権現坂昇(ごんげんざか のぼる)とは、『遊☆戯☆王アーク・ファイブ』の登場人物である。
CVは大林洋平。
概要
リーゼント・学ラン・下駄が特徴的な大男で、榊遊矢・柊柚子の友人。
「遊勝塾」に属する彼らや他の塾生たちと共にいることが多いが、彼自身は遊勝塾の塾生ではなく、「不動のデュエル」を信条とする「権現坂道場」の跡取りである。
「けしからん!」「男、権現坂~」が口癖になっているように、言葉遣いはやや古風で、非常に暑苦しい性格をしている。だが、見た目に反して仲間思いで涙もろい。幼少期から父・榊遊勝に絡んであらぬバッシングを浴びていた遊矢を身を張って庇っていたが、物語開始当初は笑うことで辛い現実から逃げていた遊矢に対し厳しく接していた。だが、遊矢がその現実に向かい合う覚悟をしたことでその心意気を認め、現在は遊矢のデュエルの特訓に徹夜で付き合うなど関係は良好。遊矢に闇討ちの嫌疑がかけられた際は、(それを実際に行った遊矢そっくりのユートを見ているとはいえ)柚子ですら半信半疑になる中、彼は遊矢の無実を信じて疑わなかった。一方の遊矢も、遊勝塾の存亡がかかった三本戦、且つ後がない場面で「お前になら任せられる」と言うなど、絶大な信頼を置いている。部外者なんだけどね。
「不動のデュエル」を体現したデッキとして、守備表示を基本に攻防一体のデュエルを行う「超重武者」デッキを用いる。魔法・罠カードが墓地にあると発動できない効果を持つモンスターが多いため、デッキはモンスターカードのみで構成されたいわゆる【フルモン】である。アクションデュエルにおいても、「不動」の如くどっしりと構えたままその場に佇み、魔法・罠カードに分類されるアクションカードも使うことはない。
LDSシンクロコースのエリート・刀堂刃を相手に、アクションカードなしで引き分けに持ち込むなど、実力は十分に高い。さらにこの縁で、頭を下げて刃にシンクロ召喚を教わったようで(たとえ敵であっても必要とあれば礼を尽くして教えを乞うのは当然の事らしい)、ジュニアユース選手権の出場資格をかけた遊矢とのデュエルでシンクロ召喚を披露、遊矢やその仲間達はもちろん、道場の現・師範である自らの父をも驚かせた。
遊矢に対する友人としての接し方や、自分のデッキへの信条を貫き通している事、中途半端な結果に満足せず極限まで自分を追い込んで上へ進もうとする向上心の高さ、遊矢が豹変した際には即座にその違和感に気づく、乱入ペナルティがあろうと迷いなく助けに入るなど、中学生とは思えない程人間ができており、視聴者の間では男気溢れるキャラとして人気になっている。そのため、視聴者の間では彼が出てきたり活躍する度に「株が上がった」「いつ株が下がるのか」などと評されることもある。
ストーリーがシンクロ次元編に移行されてからは、遊矢達ランサーズ内で唯一シンクロ召喚をメインに使うキャラということもあり、今後の活躍が期待されていた。デュエルする度に新規のカードを使い、今のところ全てOCG化されているため、超重武者を愛用するOCGプレイヤー達からも高い期待が向けられていた頃もあったが…。
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