東方剣界伝とは、kijimaya氏作成のソード・ワールド2.0のリプレイ動画である。
概要
東方卓遊戯に分類される東方Projectのキャラクター達によるソード・ワールド2.0のリプレイ動画であり、ラクシアのいずこかに存在するとされるオリジナルの連合国家『マゴリア』を舞台とする正統派冒険活劇である。
PLは皆SW2.0の経験は無かったが、旧版であるSWの経験者は存在している。
ゲームマスター
GM:八雲紫
みんな大好き僕等のゆかりん。ルールブックを持ち込み卓を立ち上げた張本人。気配りの利く良心的なGMだが、出目が優れずよくダイス神に苦しめられる。王道的な展開を好むが、時折特殊な状況の戦場を作ったりオリジナルルールを作ったりするのも好んでいる。
動画の最後に毎回うp主であるkijimaya氏と一緒に座談会的なコーナーを開いて解説等もやっており、たまにうp主をいじっている。
プレイヤーキャラクター
パーティ称号:「名も無き冒険者たち(An Adventurers)」
・・・旧版の『見つける者達(ファウンダーズ)』を髣髴とさせるシンプルだが印象的な名称を持つPTのメンバーは以下の面々である。
リム・ジンジャー(PL:博麗霊夢)
器用万能な初期能力値を持つ、人間の冒険者生まれの妖精拳士。戦闘特技も魔力撃、強化つき投げ攻撃、マルチアクションと宣言型の戦闘特技を重点的に習得しており、状況に応じて切り替える万能型である。WT導入後は妖精を召喚しともに戦うサモンフェアリーを用いてさらに対応能力を増やしている。ただし、習熟が無い為装甲が紙なのがネック。
故郷に錦を飾る為に冒険者になった経緯があり、金銭よりも名誉点にこだわりがある。早苗のPCシャナとは同郷の幼馴染。主人公属性が高い。但し、本人自身の背景設定や主役シナリオは少なめ。
物怖じしない明朗快活な性格であるが、動揺した際にはしおらしい側面も見せる。基本的にツッコミ&まとめ役。
あるオークションに参加した際に、財産をはたいて妖精使い向けのオリジナルアイテムを入手している。
メリッサ・ミスタ・レイニィ(PL:霧雨魔理沙)
筋力1がチャームポイントのグラランスカウト。フェンサーでもあるが筋力のせいでダメージが振るわないため、最近はアルケミストとしての活躍の方が目立っている。スカウトとしては優秀だが手癖が悪く、それゆえに「保護者必須」のような扱いを受けている。
背丈が低いためよく子供から同類扱いされていて、怒りながら『年上』だと主張する事がある。しかし実際には本当に同レベルな行動を繰り返す、実にグラランらしいグラランである。デリケート(実際はバリケード)な心を持つ。
実はいいところの生まれらしいが、家出をして冒険者になったらしい。しかしグラランであるため何も問題ない普通のことかもしれない。たまに便利アイテム扱いされる。
山の鍛冶屋に必要筋力が1のピアシング(おまけで特殊ギミックつき)を格安で作ってもらった。
セリア(PL:アリス・マーガトロイド)
ルーンフォークのウィザード。「人形を扱える魔法」に惹かれPL入りしており、ゴーレムやドール関係の魔法を活用しようとしている(13話におけるIBおよびゴーレムのカスタマイズ導入により、ゴーレムの本格運用をはじめる模様)。精神力は低いがウィザード(魔法職並列上げ)である為MPは高く、知力が高いのも相まって魔法攻撃も得意である。ルンフォ故のその高い筋力が生かされる機会はあまりない。オネットという隼型の使い魔を持っている。
メリッサの主な保護者役である。物事を比較的冷静に見る性質だが、根は苦労性かつお人良しである。
ファナティシズムを使うとPT仲間(特にリズ)が暴走してしまうのが最近のひそかな悩み。
本人には過去の記憶が無いが、謎のルーンフォークの集団と関係があるようなどその過去には謎が多い。
実はレティーナの娘と同じ名前で、姉妹程度に似た容姿を持つ。元はレティーナが連れていたルーンフォークの一員らしい?
“二重撃ち”リーゼン(PL:鈴仙・優曇華院・イナバ)
愛称である「リズ」の呼び名の方が定着してしまっているエルフの二丁拳銃マギシュー。
PTのメイン火力で、時にとんでもないダメージを叩き出しGMを涙目にするが、魔法により補助動作を禁止された際には攻撃が不可能になるという弱点を見せた。今はノーマルクロスボウをサブウェポンに持ち対策をしている。(が、グレネードを得たことによりセッション13にてクロスボウはお役ごめんとなる。結局一度も使われることは無かった)
マゴリア北部のトゥリーニア領出身。かつて旅に出てすぐに行き倒れ、とある商人に助けられしばらく面倒を見てもらっていた過去を持つ。その割には実に人が好く、騙され易い性格である。
余談だが、ファナティシズムがかかるとトリガーハッピー化(またはヤンデ鈴仙)するという特徴を持つ。PCもストレスたまっているのかもしれない。
“悪夢祓い”シャナ・イーストウィンド(PL:東風谷早苗)
人間生まれのナイトメアで、ライフォスプリースト。優秀な回復手であり、PTの生命線。ナイトメアであるが神への信仰に救いを求めたのもあってか比較的性根はまっすぐであり、そのせいもあってか「蛮族はぶっ飛ばすもの」「サーチバルバロスでチェック」など『ライフォス神官だから仕方ない』的行動も多めである。
リムの幼馴染でライフォス入信の際に一度喧嘩別れをした経験あり。開始当初はナイトメアであることを隠していたが、仲間に受け入れられてからというもの隠すことを止めている。
セッション14にて、お産の際にライフォス神官の治癒魔法により母親の命が助かり、それ故に両親共に健在である事が判明。それもあってか、ナイトメアとしては珍しく周囲に受け入れられて育ったらしい(本人も気にしていたように、全員がというわけでは無かったが)。
セッション1で出会い、彼女の説教で改心した元山賊の首領であるアルフォンスとお互いに気になる関係のようで、他のPTメンバーからからかわれている。
しかしGMがその手の甘酸っぱい空気が極めて苦手なため進展は難しそうである。
セッション14の最後にてとある重大な決断を迫られる。
“月光の剣士”ミオン・ハルフファトゥム(PL:魂魄妖夢)
セッション3のゲストNPCとして、その実は壁役不在だったPTへのテコ入れとして参加してきた追加PC。
追加PCながら、PTでも随一に背景設定が充実したキャラクターである。
騎士(傭兵扱い)生まれの人間のファイター。かばう+金属鎧習熟の典型的な前衛壁戦士。生命力が高い訳でも無かったため、防護点無視の魔法や銃とは相性があまりよくなかったが、レベル5にて頑強を習得、弱点をある程度克服した。しかし、以前苦しめられた経験からか魔法や銃には苦手意識を持っている。
スフィエル領主に代々仕える騎士である有力な武門の名家ハルフファトゥムの生まれで、武者修行の旅しているところに縁あってPTと共闘する(というか、救助される?)ことになり、そのままPTメンバー入りした。とある魔剣の迷宮の『賞品(文字通りの意味で。詳しくは本編参照)』である魔法のバスタードソード+1を装備している。
個人称号である“月光の剣士”はとある栄光を勝ち取った事から来る名誉的な称号である。
ちなみに、よく肝心なところで低めの出目を振る&それが連続で出たりする、とあまりダイス運に恵まれていない。一度統計を取った際にあまり出目が振るわないGMより平均が低かったぐらいである。
背景設定がどんどん膨らんでいった結果、豪華というか非常に本来の身分が高くなった。その結果、(PLの都合も関係しているが)セッション14の最後にとある問題が発生する。
NPC
重要NPC
- ヴィオラ
PTが最初に所属するロットブルク冒険者の店「紫電の雷竜亭」の若き女店主。やり手。かつて「紅蓮の火狐亭」で働いていた。 - アルフォンス・フォネット
PTが最初の冒険で出会った山賊の首領。山賊ながらも無意味な殺しを好まず、仲間思いの男気に溢れた好漢。
シャナの薫陶を受け改心し、部下のブラビオ、チャールズと共にライフォス神官の道を歩む。
諸事情によりメルベリアに向かい、その後、戦勝記念祭でメルベリアを訪れたPC達と再会を果たす。
現在はメルベリアに拠点を置く「向日葵傭兵団」に所属。シャナに対しては憎からず想いあう仲の様であるが…… - カルナ
ロットブルクのライフォス神殿の高位司祭の女性で、シャナの師匠。
かつて「春夏秋冬(Four Seasons)」という冒険者PTを組んでおり、“秋風”の二つ名を持つ冒険者だった。当時の得物は『弓』。
面倒見の良い性格で、冒険者時代もPTのまとめ役だったが、座右の銘は「やられる前にやれ」である。
セリアの本人も知らない忘れられた過去に関わる何かを知っているそぶりがある。 - インディアナ
メルベリアにある冒険者の店「紅蓮の火狐亭」の女主人。「紫電の雷竜亭」のヴィオラとは従姉妹同士。 - ユーク・ウェザーヴェイン
メルベリアに拠点を置く「向日葵兵団」の団長。カルナの友人にして、彼女のかつての冒険者仲間。
“夏陽”の二つ名で知られており、かつては豪快な性格だったが年をとるごとに丸くなったらしい。
得意な武器は『槍』。人を指揮する側に回った今でも愛槍「剛傘槍」は歪みが出るほど使い込んでいる。
メディアとレラという二人の養子を育てている。 - ユイ・ウェストゥーゴ
“春華”の二つ名を持つカルナ、ユークのかつての冒険者仲間。当時の得物は『剣』。
現在では結婚して冒険者を引退しているらしい。ミオンの親戚(叔母だが義姉と呼ばないと(ピチューン))。
session13-3より一時的に加入。上手く見抜けなかったが、レベル10以上であることが判明した。 - レティーナ・ウィンテル
“冬雪”の二つ名を持つ、かつてのカルナ達の冒険者PTの一員。当時の得物は『杖』。
結婚して冒険者を引退していたが、『8年前の悲劇』にて夫と娘を失い失踪、その後行方知れずになっている。
現在は配下であるルーンフォークの一団と共に、『8年前の悲劇』を起こした第二の剣の神官連合とその長であるシギアを追っている。
マゴリアを旅する者達
- シャイニィ・ディフィック
トゥリーニア領出身の商人で、大きな帽子と黒の長手袋が印象的な女性。旅の途中で行き倒れていたリズを助けたことがあるらしい。冒険者向けの雑貨を取り扱う行商を行っている。収益を見込み「戦勝記念祭」間近のメルベリアに向かう際に、知己のリズのいるPTに護衛を依頼する。
その後もミオンの実家のパーティで出会うなど、何かと縁はある模様。 - エイル
シャイニィの従者のルーンフォーク。コーチマン(御者)技能もちで馬車を操れ、また、セージも持っており歴史などに詳しい。 - リース
「白砂の家」からシャイニィに商売の手伝いとして引き取られた人間の少女。リズに雰囲気が似ている。 - ティーエ
「山の鍛冶屋」からのメリッサ宛の荷物を運んできた、リュートを担いだタビットの吟遊詩人。
マゴリア中を旅しているようだが、その目的はどうやら「神の誕生を目撃して歌にする事」らしい。
カートレット領
ロットブルクのNPC
- ラミアレス
ロットブルクの高名な女性魔法薬学者。PTにマギの森の泉の湖畔にあるというサントロータスの採取を依頼する。領主と個人的な知り合いでもあるらしい。
『8年前の悲劇』の際、流行り病の特効薬を開発した薬師でもある。 - ナザラ
カートレット領内を拠点とする「探し屋」の女性。PTに街の近くに突如現れた未探索の遺跡の情報を売り込む。 - リノス・レストフ
宝石店「フェアリーフォレスト」の店主。若くして商工会の幹部を任されるかなりのやり手。窃盗事件が発生した際に迅速に冒険者を雇って解決に当たらせた。店も繁盛しており、領主から注文を頂く事もある程の商売上手。 - フラン
宝石店「フェアリーフォレスト」の店員。リノスの知人の娘らしい。依頼する相手の選別を任される等、店主からの信頼は厚いようだ。 - リン・メイヤー
PTが窃盗事件の事件現場で幾度となくであった女性。フランの知人らしいが……? - サティ
「占い館コペル・ガリル」の『先生』にして、情報屋の女性。外見はとても若いが、理知的で神秘的な雰囲気を持つ。 - キャシー
サティの助手である使用人風の女性。プリティ。 - アルカルド・カートレット
領主の叔父に当たる人物。ダンディ。 - ラスティア・イヴニジア
領主に仕える近衛騎士。ビューティ。 - レミア・カートレット
カートレット領領主。年若い女性ながらに威厳のある統治者(に見えた)。……どうしてもう少し待てなかった
ロットブルクに帰還したPT一行にとある契約(と不安な提案)を持ちかける。
実は 『8年前の悲劇』で両親を失い、その際に跡を継いだらしい。
ロットブルク→メルベリアのNPC
- マルク
シャイニィの馬車に乗り合わせた古物商。恰幅のいい男性。ペニーという従者がいる。
メルベリア到着後にも、とある事情で再会を果たす。 - ゼル(父)/フェイ(母)/サニー(子)
シャイニィの馬車に乗り合わせた親子。 - ロス
シャイニィの馬車に乗り合わせた青年。オリジナルの小神「結界神メルベール」を信仰する。
アーチ、シュリ、エンプレットのNPC
- ヨーゼフ
アーチ村の森の奥の小屋に越してきた薬師。流行り病に良く効く薬を配っていたが……?
神官に対し、なにか思うところがある模様。 - ヤザン(シャナ父)/モリィ(シャナ母)
シュリ村に住むシャナの両親。久々に帰宅したシャナに彼女の生まれた時の話を語った。 - ナック
エンプレット村に住むリムの武術の師匠。リムに「東の山脈に住む魔力撃を用いた武術の達人」の噂を語った。
ラフカディア領
メルベリアのNPC
- ルル・メル・リル
グラスランナーの三人姉妹。「楽奏三姉妹」の称号を持つ名声高いバードでもある(ただしグララン故騒動を自重しない)。メリッサと同郷。
とある楽器を探しており、その入手をPTに依頼する。 - シーマス・アーツ
アーツ卿の名で呼ばれる、芸術に造詣が深い老人貴族。偏屈と噂されているが、どちらかというと酔狂かつユニークな「いい性格」をした老人。
自らの所有する楽器を譲り渡す条件に、PTにある『手間』をかけることを要求する。 - ヘル・クレーエ
盗賊ギルドの窓口担当にして、ギルドの長「ミス・クロウ」の使い魔の鴉(ファミリアⅡ)。口は悪いが割と良心的な値段設定と気配りを持つ。 - シャム・イーディット
新聞社「ワーズ・アンド・センテンシズ(通称:WaS)」の若き女性記者。初対面にしてPTの称号を知っている程の情報通。 - ラヴィアン・サーディー
WaS新聞社の記者。ロットブルクの情報屋「サティ」と似た面影を持つ。
後に、リムとシャナの実家近くに記事の取材に来て里帰り中のPT一行に偶然出会う。 - ティム・ヴィクト
スペクト領出身の冒険者。とある事件に巻き込まれ、あわや命を落としかけたところをPTに救われる。 -
アジール・ペッツ
向日葵兵団主催の闘技大会に出場した回避特化フェンサー。尋常ではない回避能力を持つ優勝候補。
また、後に冒険者PT「チーム・ヴァウエル」の一人として再登場を果たす。PTメンバーは、イヴァン、ウェンディ、エマ、オリヴァー(要するに、アイウエオ)。PTとしてのバランスは良い。 - リープ・ウォーカー
向日葵兵団主催の闘技大会に出場した戦士。魔剣を持っているという噂があり、優勝候補の一人。
メルベール神殿関係者
- クラウディア
結界神メルベールの神殿に仕えるプリーストの女性。受付などが主な仕事。
親しいものからの呼び名は『クレア』。日焼けに弱いらしい。 - ホリィ・セイン
メルベール神殿第10代大司教。プリーストとしての実力はかなりのものだが、本人は自身の神官としての腕前が大司教としては不足している若輩者だと思っている。 - レン
メルベール神殿の最高顧問(非神官)。メルベール神が人間だったころの親友。
友情は信仰心には変わらなかったようだが、その神殿の顧問となって面倒をみている。
「向日葵兵団」関係者
- ジーク・キルヒホフ
「向日葵兵団」の副団長。優しいまなざしの鬚の中年男性。通称赤鬚。 - レラ・ウェザーヴェイン
「向日葵兵団」の団長であるユーク・ウェザーヴェインの義理の娘。槍使い。 - メディア・ウェザーヴェイン
「向日葵兵団」の団長であるユーク・ウェザーヴェインの義理の娘。ドワーフの重装マギシュー。 - フリッツ・ヴィット
「向日葵兵団」の第四部隊長。リルドラケン。ある事情でエトウィーンに向かっている時、メルベリアに向かうPTが護衛する商隊とすれ違う。 - ウォルフェン・シュトゥール
「向日葵兵団」の第一部隊長。傭兵団主催の闘技大会の「月の部」の審判長にして、「太陽の部」出場者。 - トスカナ・ルーエン
「向日葵兵団」の第二部隊長。女性のナイトメアだが、それ以上に目立つ外見をしている。
傭兵団主催の闘技大会の「太陽の部」の出場者で、ウォルフェンとは好敵手。 - セレスティア・ヒーニア
「向日葵兵団」に所属する傭兵で、「月の部」の出場者。貴族出身だが現在は貧乏暮らしらしく、家の建て直しを図っている。ただし、ギャンブル的性格に問題あり。 - クィ・リガレカス
セレスの制止役の女性傭兵。彼女と親しい間柄であり、鉄拳制裁も辞さない。
マウトベースのNPC
- メロニア(ドワーフ)/サラ(エルフ)/ベルム(フロウライト)
メルベリアの東にあるオーグリー山に住む三人組の鍛冶屋。ギミックつきの武具を好み、依頼者の要望とは異なる機構を組み込みトラブルを起こした事もあるという。
メロニアが鍛冶を、サラが内部の魔動機機構を、ベルムが鉱石集めを担当している。
スフィエル領
リアンフォートのNPC
- パルセルシア・ブリジェット・グリーニィ・ウォータリア(愛称:パーシィ)
スフィエル領の有力な騎士家系「ウォータリア」の令嬢で、ミオンとは旧知の仲。家同士も仲が良い。
冒険者の自由な生活に少しあこがれている模様。 - カーセル・ハルフファトゥム
ミオンの父親。スフィエルの有力な騎士の家系であるハルフファトゥム家の現当主。
ミオンが冒険者として旅立つ事を認めるなど理解がある人物だが、娘に男っ気がないことは気になる模様。 - ユーリ・ハルフファトゥム
ミオンの母親。理解のある母であるが、娘が女の子らしい格好をしてくれない事は少し残念な模様。 - レイ・ハルフファトゥム
ミオンの弟。礼儀正しい。
ポートバイシアのNPC
- バレン・スフィエル
スフィエル領の当代領主。初老に差し掛かる程の年齢で、後継者にエルクリックという息子が居る。
自らの手で領と民を守りたいと思っており、まだまだ前線に出る現役の騎士でもある。年寄りの冷や水。 - ザトー・ウェストゥーゴ(既婚者)
ロスロ近くの探索中の遺跡で出会ったシャドウの学者(という名の趣味人)。
知的好奇心が強く、金銭関連にはあまり執着しない。魔動機文明関連に詳しい知人が居るらしい。
実はユイの結婚相手であり、ミオンの義理の叔父であるが、ほぼ交流が無かった為どちらも知らなかった。 - アミス・サイラス
孤児院「白砂の家」の院長を務めるナイトメアの女性。
ハルフファトゥム家は「白砂の家」に寄付や孤児達への仕事の紹介をしており、その関係でミオンの弟の誕生パーティ会場で出会う。 - ウィステリア・フージェ
「炎の料理人」の称号を持つナイトメアの女性料理人。自分の店を持たずパーティなどの臨時シェフを請け負うというスタイルを数十年を続けており、一般にはあまり名前を知られていない。
アミスと昔馴染みであり、たまに「白砂の家」に食材持込で料理を作りにくる事がある。 - イグレット・ショール
「白砂の家」の墓地を挟んだ向かい側にある、ポートバイシアのメルベール神殿の神殿長。
神殿は普通の家より一回り大きい程度の小さな建物で、見習いを含めても神官が10人もいない。 - アンジェリカ
冒険者の店「白銀の風見鶏亭」の看板娘で、常連にアンジーという名で親しまれているミアキスの少女。
何も無いところで転びかける(しかしミアキスの身体能力でかろうじて転ばない)のが持ち芸のドジっ子。 - ユミル・オークス
ザトーの知り合いの魔動機文明の研究者。ザトーと違い成果を出しておりそこそこ金持ち。
メイン研究対象は乗用機械。だが本人は体質上乗り物酔いしやすい。
アンデリーアに留学した弟子がいる。 - オード
ユミルのお手伝い兼身の回りの世話をしているコボルド。柴犬のような日本犬風の外見。 - ミナ・ムーラン
ユミルの知り合いで、貨物船「岬の歌姫号」の船長。通称、「キャプテン・ムーラン」。
メルベールの神官でもあり、元はメルベリアのメルベール神殿に居た。クラウディアとは幼馴染。
謎の勢力
マゴリア各地で暗躍する謎の勢力。構成員は魔晶石として使える色違いのマフラーを首に巻いている。
第二の剣の神官連合と対立している。
(実は“冬雪”のレティーナに仕えるルーンフォークの一団。元はセリアもその一人だったらしい)
- セイレニア(種族:ルーンフォーク)
赤いマフラーの赤毛の女性。ロットブルクのゴロツキをそそのかし連続強盗事件を起こしたコンジャラー。追っ手の顔を確かめようとするなど、自信家の側面があり。愛称はセーラ。 - フリージア
青いマフラーの青い髪の女性。重武装であり、愛ヒポグリフの「アイシクル」を駆るライダー。愛称はフリズ。 - リフリーア
緑のマフラーの緑髪の女性。(おそらくは)メルベリアのオークションの襲撃犯であるマギシュー。愛称はリフィ。 - ルミアーナ
黒いマフラーの金髪の少女。他の四人と比べて、体格も仕草も幼い。愛称はルミィ。
第二の剣の神官連合
『8年前の悲劇』を起こし、マゴリアを悲しみに包んだ第二の剣の神官たちによる連合。
壊滅したと思われていたが、最近になってまた活動を始めたらしい。
本来は協力しあう事がまずない彼らがまとまっていたのは(以前は)既に討ち取られたリーダーのカリスマによるものだったらしいが、現在再びまとまって動き出した理由は不明。
マゴリア
冒険の舞台となるオリジナルの国家。おおよそ250年前、6人の人族の英雄達が主となって蛮族から奪還した土地で、英雄の子孫達がそれぞれの領を治める連合国家の体制を持つ。主都のあるラフカディア領の他に、カートレット領、スフィエル領、トゥリーニア領、スペクト領、アンデリーア領がある。
地理
カートレット領
- ロットブルク
マゴリア南部、カートレット領の中心都市。PTの最初の拠点都市。 - ルーラル村
ロットブルクから徒歩二日の距離にある小さな村。 - マギの森
ロットブルクの東に広がる森林。マナが豊富。 - アーチ村、シュリ村、エンプレット村
カートレット領の端、スフィエル領との境にある隣り合う三つの村落。のどかな場所。
シュリ村はリムとシャナの故郷であり、彼女達の家族が住んでいる。
ラフカディア領
マゴリアの中心である領。マゴリア独立戦争の最後の戦場である中央平原がある。
- メルベリア
ラフカディア領にあるマゴリアの主都。ロットブルクの北東にある。 - エトウィーン
ロットブルクとメルベリアの間にある宿場町。街道の交わる場所で商業地としてにぎわっている。 - マウトベース
メルベリアから東へ三日ほどの距離にある田舎町。オンス連峰に接する鍛冶の町でもある。
オンス連峰が領境の役目も持つ為、ラフカディア領の東端の一つとなる。 - オーグリー山
マウトベースに接するオンス連峰の山の一つ。標高も高めで、高地では早めの積雪も見られる。
スフィエル領
- リアンフォート
スフィエル領北西部の街で、ミオンの故郷。メルベリアからは徒歩で十日ほど。
蛮族の領域が近い為、日ごろから警備が厳重。 - ポートバイシア
スフィエル領主のお膝元で領の中心都市。西側が海に面している大きな街。
トゥリーニア領
マゴリアの北部、ラフカディア領のさらに北にある領。山、海、大河などの豊かな資源が売り。
スペクト領
マゴリアの北東、アンデリーア領の北部にある領地。議会制統治の領。
山がちで気候が厳しいが、古代魔法文明の遺跡が多く、それら研究も盛ん。
アンデリーア領
マゴリアの東部にある領地。エルフである初代領主が現在も存命である。
地方神
『結界神メルベール』
250年前の蛮族を相手にしたマゴリア独立戦争の際に生まれたザイア神系列の小神。生前は結界の魔法を得意とする魔術師だったらしい。
他者を守ることに重き置く教義であり、また、他者に安易に流されない確固たる意思を持つべしという教えも持つ。『自分にとって大切な人を守る』という考えが主流なため、あまり積極的な布教を行わなかったという歴史がある。
聖印は少しずつずれた四つの四角(紫のスペカである四重結界の形)が二つの円に囲まれているというもの。
「8年前の悲劇」
本編に大きな影響を残している、マゴリアにて8年前に起こった事件。
都市部を中心に蔓延し、多くの死者が発生。
ある学者によって特効薬が発見され、被害の拡大は防がれたが、人々の喪失感は大きかった。その後、疫病は第二の剣の神官たちによる人為的なものであった事が判明。
直ちに討伐隊が結成され、神官たちの本拠地を攻撃。犠牲を出しながらも、壊滅させることに成功した。
解放の十六英雄
マゴリアの独立戦争において、蜂起した人族を率いて蛮族と戦った英雄達。神となったメルベールと各領の初代領主6人は有名だが、他のメンバーは一般の人だとなかなか名前が思い浮かばないレベルの知名度である。
蜂起から5年間にもおよぶ戦いによって現在の領土の四分の三までは取り戻すが、蛮族の決死の反攻である最終決戦の『中央平原の戦い』において、4人が落命した。
- スケイレル・ラフカーディ (人間 男/ラフカディア領初代領主)
十六英雄のリーダー。農奴から英雄になりあがった出世頭。 - エルド・スフィエル (人間 男/スフィエル領初代領主)
貴族家系出身。騎士の矜持を持つ頑固な男。 - ヴァン・カートレット (人間 男/カートレット領初代領主)
魔法剣士。常に先陣を切って戦った勇敢な戦士。 - レリカ・アンデリーア (エルフ 女/アンデリーア領初代領主) 【存命】
元魔動機工学者。アンデリーアは彼女の出身地の名前。 - スペリオ・スペクト (タビット 男/スペクト領初代領主)
魔法文明学者。領主就任直後に領の政治を議会制に変え、引退。 - ノトス・トゥリーニア (リルドラケン 男/トゥリーニア領初代領主)
元商人。人族軍の兵站・補給を一手に引き受けた。 - メルベール・ヘルン (人間 女/後の結界神メルベール) 【中央平原戦いにおいて戦死】
結界術を得意とした魔導師。彼女の死が戦いの趨勢を変えた。 - レン (エルフ 女/メルベール神殿最高顧問) 【存命】
妖精使い。メルベールの親友。詳しくはNPCの項目参照。 - ワイアット・リープ (ナイトメア 男) 【中央平原の戦いにおいて戦死】
銃遣いでワイアット馬上射撃術の創始者。愛騎の名はシェリフ。 - ライト (ルーンフォーク 男/ラフカディア領主補佐) 【現在7代目】
外見は20歳前後の青年。40年ごとに同じ姿で代替わりする。 - フィーゴ・スミセリィ (ドワーフ 男/“魔剣鍛冶”)
魔剣に匹敵する魔動武器を作り上げた鍛冶屋。相棒はベルム。 - ユーティ・スプリングス (シャドウ 女) 【中央平原の戦いにおいて戦死】
格等家。相手の攻撃を紙一重でかわす技術を極めていたという。 - ゲイル・ノガード (人間 男) 【中央平原の戦いにおいて戦死】
人族軍唯一の竜騎士。愛騎は青鱗のレッサードラゴン、シエル。 - バス・ギト・ラム (グラスランナー 男/吟遊詩人)
彼の歌は時に戦局を変えた。戦争後「マゴリア戦記」を著す。 - アーテル・アウィス (シャドウ 女/ラフカディア盗賊ギルド初代トップ)
使い魔を操る諜報の専門家。公的にはミス・クロウを名乗った。 - カストル・マーブロック (ドワーフ 男/トゥリーニア城郭設計技師)
土木建設の才に優れ、後にトゥリーニア大城郭の設計を行った。
冒険の軌跡
※重大ネタバレ防止のため、冒険冒頭の導入のみ記述しています。
- Session 1
ロットブルクにてめぐり合い、PTを結成するにいたったPC一行。主人の冗談の洗礼を受けた後、山賊退治にルーラル村へと向かうが…… - Session 2
初めての冒険を成功させ、冒険者としての道を歩み始めたPC一行。次なる依頼として、マギの森の泉の湖畔に咲く薬草の採取を引き受けるが…… - Session 3
PC達の住む冒険者の店を、サナの師匠であるカルナが訪れた。なんでも、ロットブルクの近くにある遺跡の周辺にアンデッドが出現したらしいが…… - Session 4
新たな仲間が加わったPTに、遺跡探しを生業とする「探し屋」が声をかけてきた。なんでも『街のすぐ近くにある発見したばかりの遺跡』の情報を売りたいらしいが…… - Session 5
一山当てた故に仕事を干され気味なPTに、前回の冒険のお宝を買い取ってもらった「フェアリーフォレスト」から声がかかった。窃盗事件の捜査を頼みたいらしいが…… - Session 6
PT称号を得、徐々に名声を上げてきたPC達。そこにリズのかつての主人から依頼が舞い込んだ。主都メルベリアまでの馬車と乗員の護衛をして欲しいらしい。依頼人や同乗者と親交を暖めながら街道を行く、安全な旅程のはずであったが…… - Session 7
新たな街、新たな冒険者の店。メルベリアの街で祭りの開催を待つPC達は、突然ある騒動に巻き込まれる。翌朝、その騒動の原因だったメリッサの旧友であるグララン姉妹に、PTはある仕事を依頼される。バードである彼女達の望みとは…… - Session 8
ついに開催となった『戦勝祭』。リム、ミオン、リズの三人は「向日葵兵団」主催の闘技大会への参加することを決め、それぞれの準備を始めていた。闘技大会に出ないメンバー、および参加メンバーの試合間の仕事として、PTは『闘技大会の会場警備』の仕事を請ける事にするが…… - Session 9
『戦勝祭』の最中に起こった事件を無事解決したPC一行。『戦勝祭』と闘技大会も盛況の内に幕を閉じ、PC達は闘技大会での活躍ゆえに多忙な毎日を送っていた。
騒ぎに一段落ついたころ、仕事を求めるPC達は「向日葵兵団」の団長ユーク・ウェザーヴェインから指名の依頼が来ていることをインディアナに告げられる。何でも『ある物』を運搬して欲しいとの事だが…… - Session 10
ミオンの弟の誕生日に出席する為、彼女の故郷スフィエル領に向かう事になったPC一行。注文していたミオンの鎧の仕上がりを待ち、ついに帰郷の時かと思われたとき、アルフォンスの弟分のブラビオとチャールズが尋ねてきて……? - Session 11
久々の遺跡探索を好調で終え、無事ミオンの故郷であるリアンフォートの街に辿り着いたPC一行。街でのミオンの幼馴染と再会を経て、ミオンの実家に辿り着いたのは弟であるレイの誕生日の二日前。てんやわんやで準備を整え、パーティに出席する一行であったが…… - Session 12
ポートバイシアでの事件を無事(?)に解決し、更に知名度が上がったPC一行。山の鍛冶屋からメリッサに注文の品が届いた翌日、その名声を見込まれ、PTにスフィエル領で行われる大演習参加への勧誘の声がかかる。それも、東軍のトップと西軍のトップ双方から。義理と報酬の間で揺れるPCメンバーの下した決断は…… - Session 13
大演習とその後のごたごたを切り抜けたPC一行。ザトーから以前遺跡で書き写した資料についてわかったことが有ると知らせを受け、ザトーとその知人の待つポートバイシアに向かう。
そして、判明した絶海の孤島にある研究施設に、調査の護衛として同行するのだが…… - Session 14
孤島の研究施設を先輩冒険者であるユイと共に探索し、何者かに先を越されて完璧な成果こそ望めなかったが、それなりの収穫を得たPC一行。
その後まったりと過ごしていた彼女らは、古巣であるロットブルクへの宝石細工の輸送を依頼される。依頼主の住所がリムとシャナの生まれ故郷だったこともあり、二重の意味での里帰りとして依頼を受ける一行であったが……
幾度もの再会。懐かしい名前と顔。……そして、運命(モノガタリ)は大きく動き出した。
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