柳田理科雄とは、作家である。
「柳田理科雄」が本名であり、ペンネームではない(後述)。
概要
「空想科学読本」や、その他の空想シリーズで名が知られる作家である。
この空想シリーズとは、フィクション(特撮・SFなど)の技術考証が正しいか、もし現実で起こすとしたらどうなるかを科学的に検証する、という点から立脚した作品で、「実際にやったら、どうなるんだろう? という興味を抑え切れない」という理想の元に書かれている。
しかし作品やその原作などをあまり読まない性質が災いし、文章としては分かりやすく読めるものの、技術的な観点や原作との比較において不整合な点や自身の持論のみで展開する点、単なる勘違いなどの問題点が多々見受けられ、「現実らしくない作品を現実的に解釈しているのに現実らしくない」という指摘がなされている。
尤も、本人も手法の不十分さや知識不足は認識しているようで、作中において「(編集者の意向もあって)少々強引であっても面白い結論を出すことを大事にして書いたつもりである。」と語っている。
つまり「理論武装」よりも「読んで面白いかどうか」を重視した描き方をしており、「こんなのありえない」というよりも「バカバカしいけどありえる」というスタンスである、と言えるだろう。まさに「サイエンスフィクション」である。
そのためか、作中で自身の知識不足を自己指摘したり、読者などから指摘された問題を後の版で修整することもある。一例として、「体躯に比して重すぎる」ゴジラの体重についての表題は
- 宝島社版 「生まれた瞬間、即死する」
- メディアファクトリー版 「ゴジラの赤ちゃんは、さぞかし快適だろう」
と変更されている。
後に「と学会」会長であった山本弘が、こうした問題や不勉強な点をクローズアップした「こんなにヘンだぞ!空想科学読本」という本を上梓している。こちらはその性質上、難しい公式や比喩などが頻出している上、「原作」からの本格的な引用が多いため(例えば「ブレードランナー」においては映画版だけでなく原作の「『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」からも引用)、空想科学読本よりも門外漢には分かりづらく、「と学会」本のような売上げは出せなかったようだ。
付記すると、ニコニコ動画上での氏の活動は現在のところ見られていない。
経歴
母親は種子島で方言研究家として活動しており、父親は鹿児島県南種子町の元町長である。
1961年、鹿児島県種子島にて生まれる。この際に父親の「これからは科学の時代だ」という考えから「理科雄」と名付けられた。
中学校の時には水泳部に、鹿児島県立鶴丸高等学校に在籍した頃には奉仕活動クラブ、応援団に所属し応援団長も務めていた。その後同高校を卒業し、京都大学を受験するも不合格。 浪人生活を経て東京大学理科Ⅰ類に入学するが、中退。
大学中退後は塾の講師をしていたが生活が苦しく、数千円の関数電卓が買えなかったほどの耐乏生活であったようだ。その際に、「家計の足しになれば」と空想科学読本を執筆、上梓した。
1996年からしばらくは塾の講師・経営と執筆業を兼務していたが、2001年2月からは執筆業に専念するようになる。現在では明治大学において非常勤講師として教鞭を振るっている。
2005年にはニッポン放送で「福田沙紀と柳田理科雄のラジオ空想科学読本」のメインパーソナリティを勤めた他、漫画の原作者として活動したり、テレビ出演といったことを経験している。
断り書き(執筆者向け)
以上の内容の一部において、旧リビジョンにおいて氏が執筆した著作の中から引用されている文も存在する。
内容が冗長になり読みにくいと判断したため独断で出典元を削除したが、より詳細を知りたければぜひ著作を手にとって見ることをお勧めする。
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リビジョン番号: 1342741
読み:ヤナギタリカオ
初版作成日: 10/06/04 23:39 ◆ 最終更新日: 11/11/06 10:14
編集内容についての説明/コメント: お絵カキコ追加
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