横浜市立金沢動物園とは、横浜市金沢区にある動物園である。ちなみに、石川県金沢市には動物園がないため、「金沢動物園」といえば基本的にこの動物園を指す。
概要
金沢自然公園内の敷地にある動物園で、金沢自然公園自体は無料で入ることができる。この動物園ならではの特徴としては、基本的に哺乳類は草食動物のみなのであるが、その草食動物のラインナップが貴重な動物が多いということである。規模があまり大きくない動物園ではあるが、コアラ、ベアードバク、シロイワヤギ、アラビアオリックス、オカピ、ガウル、スーチョワンバラールなど、日本国内での飼育数が少ない動物や、飼育されている動物園が少ない動物たちが多く展示・飼育されている。特に、ベアードバクやシロイワヤギ、ガウルは日本国内ではこの動物園でのみしか飼育されていない。まさに草食動物に特化した動物園というわけである。また、ニホンカモシカやタンチョウなど、日本に生息する動物たちの展示・飼育も行われている。
横浜市内には他にも、比較的最近に完成した大きな動物園である「よこはま動物園ズーラシア」と、小規模ながらしっかりとした動物園で入園料が無料の「野毛山動物園」がある。どれも個性豊かでそれぞれに良いところがあるため、どれかに入園者が極端に偏ることはあまりない。
園内には自動販売機があるだけでレストランなどはないが、隣接する植物区エリアにある「ののはな館」(入場無料)には売店やレストランなどがある。動物園内への食べ物の持ち込みや再入場は可能なので、こちらで昼食を摂ったり休憩したりするのも良い。また、植物区エリアには事前予約が必要だがバーベキュー広場がある。
園内は坂が多いが、その分崖を作りやすいため、シロイワヤギの展示場は見所の一つである。しかし、暑さに弱いため、夏場は屋内展示場にいる。崖の展示場での活発な動きを見ることができるのは寒いときのみである。
展示・飼育されている動物たち(家畜類を除く)
- アオダイショウ
- アオバネワライカワセミ
- アラビアオリックス (日本で飼育されている個体の大半がいる)
- インドサイ
- インドゾウ
- オオカンガルー (ウォークスルー方式を採用しており、柵越しではなく手の届くような近さで観ることができる)
- オオツノヒツジ
- オカピ
- カピバラ
- ガウル (日本ではここのみ)
- キリン
- コアラ
- シロイワヤギ (日本ではここのみ)
- シロテナガザル
- スーチョワンバラール (金沢動物園を除けば3園でのみ)
- タンチョウ
- ニホンカモシカ
- ヒガシクロサイ
- ベアードバク (日本ではここのみで展示されている)
- ホンシュウジカ
- ミヤコタナゴ
- モモイロペリカン
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交通アクセス
京浜急行線「金沢文庫駅」下車
西口1番バス乗り場より、「野村住宅センター」行きのバスに乗車し、「夏山坂上」にて下車。そこから動物園入口まで徒歩6分。土日祝日のみ、「金沢動物園」行きのバスが発車する。
JR「洋光台」、京浜急行線「京急富岡駅」下車
京急バス「金沢文庫駅」行きに乗車し、「市民の森入口」にて下車。正面駐車場からシャトルバスに乗車。
(「市民の森入口」で下車すると金沢自然公園内には行くことができるが、動物園入口とは反対方向になる)
関連項目
公式サイト
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/kanazawa/ 金沢動物園公式サイト
https://yokohamagrill.com/kanazawa/park/ 金沢自然公園バーベキュー広場
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