東方風遊月とは架空デュエル、東方遊戯王シリーズの動画の一つ。制作者はエス氏。
概要
2016/6/4より投稿が開始された架空デュエル動画。
本作では主人公の東風谷早苗を中心に1年程前から決闘ルールがスペルカードルールからデュエルモンスターズに変更された中での少女達の生き様やゲームとの向き合い方を描く物語である。
作品の決闘の特徴として、決闘のルールにメイド妖精から一般人まで広く親しまれているスタンダード戦、そして大妖怪の権威を示す為のルールである、モンスターの攻撃やバーンによってリアルダメージが発生するフィール戦の2種類があるが、作中の大会、紅魔杯ではフィール戦が採用されている。所謂プチ闇のゲームだが、基本的にはほぼ死なず、また作中で誰かが死ぬ事はないとの事。
演出に派手さはないが文章が丁寧で読み易く、デュエルモンスターズが決闘ルールとなっている世界観、キャラクターの描写や掛け合いには力が入っている。決闘は基本的には短期決戦で1話でキッチリ終わる。話の本筋もぐだぐだにならずドンドン先に進んでいくので、純粋にストーリーを楽しみたい人に向いている作品。投稿ペースもかなり早い。
そして何より早苗さん(百合)がとても可愛い。早苗さんが好きで百合に抵抗がない人は見ておいて損はないと思われる。
2016/11をもって、ラスボスとの戦闘を終えて、2017/01にて完結となった。(その後は不定期で番外編などを投稿されている模様。)
登場人物
◆東風谷早苗
本作における主人公で常識に囚われない現人神。とはいえ根は真面目でデッキも割とスタンダードな物になっている。アドバイスをする際にガード・ブロックよりミラフォを勧めてくる辺り、案外リアリスト常識人なのかもしれない。幻想郷の決闘ルールが変わる前から外の世界でデュエルモンスターズをやり込んでいた事もあってスタンダード戦における実力は霊夢と並んで幻想郷内ではトップクラス。作中の大会である紅魔杯には神奈子と諏訪子の勧めで参加する事になった。
人間としては非常に高いフィールを持っているが流石に6ボス~EXボスクラスのデュエリストしかいない紅魔杯では見劣りするので結界等の小技を使って立ち回っている。霊夢が大好きでよくお腹を空かせた彼女の為にお供え物を持って行ったりする。
使用デッキは【SR】。切り札はクリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン。
◆博麗霊夢
本作におけるヒロインで楽園の素敵な巫女。サバサバした性格だが面倒見は良い。
異変の元凶であるコナミを倒す為に外の世界にいた頃からデュエルモンスターズに精通している早苗に師事している。紅魔杯には参加しておらず12話時点で正式なデュエルはまだ1回しか行われていないが、作中のキャラクターからは一貫して強者として認識されている。
妖怪であっても区別せずに接する生き方から彼女に対する妖怪や周りの人間からの人望は厚いが、そのせいで里の人間からは妖怪巫女として恐れられており、賽銭もお供え物もないのでいつも腹ペコである。食べる時は凄い音がする。恋愛事については早苗からの片思いだが、たぶん脈はある。
使用デッキはサイマジ入りの【ライトロード】。切り札は裁きの龍。
◆霧雨魔理沙
本作では早苗と霊夢の親友ポジション。デュエルの実力は早苗と霊夢に3回に1回は勝つ程の実力者であり、紫から紅魔杯参加者にも劣らないとまで言われているが、登場回である第2話で霊夢とこぁに省略デュエルで敗北してしまった。フィールもコナミ曰く人間にしては高いが、早苗と霊夢より数段劣るとの事。頑張れ魔理ちゃん。
デュエルモンスターズを始めた当初、霊夢に連戦連敗していたが、霊夢が早苗に師事している事を聞くと自分にも教えろとせがみ、今に至る。最初は紙束同然だったデッキも今は洗練されており、新しい戦術も積極的に取り入れている。一部の召喚口上がジャイアニズム。
使用デッキは【ブラック・マジシャン】。切り札もおそらくブラック・マジシャン。
◆こぁ
本作における準主人公。元々は主人公予定だったらしい。パチュリーが大図書館を管理させる為の新しい使い魔として彼女を召喚した所、何故か大怪我していた上に記憶も失っており、その事もあって紅魔館に厄介になる事になった。ちなみに彼女は小悪魔の姿をしているが中身は別人である。
実力者揃いの紅魔杯の中でもトップクラスのフィールを持っており、落とし穴を中心とした罠による妨害と希望皇ホープの進化体による一転攻勢の戦術を得意としている。
使用デッキは【蟲惑魔ホープ】。切り札はCNo.39希望皇ホープレイV(?)。
以下ネタバレ(反転)
正体は夢月。コナミとフィール戦をしていた彼女は大きなダメージを負っている所をパチュリーに召喚された。姉の幻月もデュエリストであり凄まじいシスコン。幽香とは旧知の仲であり元親友。ただし今は喧嘩別れしている。
◆風見幽香
強大な妖力を持つ恐ろしい妖怪である。恐ろしい妖怪である。大事な事なので2度(ry。こぁと同じく実力者揃いの紅魔杯の中でもトップクラスのフィールを持っている。
普段は笑顔が素敵な淑女だが怒らせると怖い。そして何故か彼女と戦う者は、早苗を始めとして全力で地雷を踏みに行く。こぁに至っては回想の段階で既に地雷を踏み抜いている。ヤバイって。1話で早苗とデュエルしており、早苗のライフとリアルライフをギリギリまで追い詰めた辺り、相当の実力者である事は間違いない。
使用デッキは【アロマージ】。切り札はアロマージ-ベルガモット。
◆コナミ
ご存じデュエルマシーンのコナミ君。そして本作におけるラスボスである。絶望しかない。
異変の元凶であり幻想郷の決闘ルールがデュエルモンスターズになっているのは彼の仕業である。ラスボスという位置付けになっている彼だが特に何か企んでいるという訳ではなさそうで、ある意味純粋なデュエル脳、もといデュエリストである。
イリアステルから奪ったと思われる歴史を修正する能力を持っており、リアルファイトで倒す事は不可能。むしろ能力を使わなくても勝てる見込みはほぼないかもしれない。デュエルの実力はおそらく作中トップであると思われる。何人がかりでかかってきても構わないとの事。
使用デッキは【聖刻アーティファクト】。切り札はアルティマヤ・ツィオルキン。
以下ネタバレ
故郷である5D’sシンクロ次元で彼は遊星とゾーンを倒してシンクロ次元の破滅を確定させているらしい。アクセルシンクロを身に着けている彼は能力を使わずとも光速を超えるスピードで動く事ができる。ひたすらデュエルを求める彼を止める事ができる者は果たしているのだろうか。
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関連項目
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