東方漆黒伝単語

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「これから正義のために、人間を絶滅させる」

東方漆黒伝とは、ザマスブラック氏が投稿している動画シリーズのことである。

動画タイトルは「【東方漆黒伝】正義を謳う黒き孫悟空が幻想入り」

概要

タイトルにあるとおり、ドラゴンボールの黒い孫悟空、すなわち、ゴクウブラックが幻想入りする話。

……なのだが、ブラックが原作アニメと同じく世界から人間を一掃するという正義のために行動しているので完全な敵役となっている。

そのため、全体的にシリアスな展開であり、ヘビィな展開も多い。どれくらいかというと物語開始直後にブラックによって幻想郷が壊滅状態になっているほどである。

ドラゴンボール超の未来トランクス編同様、タイムトラベルやパラレルワールドといった概念が絡んでくるため、同一人物が別人として多く登場しているのが本作の特徴である。

登場人物

博麗霊夢（未来）

ブラックによって蹂躙されている未来の幻想郷における霊夢。

圧倒的な力を誇るブラックに対して絶望的な抵抗をしていたが、相手が本気を出してすらいないのに一方的に敗北を重ねていく現状に勝ち目がゼロと考え、八雲紫の提案によって平和だった時に外の世界から拝借してきたタイムマシンに乗って過去に赴き、過去を変えることで未来を変えようとする。

「博麗の巫女」でありながら、多くの幻想郷の住民を守れず、無力感を味わい続けてきたため、ブラックに対する憎しみがかなり強く、精神的にかなり追い詰められている。

博麗霊夢（過去）

過去の平和な幻想郷における霊夢。
未来の自分から幻想郷を襲う脅威について聞かされ、ブラックを倒す決意を固めているが、いっぽうで未来の自分の有様にかなり思うところがあるようで不器用な優しさを見せている。

東風谷早苗

未来の霊夢からブラックの話を聞かされ、激しい怒りを覚え、彼女が味わった絶望を少しでも和らげようとしており、未来の霊夢を精神的にかなり助けている存在。
なお、未来の早苗は生きてるかわからないという。

ブルマ（未来）

タイムマシンを開発した天才女科学者。外の世界でブラックに殺された時に幻想入りした。
過去を変えてもそれはパラレルワールドとして成立し、未来の世界が変わるわけではないと霊夢たちに教えた。

ゴクウブラック

本作の元凶。「人間ゼロ計画」を掲げ、罪深い人間や人間に味方する神々の抹殺を目論む。
未来の霊夢曰く、圧倒的な力を持つ神であり、未来では実力の半分も出さずに幻想郷の住民の過半を殺戮したという。

異様に幻想郷の事情に精通しており、博麗大結界をすり抜けて外と幻想郷を行ったり来たりしているなどの謎が存在する。特に霊夢のことを特別視していて、過去・未来を問わず意味深な発言を繰り返している。
霊夢の技を模倣して使って見せたり、不死のはずの蓬莱人の殺害に成功しているなど、ある意味原作アニメ以上に理不尽な強さを発揮している。

因みに幻想郷で本物の孫悟空について言及するキャラがいなかったため、中盤まで本人の自称通り「孫悟空」とほぼ全員に呼ばれていた。

ザマス

本作の元凶その2。しかし「人間ゼロ計画」の実施はブラックにほとんど任せており、未来の霊夢は存在自体知らなかった。ニコニコ動画においては多くのユーザーの手によって製作された動画で急速にネタキャラ化が進んでいるにもかかわらず、絶対的な神として威厳と強さを誇っている。だが、ブラックに比べると戦闘力はかなり劣っているようだが、不死の体とブラックとの完璧な連携でその欠点を補っている。またブラック同様、霊夢に対してなんらかの期待を抱いているようだが……？なお、動画本編後に暴走する霊夢と早苗に対してドン引きするブラックという構図の茶番が存在するのだが、霊夢や早苗はおろかブラックにすらこき下ろされるなどひどい扱いを受けている。やはりネタキャラなのか。

孫悟空、ベジータ、トランクス

幻想郷の外の世界でブラックが戦った戦士たち。いずれ再び自分の前に立ちふさがる強敵たちであると、ブラックが再戦の時を楽しみにしている。

ネタバレ注意！

博麗靈夢

本作の元凶その3。「人間ゼロ計画」の三人目の同志。

原作ドラゴンボールにおいて、人造人間を倒すことには成功したもののセルに殺されたトランクスの世界線の住人。本作の設定によるとその世界ではザマスは孫悟空とは出会わず、またブラックも現れることもなかったが、結局争い続ける人間に対する憎しみを溜め込んでしまい、「人間ゼロ計画」を実施した。当然、ザマス一人ではその計画は実現できず、失敗したが、そうなる前に地球はザマスによって蹂躙されることとなった。

その世界の霊夢が溜め込んでいた負の感情は未来の霊夢を遥かに超えるものであったらしく、霊夢は戦い続けるために負の感情を分離し、封印した。しかしその負の感情が協力すぎたために自我を持ち、封印を内側から解いた。そこを完全な「人間ゼロ計画」を実施するために平行世界を見て回っていたブラックと出会い、いかなる理由によるものか自ら望んでザマスの同志となった。