概要
「東方超幻想 逆襲の霊夢」はjajaによる東方手書き劇場である。
初回数話のカオス加減、度重なるメタ、オリキャラの登場などが、やや敷居の高い印象を与えるが、
重厚なストーリー構成を持った隠れた名作である。
タイトル
ストーリーが進むにつれて明らかになるが、タイトル「東方超幻想」とは本作の主題そのものであり、
幻想郷を越えた異変がテーマになっている。
一見無意味に見えるメタ展開も、本作においては主題を離れた内容ではない。
サブタイトルの「逆襲の霊夢」は、本作が「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のパロディである事を示唆する。
霊夢とチルノの対立、ビッグ陰陽玉(小惑星アクシズ)、記憶等の共有(ニュータイプ)など、
逆襲のシャアに由来する設定要素は多い。
ストーリー
妖精大戦争の後、異変が徐々に幻想郷を覆いつつあった。
大戦争でチルノに虐殺された妖精達が蘇らない。
本来、自然の一部である妖精は、例え体が滅んだとしても容易に復活するはずだ。
しかし、三途の河には死んだ妖精達が大挙して押しかけ、
大戦争で負傷した妖精達を収容する永遠亭は、患者数のあまりの多さに悲鳴を上げている。
永遠亭の患者の中には、幻想郷の滅亡を幻視する者が多数いる。
患者の妖精だけではない。チルノにも幻想郷の滅亡が見える。
自分の頭がおかしくなったのではないかと疑ったチルノは、
永遠亭の永琳の元へ診療を受けに行く。
診断結果は異常なし。だが、永琳が言うには、最近おかしな事を言う患者が多い。
曰く「この世は、虚構であり、二次設定がうんぬん」。
文屋の射命丸文などは、1年前から、この世界が外界のシューティングゲームのフィクションだと書きたてており、
気がふれたと言われている。
おかしな事はそれだけではない。
チルノには酒屋で身の上相談を受けたフランの事が、霊夢の事が、
あるいは他人の事が、知りもしないのに分かるのだ。
月夜の帰り道、チルノはふと上空から嫌な気配を感じ、
第二宇宙速度を突破、宇宙へと飛び立つ。
そこで彼女は巨大な建造物を目撃するのだが…。
大規模な異変が幻想郷を蝕みつつある中、
博麗の巫女は姿をくらませ、幻想郷の守護者である紫は行方不明。
異変を解決する者はいない。
諸勢力と登場人物
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この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
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この項目は、編集者が足りないために内容が少ないです。 加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。 |
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この項目は、現在続行中の動画について記載しています。 記事が最新の内容を反映していなかったり、 編集者の勘違いなどが含まれている可能性があります。 |
チルノとその周辺人物
チルノ
本作の主人公の一人。
妖精大戦争で大虐殺を行い、妖精達から恨みを買っている。基礎教育及び大学教育を受けている。慧音より薫陶を受けており、単なる馬鹿ではなく、知識レベルは、妖精というよりは一般的な人や妖怪に近い。一方で、智慧を身につけた事によって、それまでは考える必要のなかった様々な悩みを抱くようになり、本人はそれを嫌っている。また、そのような知識を植えつけた慧音に対して愛憎半ばの感情を持っているようだ。
夏は駄菓子屋の店番をしている。
妖精ゆえの忘れっぽさから、現在は再度、高校に通っている。
東方原作設定により霊夢をライバル視しているが、本作では霊夢によって宿命のライバルに仕立て上げられている。幻想郷を消滅させようとする霊夢を止める役割を担わされており、映姫などから期待されているが、本人には荷が重いようだ。
妖精大戦争の際に魔理沙に重症を負わせている。霊夢とチルノと魔理沙の3人には、心の境界レベルでの深い繋がりがある。詳しくは霊夢の項を参照。
大妖精
大妖精も幻想郷が滅びる幻視を見るが、チルノとは違い、それが近い将来の出来事と信じている。更に最近では、霊夢とチルノが激突するイメージを見るようになり、霊夢の放つオーラが、とてもではないがチルノの敵うものではないため、そうならないように二人を止めようとしている。チルノと同じく、妖精の水準を超えた知性を持っており、腐りかけた右腕を麻酔なしで切開した際も、歌って耐える忍耐力を持つ。
藤原妹紅
竹林の道案内。
他の登場人物と異なり、メタ要素が全く理解できない。
霊夢の宣戦布告の際、霊夢に返事をしている所を見ると
全く影響が無いわけではなさそうだが、比較的、境界異変の影響が少ないようだ。
チルノと共にビッグ陰陽玉を見学、
早々に霊夢に心の傷があるのではないかと見抜くなど、慎重で冷静な判断が目立つ。
そのためか相談役にまわる事も多く、フランやレミリアからの信頼を得ている。
しかし、本音ではあまり問題事に関わりたくないと思っている。霊夢の件も、慧音が関わっているから少し気を揉んでいる程度で、世界が滅べば私も死ねるのか、などとも思っている。そんな事を考えてながら歩いていた酒屋の帰り道、妹紅はある男に出会う。事故で入院した永遠亭の物資搬入担当の佐野さんの代りに配属された衣原さんである。
はたしてこの出会いは仮初めの恋の始まりなのか、それとも異変と無関係でいる事を許さないうｐ主の罠なのか。今後の成り行きが注目される。
河城にとり
新開発のスカウターでルーミアを探して宇宙を彷徨っていたところ、チルノと出くわす。チルノと共に霊夢からビッグ陰陽玉を案内されるが、妙な懐かしさに興味を持ったにとりはその後ビッグ陰陽玉の内部に潜入。ビッグ陰陽玉の中枢部で見たもの、それはコンピューターやロボットであった。自分が感じた懐かしさが慣れ親しんだ機械群によってもたらされた事に納得のいったにとりであったが、自分の知識を遥かに上回る機械群に戦慄する。中枢部からの脱出は、まさに危機一髪(貞操的な意味で)だったが、ゴルゴ化したルーミアの助けによって事なきを得る。その姿に、にとりはやや胸キュンのようだ。ゲイ名は安部城にとり。
伊吹萃香
ある日を境に霊夢に邪険に扱われるようになった萃香は、いたたまれなくなり博麗神社を去る。
その後、紫との外界旅行がきっかけで霊夢に異常が起こっていた事に気付く萃香だったが、
それに気付いてあげる事が出来なかった自分に嫌気が差し、
過酷さに定評のあるゆうかりん農園で、己を虐める日々を送る。
ゆうかりにんにもらった休日。萃香はチルノの駄菓子屋を訪れる。
そこでチルノから聞かされた事実。「霊夢は宇宙にいる」
チルノは二人の関係を心配して伝えたのだが、萃香はそんなに関係は悪くないとはぐらかす。
その時、同じく駄菓子屋に来ていた小町は、来店していた少女の父親の死を呟く。人の死などあっけないもんだ。
思い立った萃香は、第二宇宙速度を突破、ビッグ陰陽玉の霊夢を訪ねる。
そこで萃香が霊夢から聞かされたのは、この世界が虚構であり、霊夢は、
現実世界の作者によって生み出された、この世の理不尽な設定に抵抗するため、
幻想郷を滅ぼそうとしている、という話だった。
しかし、ここでも萃香は、霊夢を理解する事ができない。
妹紅のような大人の判断のためか、
あるいは自分が霊夢の保護者のようなつもりでいたせいか、
萃香は霊夢の話を思春期特有の妄想だと切り捨ててしまう。
霊夢の発言の真否を問わず、彼女は霊夢との平和な生活を取り戻したかった、
あるいは、霊夢の凄惨な姿を見たくなかったのかもしれない。
いずれにせよ、二人の対話は決裂。
霊夢は、仲間にならない以上、邪魔者でしかないとして萃香を殺そうとする。
実力で言えば霊夢を陵駕する萃香は、しかし、断ち切れぬ未練で霊夢を攻撃しきる事が出来なかった。
結果、萃香は霊夢から致命的な傷を負わされてしまう。
| かろうじて永遠亭に運ばれた萃香は、 永琳によって大手術を受ける。 三途の河を渡る萃香に対して小町は言う。あんたは霊夢の保護者でも何でもない、霊夢にあんたは必要ないんだよ。四季は言う、今回は運が悪かっただけ、あなたには生きて為す事がある。 無理やり此岸に戻された萃香は、 永遠亭のベットで何を思うのか。 |
フランドール・スカーレット
ある時フランは紅魔館の妖精メイドを殺してしまう。普段であれば復活するはずの妖精メイドは、折からの異変で他界。異変の影響か、紅魔館の規律を異常に厳しくしていた咲夜は、フランに苛烈な体罰を与える。自分との約束を守らなかったと叱責する咲夜に対し、フランは命の大切さが理解できず、暴走。紅魔館を破壊し家出してしまう。
治療を受けに行った先の永遠亭で出会ったチルノを追って宇宙に上ったフランは、何故かそこにいた咲夜を発見。咲夜に襲いかかろうとするフランだったが、その場にいた妹紅によってなだめられてしまう。更にビッグ陰陽玉滞在中は、咲夜を前にして
宴に興ずる事となり、その後は妹紅の家にお世話になる。
夏の路上、美鈴とレミリアはフランを発見、連れ戻そうとして口論になる。
咲夜を放置している事に対してレミリアに噛み付くフラン。
しかし美鈴に、先の遭遇で容易くフランの戦意が削がれた事を指摘され、
フランの咲夜に対する敵意はその程度だと看破されてしまう。
「不出来の家族」
そう呼ばれたフランは、再度レミリアの元を去る。
咲夜への復讐を果たそうと、再びビッグ陰陽玉に潜入したフラン。そこでは、霊夢と萃香の壮絶な戦いが繰り広げられていた。瀕死の萃香を見たにとりは、フランに萃香を助けて欲しいと懇願する。大した仲では無いだろうにとりが心から萃香を心配する姿を見て、フランはそれが自分に足りない事なのではないかと思う。鬼を救えば、友達ができる。不出来ではなくなる。
勇気を出し、萃香を救い出そうとしたフランだったが、二人の間に第三者が割って入るのを良しとしない萃香によって殴り飛ばされてしまう。分かりかけていた何かが崩れ、混乱するフラン。
彼女の精神は、あまりにも幼い。
霧雨魔理沙
妖精大戦争で(霊夢によって乗っ取られた)チルノに大敗。片足を喰われて廃人化、永遠亭に意識不明のまま入院している。意識を取り戻す事が出来ないのは、心が霊夢の中に取り込まれているからであり、現在は霊夢の心世界で活動している。
霊夢の心世界の中で大異変を察知した魔理沙は、シローとの特訓をを経て、全ての真相を知るために霊夢の心奥にダイブする。結果は成功だったようで、魔理沙は一連の異変の真相や、霊夢の凶行の原因となった秘密を知る。だが、その事が原因で霊夢の心に深くとらわれてしまい、霊夢の心から逃れる事が出来ない。
霊夢によってチルノと霊夢の境界が外されているため、魔理沙の心は、チルノの心ともまた繋がっている。
霊夢の心に取り込まれそうになったチルノを、魔理沙は助け出す。
全てを知った上で、魔理沙は霊夢を倒さなければならないとチルノに告げる。
永遠亭
永遠亭には妖精大戦争の傷病者50万人(てゐの発言によると)が収容されている。
異変が原因と思われる未知の症例が多発しており、治療は長期化、慢性的に医師が不足している。
そのため、セクハラを容認してまでも医師の確保に努めるなど、苦しい対応を迫られている。
主人の輝夜は行方不明である。
八意永琳
永遠亭の医院長。大量の入院患者を治療するため、日々激務に追われている。本来ならどんな病気でも薬で治療できるはずだが、異変の影響でその効果が薄れており、完治させる事が出来ない。また、長期間の診療による疲労で倒れるなど、不老不死についても限界が指摘されている。
医師の体力や対症療法に限界を感じた永琳は、異常症例の元凶である異変を解決する事を決意。強引な手段でナズーリンに紫の捜索を依頼するも、未だ発見には至っていない。
その強さゆえに他人を頼る事をしなかった永琳だが、
萃香の大手術で意識を失った事をきっかけに、徐々に周囲の医師らを信用するようになる。
不老不死や万能薬の能力を失うかわりに、永琳は別の強さを手に入れようとしているのかもしれない。
霊夢の宣戦布告後、輝夜が霊夢の軍勢にいる事が発覚する。
そのため、関係の深い永遠亭も、霊夢に協力するのではないかと疑われる。
命蓮寺から派遣された小傘とぬえによって優曇華と早苗が人質にとられるが、
永琳のスペルカード金符「美人が台無しよ」(賄賂)によって事なきを得る。
しかし、命蓮寺の負傷兵の面倒を見ることを強いられ、幻想郷の病人を一手に引き受ける事になってしまう。
境界なき医師団として永琳の多忙な生活は続きそうである。
「もし、あの子がここにいてくれたら」月に居る愛弟子に思いを馳せる永琳だが・・・。
ヤン
永遠亭のやとわれ医師(出っ歯)。
やや正義感が強く、セクハラに興じる他の医師を快く思っていない。
ウィスキーが好きだが、治療に専念するためか、ここの所は断酒している。
萃香の手術後、永琳に休息と他人を頼る事を勧める。
永遠亭の医師たちの中では割と信頼できそうだが、いい歳して独身である。
沢田トモヒロ
永遠亭のやとわれ医師(ちょびひげ)。
異変は巫女に任せて、我々は目の前の治療に専念すべき等、
医師としての立場をわきまえたクールな考え方を持つ。
フォックス先生に間違われるのが憂鬱である。
坂田
永遠亭のやとわれ医師(不潔)。
様子のおかしい優曇華を見て、イイシャンカラヤラデテキソビジン病を言い当てるなど、確かなスケベ眼を持つ。
永遠亭には優曇華へのセクハラが目当てで来ているようだ。
盗撮も得意なようで、今後の活躍が期待される。
鈴仙・優曇華院・イナバ
永遠亭のセクハラ要員。 頼まれると断れないタイプで坂田先生に狙われている。 イヤなのにひらいちゃう体の持ち主でバストサイズは88(?)。 |
因幡てゐ
この作品で登場するてゐは、比較的、永琳に対して従順である。そのかわり動画の注意事項を述べたり、うｐ主の心情を代弁したりと、メタ成分が高い。劇中でメタを語る道化師の役割を負わされているようにも見える。東方飄々兎によると、腹黒い一面もあるようだ。 |
秋静葉
永遠亭のセクハラ要員。
半年程前、喧嘩で妹の稔子が家を出て行って以来、一人住まいになる。
一人の孤独をまぎらわせる為、永遠亭で募集していたバイトに参加。
当然ナースの資格は無いため、院内でセクハラを受ける毎日だが、
何かをしていないと気が塞ぐ為か、永遠亭での勤務が続いている。
セクハラ要因と割り切っている為、命の現場でも勤務態度は飄々としている。
現在は早苗とルームシェアで家を借りて一緒に暮らしている。
東風谷早苗
永遠亭のセクハラ要員。
静葉と同様、半年前に家人の諏訪子と神奈子が失踪。静葉と共に永遠亭に勤めている。
永琳と大妖精の様子を見て、みんながこんな風なら異変も乗り切れるのではないかと感じるが、
永琳から人類全体がそんなに器用になれる訳ではない、と言われてしまう。
過酷な命の現場に奇跡は訪れるのか。
博麗霊夢とその周辺人物
霊夢率いるネオ・ズーンの面々。
彼らはビッグ陰陽玉を用いて、虚構世界を消滅させようとしている。
博麗霊夢
チルノと共に本作の主人公の一人。
何をやっても貧乏を逃れられない博麗の巫女、人呼んで赤い貧困。元々は、貧乏ながらも萃香と共にのんびり暮らしていたが、一年前の夏、紫との外界旅行を境に様子がおかしくなる。妖精大戦争後の異変を放置、行方をくらませていたが、チルノによってビッグ陰陽玉が発見された際、姿を見せる。姿を現した霊夢はかつての彼女とは違っていた。宇宙に浮かぶ謎の大球体、ビッグ陰陽玉の主人になっていたのだ。
当初、霊夢はビッグ陰陽玉を大宴会場と偽っていたが、その後、それが虚構世界を滅ぼす為の建造物である事を暴露。虚構の真なる理想世界を築く組織ネオ・ズーン(NEO ZUN?)の総帥として、全世界の住人に対して宣戦布告を行う。宣戦布告において霊夢は、project THE END OF PHANTASMを明らかにする(現実世界との境界であるビッグ陰陽玉を幻想郷に落とし、現実人によって作られた虚構世界を消滅させる計画)。その目的は、不幸な虚構を生み出す現実人に対して、おかしな設定は自ら滅んででも拒絶するという意志を表明する事である。つまり、霊夢の計画とは、虚構世界の住人による現実人への抵抗、反逆である。
しかし、霊夢の第一目標が虚構世界の消滅であれば、宣戦布告を行う必要は無い。この矛盾に対して、霊夢自身は単純に暴れたいだけと言っているが、部下の藍は疑念を抱いており、不審に思った聖はビッグ陰陽玉の再調査に乗り出している。
霊夢は現在、境界を操る能力を持っている。その力は並ぶ者が無いほど強力なため、霊夢は自らその力の受け皿(ライバル)を用意している。霊夢の言葉を信じるならば、それは霊夢が暴れるための前準備である。その対象として選ばれたのがチルノである。霊夢は妖精大戦争の際、チルノとの境界を開いて同一化、大虐殺を行う事で、チルノの体に強者の戦い方を刻み付ける。また、乗っ取った体で魔理沙を倒した際、魔理沙との境界を解除、チルノに魔理沙の能力を
共有させている。境界が取り払われた結果、霊夢-チルノ-魔理沙の三人は同一化。そのため、チルノには霊夢の力を引き出して互角に渡り合う力が備わっているが、無自覚の故か、その力は未だ霊夢の足元にも及ばない。
(ライバルについての設定は、逆襲のシャアのサイコフレームのリークが元ネタ。詳しくは映姫の項を参照)
霊夢がいかにして境界を操る能力を手に入れたかは明らかにされていない。レミリアやパチュリーは、霊夢の境界操作能力が異変の産物である事を指摘、魔理沙は霊夢自身が異変の被害者であることを吐露しているが、映姫によれば霊夢は単なるクソガキである。敵わぬはずの月へ攻め込む理由、jaja殺し、シローとの関係、外界旅行での出来事など、霊夢に関する謎は多い。
宣戦布告の後、世界の滅亡を良しとしない命蓮寺軍は、霊夢率いるネオ・ズーンを攻撃。しかし、量産型ルーミアを用いて秘密裏にレウルーラ級大型戦艦を建造していたネオ・ズーンは、宇宙(そら)を埋め尽くす大艦隊で、これを撃破。勢いに乗ったネオ・ズーンは月に侵攻しようとしている。
八雲藍
ネオ・ズーン構成員No.2、発足当初からのメンバーである。
ビッグ陰陽玉中枢部で、 部下のキツネ達を率いて、スーパーコンピューターKIGA(飢餓?)や某キャノン型ロボ、核パルスエンジン等の超ハイテクマシンを製作している。ネオ・ズーンには紫の命令で参加しているが、式神(=コンピューター:求聞史記)である藍には、霊夢の非合理的なやり方が理解できない。本来の目的からは必要の無い宣戦布告を目の当たりにした藍は、自分には知らされていない秘密がある事を悟り、腹心の壮一に命じて、秘密の鍵となる人物、シローの身元を洗い出そうとしている。
プリズムリバー三姉妹
ネオ・ズーン構成員No.3～No.5、発足当初からのメンバーである。
三姉妹の原作設定を見れば、彼女らがネオ・ズーンに参加した理由は想像に硬くない。
が、常にタミフルリバー化している所を見ると、何も考えていない可能性も高い。
上白沢慧音
ネオ・ズーン軍師。
元々は、幻想郷で設立された種族混合学校で教鞭を取っていた。種族混合学校では、妖精・妖怪・人間、三者の調和と親交が理念に掲げられていたが、慧音は妖精の教育には反対だった。慧音は、自然と同一の存在である妖精に教育を施す事で、世界が変質してしまうのではないか、また、アダムとイブのように、知恵の樹の実を与えたところで妖精は不幸になるだけではないかと考えていた。教育の結果、チルノ達は妖精らしからぬ知恵を身につけたが、慧音はそれを良い事だとは思っていないようだ。ビッグ陰陽玉で姿を現した慧音には、どんな質問にも正面から答えていたかつての教師の面影は無く、今はただ笑顔ではぐらかすだけである。チルノにはその顔が悪党に見えてしょうがない。
ネオ・ズーンへの参加動機は、無への憧れ、妖精教育への悔恨、添い遂げる事のできない妹紅への愛を設定した現実人への恨み、等が推測されるが、明らかにはされていない。
蓬莱山輝夜
ネオ・ズーン構成員。
永遠亭から姿を消し、行方不明になっていた輝夜は、ビッグ陰陽玉で脱ニートに成功、刃物屋を営んでいる。
ネオ・ズーン内でのポジションもまずまずのようで、三妖精達を率いて、月の先鋒隊を撃破している。
更に月の大将、綿月依姫に挑発の手紙や刺客を送るが、これは失敗に終わる。
輝夜は、蓬莱の薬を飲んだ穢れの罪人として、月から追われる身である。
ネオ・ズーンへの参加動機は不明だが、月を討ち、逃亡生活に終止符を打つ事が当面の目標のようである。
霊夢の宣戦布告を見ても動じない所を見ると、少なくとも霊夢の真意については理解があるように見える。
あるいは、霊夢と輝夜、それぞれに思惑があるのかもしれない。
八坂神奈子
ネオ・ズーン構成員。
妖精大戦争の敗残兵の集まりであるネオ・ズーン軍を訓練、統括している。通称、カナーン様。妖精兵達からの熱い支持を受けている。だが、彼女がネオ・ズーン軍に身を置く理由はイマイチはっきりしない。当面、霊夢の目的遂行には同調するようだが、単なる手足ではないようだ。前線で渦巻く悪人や戦士の欲が、軍神の彼女を呼び出したとも考えられるが、神奈子には霊夢とは別の思惑があるようだ。面白屋の常連である所を見ると、単に面白そうだからという可能性もある。
神奈子の操縦する水木型ガンキャノンは通常のアヤカシの3倍のスピードである。
依姫の巡視船を通過後、月の指令本部上空で閃光弾を放った神奈子は、
月の腑抜けた面々を嘲笑いつつ、開戦の狼煙をあげた。
十六夜咲夜
ネオ・ズーン構成員。
元紅魔館のメイド長。フランの扱いに失敗し紅魔館を破壊させてしまった責任を逃れるため、ビッグ陰陽玉に逃亡している。
だが、それは単なる口実で、自らの意志で、ネオ・ズーンに参加している可能性が高い。紅魔館の規律を異常なまでに正し、フランを暴走させたのは意図的な行為のようだ。
フランの血に快感を感じたり、小悪魔を弄んだり、シローに発情したりと、桃色成分が多い。裏逆襲の霊夢～小説版～では触手に襲われてあられもない姿になっている。
シローとの会話を見る限り、咲夜は霊夢とシローの関係を理解している。
シローに対して半ば愛情のような感情を抱いているようだが、
咲夜がどういった意図でネオ・ズーンに参加しているかは不明である。
リグル・ナイトバグ
ネオ・ズーン地上滞在員。
リグルはビッグ陰陽玉ではなく、幻想郷で生活している。
普段は幻想高校に通っており、チルノとは体育の時間で顔を合わせる友達である。
テニス部に所属しており、試合を見に来る幽香とはよく姉妹と勘違いされる。
触覚を隠すようになってからはかわいいと評判のようだ。
ゆうかりん農園で働く等、割と肝が据わっており、にとりのビッグ陰陽玉侵入が発覚した際は、
セッソクピストルズを率いて地上の虫をビッグ陰陽玉に派遣、これを迎撃している。
しかし、ゴルゴ化したルーミアに遠隔操作故の弱点をつかれ敗北。
ルーミアの一撃で危うく溺死しそうになったリグルだったが、
後をストーキングしていた同級生の加賀清一によって救出される。
加賀に脈ありのフラグを立てまくっていたリグルだが、純心な加賀の恋心は報われるのか？
今後の恋の行方に注目したい。
ルーミア
ネオ・ズーン アルバイト。
闇を操る程度の能力を使って、ビッグ陰陽玉を隠すアルバイトをしている。また、ビッグ陰陽玉内部では量産型ルーミアが開発されており、それを使って秘密裏に霊夢の大艦隊が建造されていた。チルノとは幻想高校時代の同級生であり、剣道部に所属していた。坂本竜馬に傾倒しているのか、土佐弁でしゃべる事がある。
宴会後、鳴りを潜めていたルーミアは、にとりがリグルの蟲によって危機に陥った際、再度姿を現す。敵か見方かはっきりとしないルーミアだが、結局はよくわからない霊夢を捨てて、にとりを助け出す。霊夢については、事を成すに拙速、人生の短い人間らしいエゴであると発言している。が、その後、霊夢が誰だったかを思い出せなくなるあたり、割とどうでもいいようだ。にとりにチューされた事もあり、今はチルノ側の妖怪のようである。
Ex化しているのかしていないのか、時折鋭い発言をする事がある。また、宇宙空間から地球上のリグルをピンポイントで狙撃するなど、超一級のスナイパーぶりを見せた事から、ゴルーミア、ルミア１３などと呼ばれている。一度ゴルゴ化するとしばらく顔が元に戻らないようだ。
ヤマメ・比那名居天子・永江衣玖
幻想郷の中華チェーン店バーメヤンで働いている。店長はヤマメである。ヤマメは店を開く前にシローと知り合いになっていたらしい。
天子と衣玖はアルバイトで来ているようだが、働かずに炒飯にかじりついている。天子が傘立てに置き忘れた緋想の剣は、チルノにパクられた挙句、霊夢に食べられてしまった。
光の三妖精
ネオ・ズーン構成員。
妖精大戦争でチルノに大敗した三人は、霊夢の目的に賛同しつつ、チルノへの復讐を果たすためネオ・ズーンに参加している。ネオ・ズーンでは先鋒隊を任される事が多いようだ。月との初戦では、月の先鋒隊の顔兎をスターサファイアが青龍偃月刀で一刀両断にしている。実力はなかなかのものである。その後、月都に潜入、依姫の暗殺を試みるも、圧倒的力量差によって失敗に終わる。だが、その時のルナチャイルドにすら現在のチルノは手こずるようだ。ルナチャ登場はうｐ主の一回休みフラグである(いいから休めよ)。
博麗シロー
ネオ・ズーン構成員No.0、発足当初からのメンバーである。
霊夢の従者にして、ネオ・ズーンのコック、その実態は、境界異変解決のプロフェッショナル、博麗神である。ネオ・ズーン発足時、従者を欲した霊夢によって召喚される。貧乏の設定故、高価な食べ物を口に出来ない霊夢のために、日々安い食材を用いたレシピを開発している。
当初、霊夢の単なる手下と思われていたシローだが、萃香を救出した際のスピードが通常のアヤカシの3倍以上だった事から、霊夢と同等レベルの実力者である事が露見する。
霊夢の心世界での魔理沙との会話によると、シローの故郷もまた幻想郷である。
ただし、本作の舞台となっている幻想郷とは異なり、雨が多く、治安の悪い、嫌な幻想郷のようだ。
そこでの霊夢は、病に伏せっており、異変を解決する事が出来ない。
そこで召喚されたのが、博麗神のシローである。
霊夢の代わりに異変を解決したシローだったが、その後、他の世界の霊夢達からも呼び出しを受け、
その都度、そこで発生している境界異変を解決する事になる。
彼の渡り歩いた幻想郷は、人心が荒んでおり、霊夢は病に伏せっている。
対照的に、本作での幻想郷では妖怪たちは優しく、霊夢も健康状態については良好である。
彼が見てきた幻想郷とは違い、この幻想郷は楽園である。
その為、シローは霊夢のジエンドプロジェクトには反対している。
しかし召喚された身分として、シローは霊夢に逆らうことができない。
逆に言えば、霊夢がシローのリミッターになっているため、シローの行動には霊夢の意図が反映している。
萃香を助け出した行動、地霊殿の居酒屋を訪れた事(滅びる前の世界の様子を見ておきたいという衝動)などは、
霊夢の意識の現われと言える。
宣戦布告の後、霊夢の心境に変化があったようで、シローの行動にも変化が現れて来ている。
境界異変の解決を望まない本作の霊夢が、異変解決のプロであるシローを呼び出した理由は不明である。
ただし、シローによれば、それは大した理由では無いようだ。
度重なるラッキースケベに嫉妬した(?)霊夢によって性別を変えられてしまい、現在は♀キャラである。
だが、霊夢と同一化したチルノによれば、霊夢はシローを殺したいほど憎んでいるようだ。
四季映姫とその周辺人物
四季映姫・ヤマザナドゥ
地獄の閻魔。
境界不全に真っ向から対抗できる能力、白黒はっきりつける程度の能力を持つ。理屈で言えば、映姫が霊夢と直接対決するのが理想的だが、霊夢の力の強大さ、地獄の財政難及び人員不足が理由で、万に一つも敗北が許されない映姫は切り札として温存されている。チルノや鬼など、霊夢に対抗しうる勢力を味方にする為、水面下で勢力争いを続けている。
駄菓子屋に小町を派遣するなど、チルノには早い段階で目をつけており、チルノが霊夢に敗北した際は、中有の道で待ち受け説得、
同時にチルノが霊夢に取り込まれるのを防いでいる。
霊夢の宣戦布告について、それが罪の意識からくる行動ではない事を指摘。
霊夢にとって世界の滅亡は救世の行為であり、そこまで罪悪感を感じてはいない、
霊夢がモラトリアムのように世界の破滅を遅らせているのは、
貫徹する意志の欠如、いわゆるクソガキであると断罪している。
なお、霊夢のこの行動は、機動戦士ガンダム 逆襲のシャアで、
ネオジオン軍のみが保持していた技術であるサイコフレームの情報を
シャアが地球連邦軍にリークしたくだりが元ネタと思われる。
その目的は、長年のライバルであるアムロとの対等な条件での決着だが、
地球を汚染させる事に恐れを感じ、自らの行いを止めさせようとする意図もあったようだ。
シャアが地球を破壊する事に恐れを感じたように、本作の霊夢も迷いや葛藤を抱いているのかもしれない。
参考 Wikipedia サイコフレーム
映姫はチルノとの会話において、自分が霊夢の凶行を招いた張本人であると発言している。
過去、映姫と霊夢の間に、何かがあったようだが、その内容は明らかにされていない。
ビッグ陰陽玉が真の姿をさらけ出す前に、全てが終わって欲しいと願う映姫だが…。
小野塚 小町
あの世の死神。
元々は映姫の直属だったようだが、現在は三途の河の船頭をやっている。詳しくは明らかにされていないが、過去に霊夢と戦闘になった事があり、仕留め損ねているようだ。その時、霊夢を倒してさえいれば今回の凶行は防げたはずだ、と小町は責任を感じているようである。その為か、本作の小町は割りと職務に忠実である。
駄菓子屋では、エンジェルンボディーを生かして正太郎を誘惑するも、チルノを監視、更には人の儚さを呟き、萃香が霊夢の元へ行くよう焚きつけている。
霊夢に見放された萃香に対して、らしからぬキツイ言葉で見限るよう説得しているのも
過去の任務失敗から来る自分への苛立ちのようにも見える。
有事の際は自分の元で働くよう映姫に諭される小町。今後の活躍と更なる脱線に期待したい。
命蓮寺
聖白蓮の率いる命蓮寺軍。
霊夢のジエンドプロジェクトに反対する幻想郷の対抗勢力である。
星の集める豊富な資金を元手に、霊夢への抵抗勢力を集結させている。
聖白蓮
命蓮寺軍の頭目。
他のキャラに比べてかなり早い段階、一年前の夏に予知能力が発現、世界の滅亡が見えるようになる。
それに合わせて妙な動きをするようになった霊夢を当初から警戒し、万が一の事態に備えて戦力を増強していた。
幻想郷の警察を自負しており、平和的な秩序の維持を目的としている。
霊夢が宣戦布告した際には、鬼を救うと同時に相手の戦力を測るため、村紗に開戦を指示。
戦力の把握は達成したものの、圧倒的な戦力差を前に敗北、鬼を救う事もできなかった。
その為、現在は募兵活動を実施、軍備の増強に努めている。
美鈴やルーミアが参戦するなど、着々と抵抗勢力を集結させつつある。
しかし、ビッグ陰陽玉に「現実の扉」以上の禍々しさを感じた聖は再調査を決意。
命蓮寺軍を星と村紗に任せ、単身、ビッグ陰陽玉に潜入を試みる。
命蓮造船所では溶接工をしており、気に入ったのか、常に溶接マスクをかぶっている。
村紗水蜜
キャプテン村紗。命蓮寺軍の大都督。
何百年と水軍都督をやっている(?)剛の者である。現場重視の現実主義者で、事あるごとに星と対立しているが星の資金調達能力には一目置いている。命蓮寺軍を率いてネオズーンの軍勢と一戦交えるも、圧倒的な戦力差により敗退する。敗戦の責任と戦力差に苛立ちを隠せない村紗だったが、慧音の挑発状に憤慨、即座に気持ちを切り替えているあたりは男前である。部下：小川(博麗軍を前に怯んだため村紗に首を刎ねられた)、谷、八並
寅丸星
命蓮寺軍の頭脳。
財宝が集まる程度の能力を駆使して、命蓮寺の厳しい財政から軍資金を生み出している。
理想主義者で、村紗とは度々対立しているようだ。
霊夢との初戦では、敵兵力の全容を確かめた後、村紗の帰還を待たず月に出発している。
その目的は月からネオズーンを倒せるだけの兵力を拝借する事だったが、依姫には自ら博麗軍を討つと断られてしまう。しかし資金の提供を受ける事には成功したようで、それによる軍備の増強が現在行われている。
依姫より引き抜きを打診されるなど、政治的な駆け引きに優れた能力を持っているようだ。
雲居一輪＆雲山
命蓮寺軍の忍者(?)。
先行部隊としてビッグ陰陽玉に潜入、霊夢の勢力の情報収集を行っていた。後先を考えず突入するにとりに乗じてビッグ陰陽玉の内部に潜入、敵勢力の把握に成功する。圧倒的な博麗軍を前にしてなおも戦おうとする村紗に撤退を進言したり、逸る村紗をなだめたりと、バランス感覚に優れているようだ。しかし、一輪は逃げ足が早く、雲山はでしゅましゅ口調なため、イマイチ頼り甲斐が無い。現在は幻想郷中に立て札を立て、募兵を行っている。
小傘・封獣ぬえ
命蓮寺軍構成員。
輝夜との繋がりが懸念される永遠亭を襲撃する。
小傘が永琳の賄賂で買収されたため荒事には至らなかったが、永遠亭の接収には成功したようだ。
ナズーリン
星の部下だが、現在は永琳の依頼を受けて紫を捜索している。
なぜか最近、体の発育が良いらしく、幻想郷の男達からエロい視線を向けられている。
その人気は高く、ネットオークションでは生衣服がかなりの高額で売買されている。
突然訪ねて来た永琳によって、能力の限界を突破させる薬、
エンドルフ・アーを無理やり注入されており、本来の能力を超えた探索能力を発揮している。
薬の効力は間もなく切れるようだが、今のところ、紫の発見には至っていない。
副作用を心配した永琳はナズーリンを呼び戻す事を考えているようだが…。
紅魔館
レミリア・スカーレット
パチュリー・ノーレッジ
小悪魔
紅 美鈴
八雲家
西行寺 幽々子
地底の住人
月人
その他
射命丸文
犬走椛
風見幽香
menbou・あたい宣伝部
jaja
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