松岡健一単語

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松岡健一（まつおか けんいち、1982年6月7日-）とは、熊本県出身の元プロ野球選手（投手）である。2019年から東京ヤクルトスワローズのコーチを務める。

愛称は「マツケン」。

概要

東海大二高校、九州東海大学を経て、広島東洋カープとの争奪戦の末2004年のドラフト自由枠でヤクルトスワローズに入団。ドラフトの同期には田中浩康がいる。

2005年（1年目）から一軍キャンプスタートとなるが、投球練習中に古田敦也に要求されたフォークを「調子が悪いから」と拒否して「練習で投げずにいつ投げる！」と怒鳴られる。その後故障や制球難で2006年（2年目）まではほぼ二軍暮らしとなる。

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2007年、11試合に先発して4勝2敗の成績を挙げるが、援護運に恵まれまくってのことで、防御率は5.69だった。8月21日神宮球場の阪神タイガース戦では、7-0で勝っていたにも関わらず桧山進次郎に代打満塁本塁打を浴びて4回途中6失点KO、試合も大逆転負けとなり二軍落ち。これがこのシーズン最後の登板になった。桧山の選手寿命を伸ばす立役者になると同時にやくせんは大荒れになったが、この経験が翌年の覚醒に繋がったのかもしれない。

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2008年は先発要員としてスタートしたがチーム事情でリリーフに回ると、短いイニングを全力でいく方が得意なタイプだったらしく、先発のときとは別人のような力強い投球を見せるようになり、そのままセットアッパーに定着。押本健彦、林昌勇と勝利の方程式「MOL」を形勢し、65試合で5勝3敗29ホールド、防御率1.39という成績を挙げ、飛躍の年となった。

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2009年は夏場まで防御率2点台と健闘していたが、8月末頃から調子を落とし、読売ジャイアンツ戦でのドームの天井を直撃するタイムリーなどもあってか出れば打たれる状態に陥り二軍落ち。2点台だった防御率が一気に4点台後半まで悪化、最終的に52試合6勝4敗17ホールド、防御率4.72に終わった。

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2010年は復活し、増渕竜義、林昌勇と勝利の方程式を組む。チームの最多登板記録を更新する73試合に登板、3勝4敗3セーブ34ホールド、防御率2.64を挙げ後半戦の快進撃を支えた。

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2011年は5月に一時戦線離脱もあり、トニー・バーネットや久古健太郎の台頭で押本健彦とともに便利屋的な起用が多かったが、久古・バーネットが離脱した9月には連投連投でリリーフ陣を支えた。63試合に登板し、2勝2敗23ホールド、防御率2.86。

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2012年は開幕直後に右足内もも痛で長期離脱。復帰は10月になり、7試合の登板に終わった。

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2013年は開幕から不調ですぐ抹消されたあと、チーム事情もあり4月末になんと2007年以来6年ぶりの先発登板。白星も挙げたが、5月からはまた中継ぎに戻る。その後はチーム事情で先発と中継ぎを行ったり来たりしたが、シーズンを通して調子は戻らなかった。結局34試合登板（先発7試合）で3勝3敗、防御率5.73に終わった。

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2014年は先発として開幕を迎えたが、途中で中継ぎに戻った。前年同様ピリッとせず、防御率5.12に終わった。

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2016年は中継ぎとして5年ぶりに50試合以上に登板した。

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2017年は37試合に留まった。

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2018年を以て現役を引退した。

引退後

2018年10月30日にヤクルトの二軍投手コーチを務めることが発表された。

プレースタイル

直球の最速は152km/h、変化球はスライダー、カットボール、カーブ、フォーク、シュートを投げていた。

投球の間合いが非常に長く、森福允彦とともによくネタにされた。

成績

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2005年	ﾔｸﾙﾄ	4	4	0	0	1	2	0	0	.333	23.2	3	12	10	10	3.80
2006年		1	0	0	0	0	0	0	0	.---	1.0	0	0	0	0	0.00
2007年		11	10	0	0	4	2	0	0	.667	49.0	9	35	32	31	5.69
2008年		65	0	0	0	5	3	0	29	.625	71.1	17	54	12	11	1.39
2009年		52	0	0	0	6	4	0	17	.600	55.1	14	53	30	29	4.72
2010年		73	0	0	0	3	4	3	34	.429	71.2	11	69	29	21	2.64
2011年		63	0	0	0	2	2	0	23	.500	63.0	12	43	23	20	2.86
2012年		7	0	0	0	0	0	0	2	.---	6.1	2	5	0	0	0.00
2013年		34	7	1	1	3	3	0	0	.500	66.0	26	64	48	42	5.73
2014年		39	2	0	0	3	3	0	6	.500	51.0	20	35	32	29	5.12
2015年		38	0	0	0	0	1	1	4	.---	36.2	15	31	14	14	3.44
2016年		53	0	0	0	1	0	0	4	1.000	55.1	31	39	25	23	3.74
2017年		37	0	0	0	0	1	0	8	.000	33.1	11	28	13	13	3.51
2018年		140	0	0	0	1	0	0	0	1.000	14.2	9	14	11	8	4.91
NPB：14年		491	23	1	1	32	25	4	127	.561	598.1	180	482	279	251	3.78

関連動画

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関連コミュニティ

関連項目

• プロ野球選手一覧
• 2004年度新人選手選択会議
• 東京ヤクルトスワローズ
• 押本健彦
• 林昌勇