栗とは、ブナ科の木の名、またその実のことである。→クリ
また以下のことを表す。
人名
栗は、日本の姓である。
漢字として
栗
- Unicode
- U+6817
- JIS X 0213
- 1-23-10
- 部首
- 木部
- 画数
- 10画
- 意味
- 〔説文解字〕の本字は㮚で〔説文・巻七〕に「木なり」とある。〔爾雅・釈木〕に「柏、椈なり」とある。
- 字形
- 全体でクリの木の象形。〔説文〕は木+𠧪の会意とし「木に從ひ、其の實、下垂す。故えに𠧪に從ふ」とある。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合、リツ(漢音)、2.の場合、レツ(漢音)。訓読みは、くり。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。1981年に人名用漢字に採用された。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 栗を声符とする漢字には、傈、凓、慄、瑮などがある。
- 語彙
- 栗階・栗子・栗主・栗鼠・栗栗・栗烈
異体字
- 㮚は、〔説文〕の本字。
- 𣡼は、〔康煕字典〕に〔説文〕の古文とある字。三𠧪に従う。
- 𣡷は、〔説文〕に「古文の㮚、西に從ひ二𠧪に從ふ」とある古文。また徐巡の説として「木、西方に至りて戰㮚す」と、西に従う説明を紹介している。
- 𡨓は、〔竜龕手鑑〕に「音栗、古文」とある異体字。
- 𣗴は、〔字彙補〕に「㮚と同じ」とある異体字。
- 慄の簡体字でもある。
関連項目
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