東方炎紋章とは、東方projectシリーズの最新作である。
前作までとは打って変わって、ジャンルはシミュレーションRPGとなっている…
というのはまったくの嘘で、東方とファイアーエムブレム(FE)シリーズを組み合わせた動画につけられているタグのことである。
概要
まだまだ数は少ないが、手描きMADや幻想入りシリーズ、手描き劇場、音MAD、改造ROMのプレイ動画、さらにFE風のオリジナル東方ゲームのプレイ動画などさまざまな種類の動画が投稿されている。
関連動画
手描きMAD
替え歌MAD
PV風MAD
幻想入りシリーズ
手描き劇場
音MAD
改造ROM
ドット絵改変
その他
同人について
両者の共通点としてよく語られるのが同人の盛んさである。
東方は言わずと知れた二次創作、同人を中心に盛り上がっているシリーズであるが、ファイアーエムブレムシリーズも同様に二次創作や同人の活動が盛んであり、同人での人気が初代ファイアーエムブレムの人気を後押ししたという逸話も存在する。
また、両者とも二次創作設定がゲームに反映されることも少なからずある。
FEの方では、2回もリメイクされている『暗黒竜』関係で特に多く(マチスのバカ兄貴やカシムの詐欺師ネタなど)、
東方の方は、半二次創作とも言えるが、ZUN公式である黄昏フロンティアの萃夢想、緋想天、非想天則で二次設定が反映されている(レミリアのカリスマブレイク、美鈴の名前で呼んでくださいネタなど)。
双方共に良かれ悪しかれ、ファン層でのカップリング論争が盛んであり、話題の尽きないゲームである。
イベント
東方は二次創作の祭典として毎年春に行われる「博麗神社例大祭」などの同人イベントが盛んであるが、FEも規模は東方に及ばないものの、毎年季節ごとに行われる「炎の聖戦」というイベントがある。確認できるだけでもFEのオンリーイベントは15年以上前から毎年行われている(ただし、近年は東方の例大祭のようにFEのスタッフが同人イベントに赴くことはないようである)。
1990年代に発売された『ファイアーエムブレム ザ・コンプリート』においても同人イベントの紹介があり、ファイアーエムブレムのファン層は他の任天堂のゲームとは違う雰囲気を持つ界隈を形成している。
スタッフ
『トラキア776』からスタッフに加わった金田妙子氏(※)はそれまでにファイアーエムブレムの同人活動を行っていた。
デザイナーとしてはもちろん、『烈火の剣』と『暁の女神』にてディレクターを務めるなど、FEスタッフの中心人物である。
逆の例では、『紋章の謎』と『聖戦の系譜』のキャラクターデザインや、トレーディングカードゲームのイラストを担当した小屋勝義氏は、自身の私的なホームページにおいてFEキャラの絵を置いてあった程のエムブレマーである。
東方は言わずもがな、同人活動を行っていた秋★枝氏や比良坂真琴氏のように、原作者であるZUNが直接手がけている公式媒体のイラストレーターを請け負っているのは有名である。
このように、ファンやユーザーが後の公式スタッフとなる例も両者は共通する。
また、『トラキア776』までFEのディレクターであった加賀昭三氏は、第1作目『暗黒竜と光の剣』は、「最初は私とバイトの子3人くらいで始めて、さながら同人ゲームのように」と発言し、これが同人ゲームのノリでつくったという意味としてファンに浸透している。後に『暁の女神』においてFEが200人体制になる事など、当時の加賀氏は知る由もなかっただろう。
(※)『ファイアーエムブレム ザ・コンプリート』参照
その他
余談ではあるが、最新作『ファイアーエムブレム 新・紋章の謎~光と影の英雄~』で新たな難易度“ルナティック”が追加された。
当然のことながら、東方の難易度を思い浮かべるFEユーザーも多いようで…
ちなみにその名前にふさわしく、狂人向けの難易度である。
関連項目
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