、種族は不明。また戦闘スタイルはマギシューだが、狙撃より二丁拳銃を用いた接近戦を得意としている。
(後にアイリスを攫った人物であることが判明。ただし彼女を攫ってテメリオ信者の指導者に担ぎ上げた目的については不明である。)
(セッション6にも登場。ベル達を誘き寄せるために腕利きの剣士を雇い、血と黄金の森にて辻斬り騒動を引き起こさせていた。またその際「この世界は誰かに仕組まれている」という話をベル達に投げかけていたが・・・?)
ウィズ(アバター:パチュリー・ノーレッジ)
テメリオ拠点から帰ってきた後、夜明けの灯亭前で出会った謎の人物。本名はウィズライト。
無駄な話を嫌う。
見た目の姿形を偽っている様で、アイリスについても何か関わっていることを示唆する発言をしていた。不審に思ったレイナによって追いかけられるが、いとも簡単に姿を眩ます。
(後にコルアと繋がっていたことが判明。彼女からは様付で呼ばれている。)
レフィール(アバター:レミリア・スカーレット)
セッション6終了後にて登場。アイリスが無事であることを予測しており、ウィズ同様に一連の事件とは何か関わりがあるようだが・・・?
セッション6
ソラ(アバター:比那名居天子)
ベルとアヤがライフォス神殿の近くで出会った少女。
立ち振る舞いからは高貴さを感じさせる一方で、非常に押しが強く、自由奔放な性格。またその場の空気や人の心の機微を読むことが苦手としている(本人には自覚なし)
その正体は大破局時に活躍した英雄の血を継ぐ貴族であり、アイヤール《緋天領》イデアの領主である「ローゼンバーグ家」の姫君。本名はソラリア・フォン・ローゼンバーグ。種族はヴァルキリー。
名門一族の出だが、かなりの変わり者で本人は貴族扱いされることを望んでいない。ただし自分が貴族であることの自覚はあり、ノブレスオブリージュの考えをもってペルシカの策略を阻止することをアヤ達に約束している。
ライフォス神官であり、人蛮・種族の区別なく誰もが笑っていられる真の『調和』が実現された世界を目指して旅をしている。エンラとは旧友の仲で、彼が同じ世界を望むキッカケとなった人物でもある。またその考えはアヤにも小さくない影響を与えた。
戦闘スタイルは前衛型神官戦士。代々伝わる家宝の魔剣を所持している。
イクシーナ(アバター:永江衣玖)
ソラの従者を務めるルーンフォーク。・・・なのだが主人をポンコツだのダメ呼ばわりするなど、その態度は主人に対するものとは到底思えないほど慇懃無礼。だが決してソラを嫌っているわけではなく、表面には出さないものの内心では彼女を気に入っている様子。
言動は理知的かつ冷静で主人とは真逆ではあるが、傍から見てもかなり息の合ったコンビとなっている。
戦闘スタイルはマギシュー。スカイバイクを操るほどのレベルを持ち、移動時はサイドカーにソラを乗せている。
グラーディア(アバター:綿月依姫)
リオスの私設騎士団の団長を務める女性。本名はグラーディア・ド・デウマーレ。種族は人間。
金属鎧に身を包んだいかにも騎士といった風貌の人物で、自分の実力にはかなり自信を持っている。
また姉がおり、そちらはリオスの議員を務めている(詳細はペルシカの項を参照)。
性格はとても生真面目で、口調も礼儀正しい。ただしそれが行き過ぎて町人の喧嘩を決闘と捉えて立会役を務めようとするなど、常識外れな行動に出たこともある(結果的にはその行動で喧嘩が治まっており、気勢を殺ぐために態とやった可能性もあるが)。
その性格と地位の高さも相まってミーナやスミレなどの人物は彼女を苦手としている。グラーディア自身は彼女達を嫌ってはいないが、自分が周囲からは煙たがられていることには気付いている。
また人族の幸福ために努力をしている一方で「蛮族は敵」という認識を持った過激派な人物(ただしこれは姉の影響が強く、本人にはやや迷いが見られる)。そのためかどうかは不明だがデュオに対してはかなり剣呑な態度を取っており、彼とは過去に何かあった様子。
しかし自分の考えに固執するわけではなく、相手の声にちゃんと耳を傾けてそれが正しいと感じたなら自分の考えも翻すなど、融通を利かせられる人物である。またメディオットの言葉に悩んでいたアヤに自分の信じる道を進むよう激励したりと、人の上に立つに相応しい能力を持ち合わせている。
アヤから例えぶつかることがあっても相手と分かりあおうとすることの大切さを教えられ、それが実現する世界を夢見るようになった。
蛮族領と隣り合わせにあるロザリアに姉妹で視察役として来所する。蛮族に対する備えとして部下の騎士の常駐を提案するが、警備隊隊長のエンラから「新しく有望な冒険者が来たため不要」と一刀両断に切り捨てられてしまう。そこで本当に冒険者達が蛮族達と戦う戦力たり得るかを確認するため、テストとしてベル達に依頼を出した。
(依頼解決後、無事に依頼を解決したベル達の力量を認め、報酬を渡した。だがすぐに姉のペルシカが来室し、彼女に作戦の準備を進めるよう促されため退室してしまう。
その後、宴が始まる少し前に依頼解決のお礼を言うためだけに夜明けの灯亭に顔を出す。すぐに帰ろうとした所でアヤに食事に誘われるが、自分がいると空気が悪くなることを仄めかして一度は辞退しようとする。しかしアヤから「あなたのことを知って理解したい」と説得を受けたことで心を動かされ、宴に参加することに決める。
宴が終わった後に夜の街で考え事をしながら歩いていた所、同じく考え事をして歩いていたアヤと出会う。アヤを酒場に誘い、彼女の悩みについて相談を受ける。そして彼女の持つ強さについて称賛を送りつつ、彼女に自分の信じる道を進むようアドバイスを送った。)
コヨミ(アバター:魂魄妖夢)
血と黄金の森の奥にある小屋にヨシノと住んでいる小柄な少女。種族は人間。
二刀流の剣の使い手で、長い間剣を振るっていることもあり腕前はかなりのもの。また彼女が独自に編み出した抜刀術は相手の肉体だけでなく精神をも切り裂くほどの切れ味を持っている。
ヨシノ曰くお人好しな性格で、困ってる人を見たら助けずにはいられない人物。ただし能天気というわけではなく、遭難したと言っていたにも関わらず元気な様子のレイナ達を警戒していた。
(レイナ達も彼女の刀を見て辻斬りかどうかを疑っていたため、お互い様だが)
病気のため動けないヨシノを守るため、森の奥の小屋という不便な場所に住んでいる。また神官から治療薬を買うため、森の案内役や護衛などで資金を稼いでいるとのこと。
辻斬りの特徴とも合致しており彼女こそ犯人である可能性が高いが・・・?
(辻斬りとは全く関係ない人物で、一種のミスリード要員。ヨシノの病気が薬による影響であると言い出したレイナ達に露骨に訝る気持ちを表していたが、薬によるものとはっきりしたことでレイナ達への警戒を解く。その後は全面的にレイナ達を信用することにし、黒幕の討伐に協力した。)
(事件解決後はヨシノとともにロザリアに移住し、警備隊に入隊した。)
ヨシノ(アバター:西行寺幽々子)
コヨミとともに住んでいた女性。大病を患っており、コヨミの看病を受けながら生活していた。
かつてはコヨミと一緒に小さな村に住んでいたが、ある時その村に病気が蔓延してしまう。彼女の両親を含む大勢の人が亡くなり、次第に村人達に「この病気は祟りである」という認識が広まったことで、神様を鎮めるため人身御供を出すことになった際、これ以上他人に苦しんでもらいたくないという思いから自ら立候補した。
普段の料理は彼女が作っているが、本人は食事をあまり取らない。
病気の症状は重いらしく、コヨミが神官から買ってきた薬が欠かせないでいる。また薬が効いている間は元気だが、薬が切れるとベッドに横になった途端に眠りに落ちてしまっていた。
(彼女が患っている病気の正体はテメリオ信者による毒薬によるものであり、村で蔓延した病も同じもの。また服用している治療薬も実は毒薬(効果としては麻薬に近い)であり、過度に服用すれば命も落とす危険な薬品であった。テメリオ神官が薬に対する耐性と依存性、および使用量と頻度について調べるためにマッチポンプをしていたというのが真相。また村は既に金も命も尽きて用済みとなったため、燃やされて壊滅させられている。)
(事件解決後はコヨミとともにロザリアに移住することに。初めて訪れる町という場所に心を躍らせており、森にいた頃よりも元気な様子を見せていた。その後はルナの治療を受けつつ警備隊の窓口を務めることに。)
メディオット(アバター:紅美鈴)
コルアの仲間の男性で、種族はドレイクブロークン(先天的なものか後天的なものかは不明)。
"魔拳の龍"という二つ名を持っている。
「誇り高きバルバロスの頂点に立つべき男」と自称したり、ドレイクにとっては半身とも言える魔剣を棒切れ呼ばわりするなど色々と型破りな人物。
戦うことを何よりの生きがいとしている生粋の戦闘狂。グラーディアによると以前は単独でひたすら前線で暴れていたとのこと。現在はコルア達の所に身を置いている。
自分と同じく武器を使わず肉体のみで戦うスタイル、かつ我武者羅な性格の持ち主のマリーのことを気に入っており、弟子にしたいとまで思っている(無論マリーからは拒絶されている)。
(テメリオ神官達との戦闘後に突如登場する。コルアからベル達の話を聞いていたため戦うことを楽しみにしていたようだ。ただし自分の実力の方が遥かに上という自覚はあったため、手加減しながら戦うことをベル達に告知してから戦闘に入った。その言葉に嘘偽りは全くなく、確実に仕留められる状態だったマリーを見逃したり、敗北しても全く余裕の表情を崩していなかった。敗北後はこれからが本番とばかりに連戦に持ち込もうとしたが、コルアにこれ以上戦ったら告げ口すると示唆されたため渋々拳を収める。族を助けようとしたアヤを所詮は弱者と侮蔑し、「弱者に価値はない」という言葉を残してコルアとともに撤退した。)
戦闘スタイルは武器を用いず己の肉体のみで戦うインファイター。
また限定竜化時はエネルギーを自在に操り、更に攻撃力を増すことが可能になる。
ペルシカ(アバター:綿月豊姫)
リオスで議員を務めている人間の女性で、グラーディアの姉。本名はペルシカ・ド。デウマーレ。
その立ち振る舞いからは貴族然としたものを感じさせる。
「蛮族は絶対敵」というプロパガンダを掲げており、ロザリアの町の戦力増強を建前にして、町内にいる蛮族の根絶を企んでいる。(これには蛮族に怯える大衆からの支持集めという面もある)
エンラについては実力は認めているが、彼が蛮族を見逃していることについては批難している。
ソラを非常に苦手としており、彼女が現れるや否や話を打ち切ってその場を後にしていた。
(ソラ自身は嫌っておらず、苦手とされていることにも気づいていない。)
冒険の軌跡
※ネタバレ防止のためセッション導入部のあらすじのみ記述しています。
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