械とは、枷、からくりという意味の漢字である
漢字として
- 意味
- 木でできた手足の枷、からくり、道具、武器。
- 〔説文解字・巻六〕に「桎梏なり」「一に曰く、器の緫名なり。一に曰く持するなり。一に曰く盛有るを械と爲し、盛無きを器と爲す」と4つの意味を載せる。最後の「盛有る」の盛とは皿形の、物を容れるところのこと。
- 器と械とを対比する文は、他の書物にも見られる。たとえば〔周礼・司書〕の〔疏〕に「器、禮樂の器なり。械、弓矢戈殳矛戟を謂ふなり」とあり、〔史記・始皇紀〕の〔正義〕には「内成を器と曰ふ。甲冑兜䥐なり。外成を械と曰ふ。戈矛殳弓戟の屬なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は戒。
- 音訓
- 音読みはカイ(漢音、呉音)、訓読みは、かせ、からくり。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 械闘
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